ひるブラ「“裏”めぐり!織物の町〜山梨・富士吉田市下吉田〜」 2014.09.29

生字幕放送でお伝えします
きょうの僕おしゃれだと思いませんか。
その理由はこのジャケットの裏地。
どうですか。
そして、私はこのネクタイ。
これも裏が、ほら。
おしゃれなんです。
やっぱり、見えないところにこだわってこそおしゃれですよね。
そして、こちらの傘。
開いてみると、見てください。
花柄になっているんですよ。
水彩画みたいですてきですよね。
この裏地、すべて富士吉田周辺で作られたものなんですよ。
MEGUMIさん、どうですか?すてきですよね。
すごい鮮やかですてきです。
大人になると、裏地がすてきっていうのがすごいポイント高いですよね。
さりげないおしゃれがやっぱりたまらないですよね。
傘もすてきです。
富士吉田は古くから織物の町なんですよ。
特に美しい裏地を得意としててこういう、スーツの袖国内シェアナンバーワンなんですよ。
チャンピオン。
織物なのにヒョウガラとか今どきの柄っていうかそういうものも作られているんですね。
その秘密後ほどご紹介しますけどね。
表もたくさん作ってるんですけどやっぱり、高級、すばらしい裏地を作る富士吉田。
その裏地の町の、裏の魅力をきょう、ご紹介したいと思います。
どんな町がご紹介します。
富士吉田市は富士山の北側のふもとにあります。
気候が厳しいことから農業の副業としてこの織物産業が発展してきました。
古くは平安時代から織られていたという記録が残っています。
今も市内にはこうした染色の工場や機織りなど300軒近い織物関係の工場があるんです。
富士吉田で織られる裏地の特徴は細い糸を使って高密度に織り上げることなんですよ。
そのため、非常に繊細な模様が表現できるんです。
数々の有名海外ブランドからも高く評価されてて注文はひっきりなしなんですよ。
私たち、ちょっと表通りから裏のほうに入ってきましたが織物の一番の肝となります細い糸。
その裏側をご紹介したいと思います。
その糸の生産の裏側をお見せします。
こちらになります。
見てください。
一見、普通のお宅なんですけど中に秘密があります。
楽しみですね。
ようこそいらっしゃいました。
こちらに秘密があるんですよね。
こちら、開けてみます。
じゃーん!工場になってるんですよ。
こんな大きい立派な工場が。
ここが糸を作る工場なんですけどこの辺りでは大体、家族でこうした工場を営んでいるところが多くて家の一角に工場や作業場があるところが多いんですね。
ここは今、機械もフル稼働していますがこれ、2本の糸を束ねて1本にするという作業を行っています。
ちょっと、非常に高速回転なんで分からないんですが下のほうのボビンを見ますとこれ、すごい勢いで高速回転してます。
1分間に大体100回以上回転してまして糸をねじりながら糸の強度を高めているんですね。
それも糸が非常に細いからこうした作業しないといけないんですが。
どれだけ細いのかMEGUMIさんこちらで見ていただきたいと思います。
MEGUMIさんこちらになってますよ。
すごい細いですよね。
これ、より合わせる前の元の糸です。
大体0.1ミリぐらい。
髪の毛ぐらいの細さですね。
それを強度をつけていかないといけないとなると…。
これは、本当に細いのでMEGUMIさん、これ軽く触っただけで引っ張っただけで切れるんです。
繊維、出てます。
本当に軽く引っ張っただけでこうやって切れちゃうんです。
工場の皆さんも機械にセットするときにちょっとしたことで切れちゃうので非常に気を遣うそうなんですね。
だから細かい美しい柄が表現できるっていうことですね。
そのとおりです。
ただ、やっぱり1本だと細くて弱いので大変なんですけども2本にすると変わるんですね。
それが、こちら。
2本、より合わせたもの。
束になってるんですけど細さはそんな変わんないんですけど引っ張っても全然切れないんです。
そんなに違うんだ。
1本と2本では。
強くなるんですね。
糸の強度が大きく変わるんです。
しかも、光沢感がすごいシルクのようでなんかいいですよね。
丁寧な作り方です、本当に。
この糸が繊細な織物を織り成していくんですね。
