(最終回)奇跡の地球物語 宇宙から見た地球〜宇宙飛行士;野口聡一が見た地球の真の姿〜 2014.09.28

(雷鳴)地上では雷鳴がとどろき天空を引き裂くような雷も…。
宇宙から眺めればまるでフラッシュのような瞬きに過ぎない。
猛威を振るう台風は…壮大な雲の渦。
神秘の光を放つオーロラは…まるで地球を覆う緑のじゅうたん。
美しいですよ。
一度目にするともう目を離せないという事。
見つめてしまうような…。
国際宇宙ステーションで日本人として初めて船外活動を行った宇宙飛行士野口聡一が見た地球の感動的な姿とは…。
こんにちは。
初めまして富田と申します。
どうも野口です。
筑波宇宙センターにようこそ。
ありがとうございます。
今日は野口さんがその目で肉眼で見た本当の地球の姿をぜひ私に教えてください。
はいじっくりお話しましょう。
野口さんが自ら撮影した興味深い地球の姿。
宇宙から見た地球は不思議に満ち溢れている。
今夜は宇宙から見た地球の真実に迫ります。
茨城県つくば市にある直径およそ10メートルの巨大な地球模型の前で野口さんに伺った。
国際宇宙ステーションから眺めた地球。
初めて見た野口さんの印象は…。
地球はすごく眩しいんです。
であと立体的なんです。
その…雲であり川であり海であり山でありっていうのがその…。
もちろん離れてるんだけどもまさに手を伸ばせばそのごつごつがわかるぐらい立体的に見えるんですよね。
私たちが普段見慣れた光景も宇宙の上からでは全く違う表情を見せる。
(雷鳴)雷鳴をとどろかせ夜空を走る稲妻。
天空を切り裂くような雷を宇宙から眺めると…。
今ちょうど光ってますね。
ああいう感じでパパパパ…っとフラッシュみたいに見えるのが雷雲なんです。
(野口さん)だから自然のフラッシュっていうんですかね。
最初はこれ紛争地帯かと思うんですよね。
なんかバンバンバンと爆発してる…。
でもこれは雷なんですね。
地上から見ると天空全体を照らすような雷も宇宙から見ればまるでフラッシュの瞬きのように見える。
さらによく見ると雷の不思議な姿が見えてくる。
雲の中だけでフラッシュしてる事もあるし上から見るとね下に行ってるのか上に行ってるのかわからないんですけど…。
撮り方によっては雲の中からそれよりも高い雲に向かって稲妻が上がっていったり下に落ちてたりっていうのが見えてたり…。
下だけではなく上にも行くしっていう…。
(野口さん)中でもありますね。
雲の中同士でもあります。
(雷鳴)地上に落ちる雷はごく一部。
多くは雲の中で放電し中には下から上に上がる稲妻もある。
宇宙から眺めるとそんな雷の真実も見えてくる。
地上に暴風雨をもたらす台風やハリケーン。
猛威を振るうその姿を宇宙から眺めると…。
これが2011年9月日本列島を襲った台風12号だ。
宇宙から見ると…。
(富田)今見えてるのが…。
ちょうど今見えてきましたけどこれこう反時計回りに渦が巻いてるのわかりません?はいわかります。
巨大な雲の渦巻き。
これが台風の正体だ。
壮大な渦の中心に私たちがよく耳にする「台風の目」が見えてくる。
真ん中に台風の目。
これがですね本当に白い渦巻きの中心がぽっかり空いてるんですよ。
でちょうど真ん中空いてますよね?
