秋の行楽シーズン到来。
今年はどこに行こうかと思っている方今夜は必見です!一流シェフが作りだす絶品料理。
その魅力とこだわりを徹底取材。
といってもレストランではありません。
今回ご紹介するのは近年脚光を浴びるフランスから日本にオーベルジュが広がっておよそ30年。
今やそのスタイルもさまざま。
今宵は『ソロモン流』が今最も注目される人気店を総力特集。
この秋行きたい宿を教えます。
まずは絶品パエリアに1人60品というフルコースが大評判。
古きよき温泉街現実離れした雄大な景色と独創的スペイン料理は食通たちの間でも大きな話題に。
一方こちらは富山県の田園地帯。
何もないのに日本中から宿泊客を集めるオーベルジュが…。
今や全国有数の人気店を作ったのはなんと農家のおじさん!?自分の家を取り壊し50歳から夢に懸けた人生最大の大勝負。
富山の食材をふんだんに使用したフレンチのフルコースも評判ですが最大の売りは自らが育て毎日カマドで炊くコシヒカリ。
田植えから茶碗に入るまですべてに農家の思いが詰まっています。
彼らはなぜオーベルジュにこだわったのか?どうしてこの場所を選んだのか?そこには彼らが追い求める究極のおもてなしがありました。
時代を切り開く賢者の鍵を回せば人生の謎が解き明かされるだろう。
進むべき輝く未来へ。
こだわりを極めた料理を堪能しあとはそのまま眠りにつく。
これこそが最高の贅沢と言っていいと思うんですが今宵はそれぞれの特色を生かして話題となっている2軒のオーベルジュが登場。
大人のハートをギュッと掴んだ最高のおもてなしをたっぷりとご紹介したいと思います。
それでは始めましょう。
賢人の生き方には明日のヒントがきっとあります。
特急踊り子号で弘法大師が開いたという伝説も残る修善寺温泉は伊豆半島で最も歴史ある湯。
そんな人気温泉街を見下ろす丘の上に日本で初めてというちょっと変わったオーベルジュがあります。
近くに行ってみると…。
そこはまるで何かとんでもないこだわりがあるようなないような。
と…庭の向こうに人影が。
耳を澄ませていると何やらつぶやきが聞こえてきました。
建物同様ちょっと変わった雰囲気のこの方こそそれにしてもこの建物何をモチーフに?やはり並々ならぬこだわり。
そうここはシェフがこだわりぬいて作ったと評判の中もすごそうです。
いったいどうなってるんでしょう?じゃあ2階になりますんで。
螺旋階段の先にあったのは…。
うわ〜すごいですね。
オーベルジュといえばフランス料理ですがこちらで出すのはお部屋はシモンズのベッドなど高級家具を設えゆっくりと過ごせる快適性を追求。
もちろん修善寺ならではの温泉もあり宿としても一級品です。
しかし最大の目玉はやはりこれ!シェフも自信満々の料理。
いったい何を作っているんでしょう?とここで取り出したのが…。
カニ味噌で作っていたのはベースとなるスープ。
これを使って仕上げるのがスペイン風ピラフパエリア。
3種のエビを楽しめるシェフ渾身のパエリアは宿泊者が最後に味わうブランチで提供。
駿河湾の海の幸をこれでもかというほど凝縮した逸品。
これを食べたいがために宿泊する人もいるのだとか。
ひと口食べればこの表情。
濃厚すごい。
そんなお客さんたちの様子を厨房の片隅から見つめていたのはシェフ。
結構自信満々のように見えますが本人いわく意外と気にする性格なんだとか。
そんな谷田部シェフの大ファンにはこのお二人も。
食材が。
そうこちらの最大の魅力はやはりディナー。
なんとその数13皿60品目。
実は使う食材は200種類以上。
それだけの品数を作るからには仕込みも大変。
毎朝6時誰よりも早く厨房に現れる谷田部シェフ。
黙々と朝から力仕事。
こねているのはパン生地でしょうか?続いて作っているのは実はこれウォッカにレモンを浸したこんなものまで作っちゃうんですね。
その好奇心はこんなところにも。
こちらはわかります?これ。
ローリエは肉の臭みをとるために使います。
サラダに使う野菜だけでもこんなに。
もともとは東京・恵比寿で大繁盛していたスペイン料理店フェリス。
それを閉めてまでオーベルジュを開いたのは自分の料理を心行くまで食べてほしかったから。
しかしなぜ修善寺だったのでしょう?そんな思いで家族で移住してきたのが8年前。
伊豆の食材は予想以上の品質と豊富さでした。