糸を作っている工場の渡邊さんに伺ってみます。
こんにちは。
ようこそいらっしゃいました。
やっぱり糸があってこそなんですかね。
そうなんですね。
なかなか織物関係といいますと染めているところとかそれから織っているところというのが注目をされましてメディアの皆さんも放送していただけるんですけど私たちのような繊維業界で申しますと川上の仕事っていうのはなかなか紹介されないということできょうは、こうして来ていただいてありがとうございます。
織物産業の裏側のところですから渡邊さん、きょう気合い入ってます。
このジャケットもそうですかね?もしかすると私どもで加工させていただいた縦糸が使われているのかもしれません。
僕は渡邊さんに包まれているってことですよね。
この繊維というのは絹に一番近いという繊維にされていまして。
非常に高級な糸がこの美しい生地に生まれ変わるんですね。
渡邊さん作業中すいません。
MEGUMIさんこの細い糸でできた生地。
すばらしいものがありますから堪能していただきたいと思います。
MEGUMIさん見てください。
さまざまなデザインの生地。
これ、全部裏地に使われるものです。
淡い色ですてきです。
この生地の魅力をさらに紹介すると例えば、こちらなんですけど見てください。
何色に見えますか。
グリーンですかね。
玉虫色っていうかね。
グリーンなんですよ。
角度を変えると…。
あ!すごい!パープル!
パープルになりましたよね。
次、戻しますよ。
グリーン!すごい!なんで?パープル!
すごくないですか。
マジックみたいで。
どういうことかといいますとこれね、紫の縦糸と緑の横糸で色の違う糸を編み込んでいまして非常にこの細い糸をうまく色が変わるようにバランスを見ながら緻密に織り込んでいくことでこんなことができるんですね。
これも糸が細いからこその技術なんです。
こちらちょっと見ていただきたいんですけど。
これスーツとかの裏地にもなるものなんですね。
続いて、これ傘の裏地なんですけど。
こちら刺しゅうのような柄が入ってるんですけど、この生地刺しゅうではないんですよ。
プリントでもないんです。
全部、織ってあるんです。
こんな細かく表現できるの…。
これ、糸を先に色、染めたものをどの色の糸がどこに出るかというのを計算しつくした上で織り込んでいるのでこんな繊細なことができるんです。
先に染めた細い糸を使って織ることでこういう生地が厚くせずにこんなふうにこまやかな表現ができるんです。
すごいですよね。
本当にきれいです。
驚きました、この技術は。
MEGUMIさん細い糸を作る技術があってそれを織り上げる技術があってこそのこの裏地の町として発展してきたということが分かりますよね。
世界に誇る技術じゃないですか、これは。
まさにそうです。
この富士吉田の織物産業最も盛んだったのは昭和20年代から40年代でしてそのころは町もかなりにぎわいました。
ちょっと当時の様子ご覧いただきたいと思います。
これが昭和26年ころの町の様子です。
当時は3000近い織物工場がこの町にひしめき合っていました。
このころはまだ戦後で生地も不足していましたので織れば織るほど売れたといわれています。
非常に上質な織物を作るということで全国から労働者そして、織物の商人がこの町に押し寄せていたんですね。
渡邊さんどうもありがとうございました。
そして、当時のにぎわいが残る場所が今もこの町、残ってるんですよね。
それが、裏通りです。
そこには裏グルメがたくさんあるんです。
紹介していきますよ。
全国から人が集まりましたのでこういう入り組んだ路地できましてたくさんお店が並んだんですね。
結構、雰囲気もあるんですよ。
当時から、営業を続けている一軒。
こちらになります。
何屋さんでしょう。
創業は昭和17年。
ふだんは午後5時からの営業なんですけども特別に開けていただきました。
入ってみましょう。
織物の労働者を支えたスタミナ裏グルメです。
まず目に飛び込んでくるのがこの大きな鍋です。
どうですか。
何…何…ごはん?
これね、70年近くご夫婦で守り続けてきた自慢の味なんですね。
これが労働者を支えたスタミナメニューですよ。
もつ煮込みみたいな?
