サキどり↑「これはイイぞ!おむつ最新事情」 2014.09.28

今日の「サキどり」はおむつに注目!といっても子ども用ではなくて…超高齢社会となり成長を続けているビッグマーケット。
その市場規模は1,600億円。
利用者は300万人に上ります。
技術も日進月歩。
高機能で快適な製品が次々に開発されています。
今日はおむつの最新事情をたっぷりご紹介します。
レディースエンドジェントルマンウエルカムトゥーザ…まずご紹介するのはこちらです。
脱臭効果抜群の大人用紙おむつ。
その秘密は吸収シートに配合されたお茶の葉っぱなんですね。
天然由来の素材で抗菌効果もあると言われています。
続いては男性用のおむつパットです。
その特徴なんといっても後ろがありません。
寝たきりの男性の陰嚢かぶれを防ぐふんどしタイプのインナーです。
改めまして…。
(2人)おはようございます。
しかし大人用のおむつものすごい種類があるんですね。
紹介した以外でもさまざまなタイプがあってざっと数えただけで…そんなにあるんですか?はい。
超高齢社会となって今や大人用の紙おむつ年間51億枚も使用されているんですね。
大変なマーケットですねこれは。
世界でも最高水準と言われる日本の高機能おむつその最前線を取材しました。
「サキどり」がやって来たのは業界ナンバーワンの売り上げを誇る大手製造メーカー。
迎えてくれたのは開発責任者の…戸田さんたちが最近世に送り出したのがこちら従来の3倍のスピードで尿を吸収するというのです。
早速その実力を見せてもらいました。
驚きの吸収力の秘密それはおむつの表面にある一定な厚みを持たせたデコボコ。
繊維と繊維の間に尿に含まれる不純物をとどめる事で驚きの吸収スピードを実現しました。
実は健康な成人に比べ濁っている高齢者の尿。
というのも寝て過ごす時間が多くなると残尿になってしまいやすく膀胱の中に菌が繁殖してさまざまな不純物が生成されるというのです。
そこで不純物をからめ捕る工夫を施し高齢者の尿をうまく吸収するようにしました。
続いて訪ねたのは東京・豊島区にあるメーカー。
会議の合間に対応してくれたのは…おむつの開発でこだわっているのは?そうユーザーのお悩みといえば…原因は尿によっておむつの中がアルカリ性になっている事。
しかも雑菌も多く蒸れるためこのようなかぶれになってしまうんです。
どうすればアルカリ性になるのを抑える事ができるか?そこで田中さんたちが注目したのが…レモンの果実酸でアルカリ性を中和できないかと考えたのです。
早速試作品で実験してみると…。
尿を再現した液体を入れ黄色に変化すれば中和された証拠なんですが新しく開発された素材は黄色に変化。
気になる性質は弱酸性を示す4.8でした。
現在開発中のこのおむつ今後更に改良を加え商品化を目指すという事です。
この秋次々と登場する高機能おむつ。
新作だけでもおよそ60点。
そうなると一体どんなおむつが自分に合っているのかという悩みが…。
しかも話が話だけに気軽に誰かに相談っていうのもな〜と思ったあなた!ご安心下さい。
心強い味方がいます!京都市上京区にある…中に入ると所狭しと並べられたおむつ。
重度の介護用からちょっとした外出用までその数なんと…こんにちは。
こちらが代表の…浜田さんはここでおむつや排泄に関するあらゆる相談を受け付けています。
この日相談にやって来たのは夫が3年前に脳梗塞で倒れ介護を続けているという女性。
夜間おむつをつけているものの1年ほど前から尿漏れを繰り返すようになったという夫。
相談するにも医者はおむつの事は専門外。
お店に行っても店員には介護の状況がいまひとつ伝わらず困っているといいます。
浜田さんは介護の度合いや夫の身体機能更には一日の生活の流れ食事にまで踏み込んで聞き取りをします。
そして浜田さんが手にしたのは1,400ccも吸収できるビッグパット。
女性の話からテープ型のおむつで夜間だけに使用する事を勧めました。
ニーズを的確に判断しその人に合ったおむつを選ぶ浜田さん。
まさにおむつの伝道師。
というのも浜田さん自身26年前に母親が重い糖尿病で寝たきりになり介護する事に。
その時病院の勧めもありおむつを利用し始めました。
しかしその事がショックだったのか母親は急激に気力を失っていったといいます。
この事がきっかけとなりおむつの研究を始めた浜田さん。
人によって違う排尿の量や交換の回数。
吸収量や通気性など特徴の異なるおむつの数々。