この日もディナー用の食材を求めて自ら買い出しへ。
まずやってきたのは鮮魚店。
お目当てはこちら。
高級魚金目鯛。
伊豆では新鮮なうえ築地の半分のお値段で購入できるんだそうです。
続いて訪れたのは…。
お〜。
今出てる鶏?そうです。
あ〜でも…いい顔してますよねやっぱり。
わさびの葉を食べて育つ伊豆特産の天城軍鶏。
わさびの抗菌作用が肉の臭みをとり引き締めるのだそうです。
ちょっと…結構…。
ですよね。
更に立ち寄ったのは農産物直売所?これこれ。
ちょうど…サンプルがあった。
(スタッフ)うわすごい。
中がピンク色ですね。
そう。
さあ食材は揃いました。
13皿60品という超豪華フルコース!このあとたっぷりご堪能あれ!日本初スペイン料理のオーベルジュフェリス。
60品にもおよぶ豪華フルコースがいよいよ始まります。
いらっしゃいませ。
こんばんは。
いらっしゃいませ。
谷田部シェフは仕込みから1人で行うこだわりぶり。
買い出しから帰ってまず手をつけたのはあの金目鯛。
ひと口大にした切り身はオーブン焼きに。
どうやら金目鯛はしっとりと食べてもらう気のようです。
と思ったら…。
今度はダシで別の切り身をボイル。
更に…。
また別の切り身はフライパンで皮をカリカリに焼き上げます。
完成したのは一つのお皿でカリカリふわふわしっとりと…3回楽しめる金目鯛。
ほうれん草のソースでいただきます。
ねえそう。
おもしろい。
続いては先ほどのドラゴンレッド。
あのピンクのジャガイモはゆでるとこんな紫色に。
そしてフェリス名物といわれるひと皿を彩るのです。
ではこちら右側から失礼いたします。
すご〜い。
はい失礼いたします。
誰もが思わず声を上げてしまう菜園風サラダ。
実に60種類以上の野菜が使われています。
それはもう芸術作品。
焼き上がったのは朝に仕込んでいたパン。
実はこれメロンパン。
生ハムと組み合わせます。
なんともかわいい生ハムメロンパン。
こちらは桃とトマトのガスパチョ。
クロダイはシラスと桜エビをのせて。
もう次々料理が出てきます。
そしてようやくメーンのお肉料理へ。
こちらはオーブンでじっくり焼いた天城軍鶏。
仕上げは野菜のブイヨンとレモンで煮込みます。
実は肉も1つじゃない。
こちらは更にオーブンで40分ほど焼いた静岡牛の頬肉。
これをスペイン産のワインでトロトロに。
いろいろな料理を少しずつ食べたい。
そんなわがままを実現してくれるフルコースです。
全部で完食した感想は。
ありがとうございました。
豪華ディナーを満喫したらそのまま眠りに。
それがオーベルジュの醍醐味。
そしてシェフもやっとひと息と思いきや…。
入っちゃうの?超散らかってますよ。
お疲れさまでした。
お疲れさまでした。
自宅は車で15分。
でも帰らないことも多いそうです。
寝ても覚めても料理。
この日もシェフは早朝から仕込みをしていました。
いつか作りたいと思い続けていたなんかこれだけでそして伊豆で採れたクレソンをふんだんに使って。
そこにやってきたのは…。
どうもおじゃまいたします。
船越でございます。
今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
外から拝見するとね美術館のようでしたけれどもほんとにこの中へおじゃましてもおしゃれなギャラリーに訪れたようなそんな感じがしますね。
ありがとうございます。
うわぁすごいですね。
一大パノラマになるんですね。
もう伊豆といいますか田方郡っていうんですかね一望でございますね。
そのとおりです。
あっ。
大変お待たせいたしました。
スペインバレンシア地方の郷土料理コストラを谷田部流にアレンジしたまさに最上級のパエリア。
表面を覆ったメレンゲ状の卵の下には自然薯やキノコなど伊豆の食材が詰まっています。
いただきます。
メレンゲとこのパエリアの相性ってのは実にいい。
ふわっふわですもんね。
また楽しい食感になってますよね。
何種類もの伊豆の野菜が入ってますので。
かなり皆さんお昼過ぎブランチを食べた宿泊客をお見送り。
するとすぐ次の宿泊者のための準備へ。
オーベルジュの1日はほんと息つく暇もありません。
あら。
それでも辞められない理由…。
これぞ料理人冥利に尽きる瞬間。
そしておいしい笑顔がまた見たくなるのです。