(野口さん)そうすると台風に覆われてるとこって見えないんですけど台風の目のところがちょうど今真上にくると下の景色って普通に晴れてるんですよね。
もう本当に何千キロもある巨大台風も時々あるんですけど…。
今ちょうど見えてますね。
台風のこう渦巻きの中心はきれいに晴れてて下でこう太陽に照らされた街並みが見えるっていうのが…。
地上の暴風雨の中では感じる事の出来ない宇宙から眺めた自然のダイナミズム。
この台風の場合直径500キロ以上東京から大阪まで覆いつくすほど巨大だ。
北極や南極など極地の夜空を彩る神秘的な光オーロラ。
地上から眺めると夜空に揺らめくカーテンのように見えるのだが…。
宇宙から見るとその姿は一変する。
宇宙から見たオーロラ。
それはまるで地球を覆う緑のじゅうたん。
そして地上からは滅多に見えないオーロラの緑の姿がある。
緑の輝きの少し上をよく見てほしい。
富田さんよく見て頂くと色がちょっと変わってませんか?下のほうは緑ですけど上のほうって黄色とか赤っぽく見えるじゃないですか。
赤です。
(野口さん)ですよね。
(富田)それも結構強い赤…。
そうなんですおっしゃるとおり結構上のほうまで赤が広がってるものなんだなっていうのがわかります。
この赤いっていう部分に関しては宇宙からでないと見れない色って事?おそらくそうですね。
地表近くでは圧倒的に緑が強いという事だと思います。
(富田)多分下のほうの緑がメーンでっていう…。
ですけど我々から見ると赤のイメージっていうのがすごく強いですね。
オーロラは大気の層によってその色を変える。
地上およそ200キロまでは緑色だがそこからおよそ500キロの高さまでは酸素原子の割合が多いため赤く光る。
地上では滅多に見られないオーロラの姿。
まさに宇宙ステーションからの絶景だ。
世界16か国が共同で運営するそこで活動する事は特別な訓練を受けた宇宙飛行士だけに許される貴重な体験。
宇宙空間で野口さんの研究活動を支えた貴重な道具がある。
実は今日富田さんにサプライズでお見せしたいものがあるんです。
えっ何ですか?
(野口さん)宇宙に行った時に…。
手袋を特別に今日持ってきたんです。
これ私がまさに宇宙に持っていったやつなんですけど。
宇宙空間を体験した手袋っていう事ですか?
(野口さん)そうなんです。
入りますか?どうですか?これは細かい作業は非常につらい…。
なんでしょう?乱切りは出来ますけどキャベツの千切りは出来ないぞっていう…。
でもこの状態でネジを回したりケーブルを繋いだりっていうのをしないといけないんですよ。
(富田)あっこの指先で?
(野口さん)この指先で。
船外の温度は日が当たっている部分はおよそ150度。
逆に日陰はマイナス150度近くになる。
宇宙空間の過酷な環境の中では人体を守るために断熱性の高い特殊なグローブが使用される。
人類の科学の進歩に貢献するため数々の任務をこなす宇宙飛行士だが地球を観測するという重要なミッションもある。
野口さんも研究活動のかたわら様々な地球の姿を撮影してきた。
その貴重な画像の数々。
野口さんお気に入りの1枚。
地中海に浮かぶある島だが何かに似ていないだろうか?何回か撮ってるとだんだん気がつく形っていうのがあるんです。
猫猫ちゃん。
キャットアイランドとか勝手に言ってたんですけどこれは多分イタリアの辺りだったかな。
まるで猫のような形のこの島はイタリアナポリに近い広さおよそ3.7平方キロメートルの漁業が盛んな小さな島。
猫だけではない。
この半島も何か動物のように見える。
これは犬の鼻の形顔の形。
(富田)はい顔の形。
多分アフリカ…。
南アフリカ共和国辺りだったような気がするんですけど。
(富田)これはグランドキャニオン面白いですね。
なんかごつごつ…。
(野口さん)ごつごつした感じ。
これを見るとやっぱり山っていうのが地球の背骨だっていうのがよくわかりますよね。
人間の体に例えると骨にあたるのが山で血にあたるのが水というか海であり雲であり川であり。
地球そのものがまさに生物であるっていうのがよくわかる1枚かなと思いますね。
宇宙から眺めると全く印象の違う風景もある。
例えばこの鮮やかな模様。
皆さんよくご存じの場所…。
砂漠だ。
砂漠の中にこんな模様が…。
(野口さん)これはですね…。
あっパックマン。
(野口さん)パックマンに見えますよね。
円形農園ってあって…。
砂漠で灌漑するために丸い形で作ってるんですけど。
砂漠の中に作られた円形農場。
地下からくみ上げた水をスプリンクラーで効率よくまくため小麦などを丸く植えている。
直径およそ800メートル。
地形により一部かけているものがまるでパックマンのように見える。
たくさん並ぶとこんな模様に。
野口さんには宇宙ステーションに見えたという。
続いてご覧頂くのはこちら。
日本が誇る世界遺産おわかりだろうか?