そうなんですよ。
これ、馬のもつ煮です。
串に刺さったもつ煮なんですよ。
これ、全部で300本もあるんですよ。
おいしそうですよね。
MEGUMIさん食べたいですか?
食べたいですよ。
この番組全然、食べれないんだもん。
じゃあ、僕が食べますねその代わり。
そうなりますよね、やっぱり。
やわらかいのをまず…。
おすすめで。
これはなんですか?
これはねシロというところで、大腸。
一番おいしいとこです。
いただきます。
おいしい!味がすごいしみこんでいておいしいですよ。
これ、みそですかね?
みそと砂糖なんです。
その味が絶妙に出ててすごいおいしいです。
煮込んだあとに一晩、寝かせてるんでしみこんでるんですよ。
しかも脂が甘いですね。
脂は軽いんですね。
すごい、さっぱりしてて。
牛とか豚より本当にさっぱりしてますね。
あと、食感もちょっとこりこりしてるんですよ。
ちょっと硬いんですよ。
MEGUMIさんお酒、好きですか?
お酒、好きですね。
最高ですね。
ビールとそれとか。
最高ですよ。
日本酒とかに合うんですよ。
しかも、これごはんにも合うということで地元の方、おかずとして買っていく方も多いそうなんですね。
いろんな部位がありますよね。
小腸とか大腸とかあと肺とかもあります。
ご主人は何が一番…?
私は、こっちはちょっと味が違うんですよね。
まず白いのを食べてもらってこれから、こういう味のものがあると。
これをまた好きな人はこればっかり食べるんですよ。
これ、全部、馬の?
全部、馬です。
一品だけ牛の第3胃袋のセンマイというのをいろいろして彩りとして、使ってあります。
センマイはよく聞きますけどね。
これ、全部馬でして。
山梨はもともと、馬刺しとか馬肉を食べる文化があるんですけどこの富士吉田の辺りは労働者の皆さん、スタミナがつくこの馬のもつ煮込み、人気でこの辺りはかなり広まって今は町のお肉屋さんでも馬肉扱ってるんですよね。
当時、たくさんの人が買いに来たんですか?
昔はうちの鍋が負けるようなでかい鍋持ってきて入れるだけ入れてくの。
それで、買って持っていく。
それを機屋さんですから女性の従業員の方々にあげてまたパワーを出してもらって馬力を出してもらってね。
うまいですね!これはげんきになりますね。
あっさりしてるから女性にもあいますね。
ものすごく軽くて女性の美容にもいいということで美容にいいのが…ちょっと癖がありますけど。
これは、どこの?
これは馬の肺なんです。
脂身が全然ないんです。
ふわふわしてるんです。
食感がふわふわ。
なんか、初めて食べました。
でも、すごいおいしいですね。
これは煮るのが一番おいしいんですよ。
しかも、かむとすごい汁が出てくる。
なんか癖がありそうな感じしますけどそういうのは何もないんでしょう。
全然ないんですよ。
すごいさっぱりしてておいしいですね。
昔から、この町を裏で支える味ということなんですね。
皆さん、これ食べてもらって熱を出してもらうように。
馬力を出して。
本当、元気になりました。
おいしかった。
めちゃめちゃおいしかったです。
まだまだあるんですよ。
MEGUMIさん裏通りの裏グルメまだとっておき、このあと裏中の裏がありますから。
通っぽい感じでいいですね。
裏路地とかでごはん食べる感じとか。
出てきた、この通りが西裏通りといいましてこの繁華街のメインストリートになるんですがその向こうに見えますかね。
シルエット。
富士山ですね。
ちょっと建物の影にもなってますけど高いところの映像でご覧ください。
きれいですよね。
このふもとの町でして私たちのところは建物が密集している路地裏ですので全景は見えないんですが。
ちなみにMEGUMIさんきょう、裏をテーマにお送りしてますけどこの富士山に関してはですね山梨県側からするとこっちが表なんですね。
そういう私たちの町の富士山っていう…。
静岡の方とはよく論争になりますけど。
どっちも表じゃないですか。
そんな裏話はさておきねちょっと見ていただきたいのがとっておきの裏グルメ。
お待たせしました。
労働者を支えた味だったんですけど全国から織物の商人の方がいらっしゃいましていろんな味がまとめられたんですね。
人気のお店がこちらなんですけど。
昭和30年創業という歴史ある和菓子屋さんです。
おいしそう。
おだんごとかいいですね昔ながらのディスプレーも。
でも、この店にも裏の魅力があるんです。
裏の魅力ですよ。
すごいお店がにぎわっています。
ちょっとMEGUMIさんに見ていただきたいのがメニュー見てください。
どうですか、ちょっと気になりませんか。
スイーツ…あんみつ、ところてん…。
ちょっと右のほうにいくと。
焼きそばとか、ごはんも…。
冷やし中華麺類も!おすしも?