このあとは何にもない場所にあるオーベルジュ?売りは極上フレンチとご飯?豊かな自然に抱かれた富山県南砺市。
こんな牧歌的な田園風景の中に今なんて信じられます?富山空港から車で走ること1時間。
そこは引き返して近くの人に聞いてみることに。
すみません。
はい。
あっこんにちは。
こんにちは。
あのええ。
探して見つからなくて。
薪の音?有名って…。
あっそうなんですか。
沖縄と北海道以外の人はよく…。
おじいさんについていくと…。
これが本当に今話題のオーベルジュでしょうか?普通のお家にしか見えません。
あっでも確かに薪の音って書いてあります。
こんにちは。
こんにちは。
いらっしゃいませ。
薪の音の館主の山本です。
よろしくお願いいたします。
はいよろしくお願いいたします。
格好からして結構こんな格好してますけどええ。
畑と田んぼを所有し日々農作業にも励んでいます。
山から流れ込むミネラル分豊富な清流と昼夜の寒暖差が激しい夏の気候はおいしいお米を作る条件にぴったり。
あまり知られていませんが富山も特産品はでもなぜ農家をやりながらオーベルジュを?そんな一念で作ったのがしかし観光地でもなく周囲に何もないこの宿にお客さんはなぜやってくるのでしょうか。
今やではその人気の秘密見せてもらいましょう。
はいどうぞ。
どうぞどうぞ。
ああすごい。
お〜。
玄関からご主人は農家のイメージと言いますが内部は和と洋を取り入れたモダンな造り。
そうです。
1日3組限定の超少人数制のお宿。
どの部屋からもどこか懐かしい里山の風景を眺めることができます。
お風呂は全室についていて湯船からの風景も格別。
これもご主人のこだわりです。
初めて訪れたお客さんの印象は…。
うわぁすごい。
何かもうほんと。
こちらのご夫婦は到着するなりまるで我が家のようにくつろいでいました。
そうここはオーベルジュ。
食事こそが最大の売り。
野菜は基本的に自家栽培。
この日のお勧めはナス。
この野菜たちが驚くべき料理に変貌。
このあとは多くのリピーターを呼ぶ里山フレンチのフルコース。
でもその締めくくりは…。
里山のオーベルジュ薪の音では宿泊客が味わうディナーメニューをランチで堪能することもできます。
準備に取りかかるスタッフの中にはオーナー山本さんの娘愛さんと奥さんのあき代さんの姿も。
さあいよいよ里山フレンチの始まりです。
まずご主人が収穫していたあの野菜たち。
いったいどんな料理になったかというとなんとおいしさ丸ごとテリーヌに。
お待たせいたしました失礼します。
すごい。
こちら南砺の野菜の盛り合わせでございまして手前は野菜のテリーヌとオリーブのペーストでございます。
清涼感溢れる夏野菜のひと皿。
テリーヌの中身はナスとパプリカとトマト。
それをズッキーニで巻くという手のかけよう。
黒いオリーブのペーストとの相性も絶妙です。
はい。
あのその優しそうなシェフが鵜野宏嘉さん。
金沢の有名フランス料理店で活躍していたところ山本さんに腕を見込まれて薪の音へ。
地元の食材をフレンチに見事に活かしています。
自家製の梅干しは丁寧に種を取ったらアボカドと一緒にミキサーへ。
梅干しの酸味がまろやかになり最高のハーモニーを奏でるのだとか。
続いて用意したのは江戸時代からの富山名産コシの強さが特徴の先ほどの梅干しとアボカドの和え物と絡めました。
更に富山産のそのまま食べてもおいしそうですがこれをひと口サイズに切ってトマトスープの上にのせます。
いかがですかこの美しさ。
梅と和えた素麺の上には甘エビ。
そしてこんがり焼いた鮎の歯ごたえがたまらないガスパチョ。
フレンチの形にとらわれない自由闊達な創作料理は鵜野シェフの真骨頂。
素材のよさを最大限に引き出します。
そしていよいよメーン料理。
使用するのはまるで牛肉のような赤身が印象的ななんとポーク。
柿の皮を食べて育った地元のブランド豚です。
表面に焼き目を入れたあとオーブンで全体に火を通したら薄切りに。
ナスと小松菜の上に盛りつけて完成。
ソースはごぼうと黒トリュフの2種類を用意。
一度食べたらやみつきになるほどの味わいだとか。
デザートを含めしかしこれで終わりではありません。
絶品コースを締めくくるのはご主人が毎日カマドで炊くご飯。
今パチッて言いましたけれどもこれがどういうんですかねなんかこう妙に心地よい薪の音とともに。
炊き始めて10分。
チリチリチリという音が。