(石丸)《桐谷君は「猫好き」だ》
(桐谷)ネコ?ネコネコネコ!ニャニャニャニャニャニャ?ニャ!《しゃべれるのか!?》かわいいですよね?ああ…。
この表情かわいい!これも!あと何枚あるのかな?1,000枚くらいです。
《えっ…》どれが一番かわいいですか?《どれってどれも同じじゃないか!》《はっ!》全部…かわいいよ。
ふふふふ。
じゃあ全部プリントしますね。
スマホの写真をカンタンプリント
かわいいですよね?かわいいです…。
(能年)あっ失礼します。
なんかかっこいい。
(シャッター音)ああ速い。
タッチ。
(シャッター音)
自分の思ったところにピントが合ってなんか面白いです
(シャッター音)すげー。
おおー!うさぎが…。
あっまつ毛。
EOSM2
まつ毛がある。
(石丸)《桐谷君は「猫好き」だ》
(桐谷)ネコ?ネコネコネコ!ニャニャニャニャニャニャ?ニャ!《しゃべれるのか!?》かわいいですよね?ああ…。
この表情かわいい!これも!あと何枚あるのかな?1,000枚くらいです。
《えっ…》どれが一番かわいいですか?《どれってどれも同じじゃないか!》《はっ!》全部…かわいいよ。
ふふふふ。
じゃあ全部プリントしますね。
スマホの写真をカンタンプリント
かわいいですよね?かわいいです…。
画面左上に見えるのが日本が誇る世界遺産。
わかりますか?その答えは…。
標高3776メートル。
世界に誇る日本の名峰富士山。
雄大な裾野が広がり地上では堂々たる姿を見せているが宇宙から見ると全く印象が変わる。
地上から見るのと違って可愛らしさも…。
そうですね。
(富田)こんな言い方したらなんですけど。
ポコッっとなんかこうフジツボ?って…。
おっしゃるとおり。
今ちょうど出てるのがフジツボっぽい写真ですけども。
(富田)これはすごく印象的でした。
これは雲海の中のね富士山なのでまさにフジツボ状態なんですけども…。
シュッと真ん中にあって上がギザギザっぽくて真ん中に火口があるっていうので…。
日本が世界に誇る富士山も空から見ればご覧のとおり。
かわいらしい存在に見える。
ただし山は高いからといってすぐわかるわけではない。
富士山はなんとエベレストよりも見つけやすいという。
富士山…見つけやすいんですよ。
なぜかっていうと裾野がすごく広いのでその真ん中に円錐型っていうかね上が白くて…。
かなり離れたところからでも見つけられます。
これヒマラヤの辺りなんですけどここだともうエベレストは見つけられないですね。
もう周りが全部高いので。
そう意味で富士山の場合には本当によく見えますね。
富士山。
その美しさは宇宙から見ても特別な存在だ。
富士山は見つけやすいが日本列島そのものはどうだろう?例えばこの映像。
どこかわかりますか?四国から近畿中部地方辺りを眺めた姿だ。
(野口さん)なんとなく上に北海道があって本州四国九州ってあるじゃないですか。
宇宙からだとその順番に見えないんですよ。
どの方向からくるかわからないので。
頭にある日本列島の地図があるじゃないですか。
あれがこう逆さまに見えちゃう感じで…。
私たちは普通日本列島を北海道が上九州を下にイメージするので逆さまに見ると意外なほどわからなくなる。
これどっちが上かってわかんないじゃないですか。
(富田)すでに日本かどうかも私にはわかりません。
日本かどうかすらもわからない…。
でもこのあとうまくクルッと回してもらえるといいんですけど上下が逆になるとなんとなく北海道の…。
(富田)あっこうですこうです。
今ちょっと小さくなりましたけど。
(野口さん)そうそうそう。
そうしてみるとなんとなく青森の辺りとかね知床半島とかってわかるんですけども…。
逆さまになっただけでわからなくなる日本列島。
ただし太陽が沈むとはっきり見えるようになる。
(野口さん)夜の日本列島はすぐ見つけられます。
あの日本列島の形のまま。
今これ東京の夜景ですけどもなんとなく山手線のターミナルがわかりますね。
あとは左斜め上に上がってるのは中央線ですけど真っすぐ線路が伸びてる感じとかですね。
本当に駅の数数えてあそこが中野駅だみたいな感じでわかるくらいの感じで都市の生活活動の様子っていうのがまさにくっきりと見えてきますね。
宇宙から眺める地球の姿。
このあと世界の夜景をご覧頂きます。

(妻夫木)なぜわかったんですか?…影?