こういうカレーライスから天ぷら…。
和洋中なんでもござれでございます。
実は、おなかをすかせた織物商人全国から来ますよね。
あれも食べたいんだけどこれも食べたいんだけどって。
要望に応えてるうちにメニューがなんでもありになっちゃったんですね。
もともとこれらは裏メニューとして提供されてるんですよ。
それが本格的に皆様に愛されてメニューになっちゃったんですね。
表に出ているメニューは31品。
これまで作った裏メニューはなんと100種類以上なんですよ。
これでも、まだ一部で200ぐらいあるという話なんです。
リクエストに応えてっていうことですよね。
クリスマスケーキ誕生日ケーキ、いろいろ…。
和菓子屋さんですからね。
なんでもあるんですよ。
本当に皆さん忙しい方たちの胃袋を支えたというかね。
寄り添ってる感じですよね。
きょうは特別にその裏メニューの中でも最も人気のあるメニューを作っていただいています。
そのとっておきの裏メニューっていうのは地元の郷土食の裏バージョンというものなんです。
表のほうは、こちらです。
こっちが表のほうのメニューです。
これ、吉田のうどんです。
ご存じですか?
スープが少ない…。
太いね、麺も。
かなり硬くて太い麺なんです。
これが特徴なんですよ。
もともと機織りするのは女性だったんですがその女性のために男性が力強く打って作ったということで、硬くて太い麺になったんですね。
こうやって振るとコシがすごいですよ。
市内60軒以上共同食としてあるんですがこの裏バージョンなかったメニューをサービス精神で作っちゃいました。
出来上がりました。
こちら、焼きうどんになっています。
地元からすればびっくりメニューです。
早速、食べていいですか。
いただきます。
おいしいです。
まず、ごまの香りがすっごいきいてて普通のうどんよりコシがあるんですね。
かみ応えがあってなんか、元気になりますすごく、食べてて。
エネルギーになりそうね。
働こうっていう。
こめかみで味わうといわれています、この麺は。
お母さんに聞いてみましょう。
200種類もメニュー作ってすごいですね。
やっぱり、お客さんの数もここ、繁華街だったので多かったのでいろんな方がみえたのでその方たちの要望に応えたいと思いましてね。
なんでもいうこときいたっていう感じなんですよ。
サービス精神旺盛だったものですから。
そんなわけで、種類がだんだん増えちゃって。
お客さんへの愛情を感じますよね。
それが町のにぎわい。
裏で支えたわけなんですね。
ただ、裏メニューですから常連になってから頼んでくださいね。
MEGUMIさんどうでした?
本当に織物もすごいすばらしいし2014/09/29(月) 12:22〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「“裏”めぐり!織物の町〜山梨・富士吉田市下吉田〜」[字]

山梨県富士吉田市・下吉田は戦後一大織物産地として栄えた。いま裏地織りの技術が注目!ファッションやインテリアで人気だ。かつてのにぎわいが伺えるおしゃれな店も登場!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】夕輝壽太,【コメンテーター】MEGUMI,【司会】廣瀬雄大 〜山梨・富士吉田市下吉田から中継〜
出演者
【ゲスト】夕輝壽太,【コメンテーター】MEGUMI,【司会】廣瀬雄大

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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