この音もお聞きください。
ご主人こだわりのご飯さあ今日の出来は?おこげもおいしそうです。
失礼します。
ありがとう。
そうなんです。
これが薪の音流のシメ。
こちらのおばあちゃんも食が進んでいるようで。
え〜!お若い!ねぇ若いでしょ。
私らといつも一緒だから。
いつも一緒に。
今お聞きして。
ありがとうございます。
たくさんいただいた。
ありがとうございますほんとに。
食べやすかったね。
ありがとうございます。
このアットホームさも人気の理由です。
賢人山本誠一さん。
もともとは町役場に勤務。
地元をもっと盛り上げたいとしかし湧き上がってきたある思いが。
その思いに駆られた賢人はこれには家族もびっくりしたようで…。
え〜っ!?です。
それはもうたぶん母も一緒だと思うんですけど急だったので。
そして奥さんも…。
その不安は的中し2004年のオープン当初お客さんはほとんど来ませんでした。
そんな状況でもなんとか耐え続けてきた理由は?軌道に乗り出したのはオープンから5年後。
何もないところにすてきな宿があると口コミで広がったのです。
すると噂を聞きつけた雑誌社が次々と取材に訪れ小さな宿は全国区へ。
オープンから10年。
田園風景同様宿のスタイルは変わりません。
夜は真っ暗ですね。
そうですそうです。
希望者があればこんなサービスも。
5月宿泊客を田植えに招待。
このときばかりは昔ながらの田植えを指南します。
こうした旅の思い出作りもオーベルジュの仕事だと賢人は考えているのです。
そして今月ついに待ちに待ったときが。
実りの秋。
ちなみに希望者がいれば収穫も体験できるとか。
富山は今がいちばんおいしい季節です。
お客さんの新米の評価はいかに?9月下旬。
おいしいご飯が最大の売りのオーベルジュ薪の音は待ちに待った新米の収穫期を迎えました。
さあこの新米早くお客さんにと思ったら賢人がやってきたのは今年いちばん遅く田植えした田んぼ。
そこで新米のおにぎりをパクッ!もちろんこのあとはお客さんのために。
今年とれた新米がこの日初めて朝の食卓に並びました。
ご飯を引き立たせる名わき役たちとともにもうツヤッツヤです。
おいしそう。
ご主人もお客さんの反応が気になる様子。
さあいかがでしょうか?このあとおかわり。
なんと…。
何杯目ですか?はいお待たせしました。
はいどうぞ。
更にこちらの女性まで。
半分くらい。
半分くらい。
はいかしこまりました。
これが山本さんの目指したオーベルジュ。
9年間で463人の賢人が登場した『ソロモン流』。
その生き方にはたくさんの気づきや学びがありました。
これまでこの番組を愛し応援してくださった皆様本当にありがとうございました。
それではまたいつの日か『ソロモン流』で輝きをはなつのは果たして。
2014/09/28(日) 22:09〜23:03
テレビ大阪1
ソロモン流[終]【オーベルジュスペシャル】[字]
大人の旅の楽しみ方として人気を集める、レストランと宿が一体となった【オーベルジュ】。数あるオーベルジュの中から、いま、話題の2軒をご紹介。
詳細情報
番組内容
東京から近い温泉街・修善寺で絶景を眺めながら食事ができる『オーベルジュ フェリス』。オーベルジュ主流のフランス料理ではなくスペイン料理を頂けるのが特徴。名物のパエリアはオーナーシェフの拘りの一品。
合掌造りで有名な五箇山にほど近い富山南砺市にある、里山のオーベルジュ『薪の音』。1日3組限定。少人数だからこそできる、里山ならではのおもてなし。公務員を辞め、50歳でこの宿を開業した、そのきっかけとは?
出演者
【案内人】
船越英一郎
【ナレーション】
魚住りえ
ソロモン流とは
様々なジャンルで強烈なこだわりを持ち輝きを放つ、今、最も注目される旬の人物の仕事や生活に密着。その個性的なライフスタイルや人生哲学を紹介する人間ドキュメンタリー。
音楽
【エンディング曲】
「GRACELAND〜ソロモン流のテーマ」
溝口肇
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/solomon/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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