(シャッター音)
(シャッター音)
EOS70D
昼間とは打って変わった街の表情。
世界各地で人気の夜景を宇宙から眺めるとどう見えるのだろう?夜のヨーロッパ。
イベリア半島をスペインから東北へ進む。
フランスの向こうにイギリスが。
特にロンドンの辺りが光輝いている。
点在する都市の明かりが美しい模様を描く。
(野口さん)昼間は地球そのものの姿。
自然の姿が見えて夜は人間の活動の様子がわかる。
なぜかっていうと都市が光で照らされてるからですね。
人間が住んでる場所っていうのが街の光の量でわかります。
大都市に沿って光の線が見えてるって感じで。
今これちょうどヨーロッパイタリアの辺りですかね。
よく見るとよく言う長靴のつま先で蹴られてるシチリア島とかね。
人々の営みが輝く点となり昼間とは違う姿を見せる。
夜の地球は人間の文明が描く光のオブジェ。
一方昼間の地球が見せるのは命の輝き。
こうやって色々な景色美しい景色を見て地球が生きてるっていうのを実感するとその中で生かされてる私たちもちょっと誇らしい気持ちになります。
(野口さん)本当にこの地球のなんていうか輝きというかね…。
水の星としての魅力であり生命力ありっていうのは他を見渡しても同じような星ってないんですよ。
地球しか見えなくて…。
僕たち宇宙飛行士も色んな科学技術もとっても大事ですし日本のために働くっていうのもあるけれども地球の一員として奇跡の地球の一員として色々な国の子供たちに夢を与えていくというか…。
国際貢献として果たしていく役割っていうのがこれから強くなっていくんじゃないかなと思ってます。
46億年の歴史の中で命を育んだ奇跡の星地球。
その輝きが失われないようこの美しい星を守りたい。
2014/09/28(日) 18:30〜18:56
ABCテレビ1
[終]奇跡の地球物語 宇宙から見た地球〜宇宙飛行士;野口聡一が見た地球の真の姿〜[字]

地上では天空を引き裂くような雷も、宇宙から見るとまるでフラッシュのような瞬きに見えるという。宇宙から見た地球の姿とは?今夜は宇宙飛行士が見た地球の姿に迫ります。

詳細情報
◇番組内容
天空を引き裂く雷、猛威を振るう台風、神秘の光を放つオーロラ…地上からは見慣れた地球の姿も、宇宙から見ると不思議に満ち溢れ、感動的な姿をしていると言う。宇宙飛行士・野口聡一が、宇宙(そら)から見た地球の真の姿を語る!最終回となる今回は、宇宙から見た地球の真の姿に迫ります。
◇番組内容2
古代のミステリーから日常のふとした疑問まで、人間を取り巻くあらゆる物事を最先端科学で紐解いていく…。明日誰かに話したくなる、新しい発見がいっぱいの番組です。
◇出演者
【ナレーター】山寺宏一
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
バラエティ – その他
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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