やがて人それぞれに合ったアドバイスが必要であると確信しました。
浜田さんは今講習会を開いては正しいおむつの選び方使い方を教えています。
これまでに指導を受けたのはおよそ3,700人。
全国の介護現場で排尿に関する相談に乗っています。
でも400種類もあって機能がどんどん高まってでも使い方を誤ると逆効果になる。
まあ更に排泄という事ですから人間のプライドとか尊厳に深く関わるというような実はおむつは相当深い問題というよりも課題というよりもテーマですねこれは。
諸刃の刃というのが非常に印象に残りましたね。
自らヘルパー2級の資格を持っていらっしゃるダンカンさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ここまできてるんですね。
おむつ。
今浜田さんおっしゃってたようにお尻にトイレをつけるようなものだっていうふうにやっぱり世の中のイメージというのはあると思うんですよね。
そのイメージをまず変えていく事がすごく大切じゃないかと思います。
一般的にいろんな所でおむつを皆さんも利用したらどうですかね。
(2人)え?富士山が世界遺産になりましたね。
そしたらたくさんの方が登頂するわけですよ。
その時トイレがすごく無くて困ってて最近問題になったのは排泄物を捨てていってしまう人がいるとかいろいろ報道にも出ましたけどねそういう時おむつを利用するですとかVTRの中でもおっしゃってる方いましたけど下着だという考え方をして頂ければもっと普及していくんじゃないかなと思うんですけどね。
そうすると先ほどVTRでご紹介した浜田さんのようなアドバイスを施して下さる方心強いですけど全国に数多いらっしゃるというわけでもないでしょうしね。
そうですよね。
難しいところですね。
浜田さんによりますとやっぱり相談の多くが尿などの漏れに関するものなんですね。
実は使い方に問題があるそうなんです。
という事でまとめてみました。
こちら…。
第3位は立体ギャザーを立てずにつぶれたまま使う事。
機能をうまく使えてないって事ですね。
第2位は…というのもより吸収するだろうと大きいサイズのものを使う方がいるそうなんですが実は逆に隙間を作ってしまって尿が漏れる事につながる場合があるんですね。
そして第1位こちらです。
これどういう事かといいますと模型がありますのでそちらでご紹介します。
こちらです。
介護現場で非常に多い間違いなんだそうですが大人用の紙おむつこのようにアウターとインナーに分かれているんですね。
インナーを重ね使いしてしまっている事なんです。
実はインナーというのは一番外側ここ防水フィルムが付いているんです。
尿が出てもこの防水フィルムの下には浸透していかないんです。
ですのでこのように何枚重ねても吸収量は上がらないという事です。
かといって適度に交換する毎日かなりの量を使う。
そうするとかなりの出費も…。
コストもかかりますよね。
ですが大人用の紙おむつ医療費控除の対象になっています。
詳しくは近くの税務署にお問い合わせ下さい。
更に…。
自治体によっては現物支給または金券代わりのチケットなどを配布している所もあります。
ここからはもうお一方です。
旭川医科大学の講師松本成史さんに参加して頂きます。
お願いいたします。
お願いします。
超高齢化社会になります。
介護の現場そして在宅での介護の現場当然おむつに依存しなければならないというような状況には当然なってきますよね。
そうですね。
確かにおむつは必要なものまた現場によっては必要。
ただ現実として本来おむつをつける必要のない人まで現場によってはおむつに頼ってるというような実情もあっておむつをつける事によって本来の排泄・排尿の機能が落ちる。
また落ちる事によっておむつを結果的にはめざるをえないような形になって生活の質といいますか人間の尊厳を貶めてる部分も負の部分であるかなとは思います。
尊厳とおっしゃいましたけど排泄というのは人間の最後の欲だというふうに医療の先生に伺ったんですけど。
確かに命の原点ですものね。
摂取そして排泄というのは。
快食快便という言葉があるようにちゃんと食べておいしいなって感じて下の方から排便して自分の力でやってほんと立派なのが出てきた時って俺ってやる男だなとかそういう時あるじゃないですか。
今日も元気だなっていうね。
その気持ちってちょっと汚い話ですけど大切だと思うんですよね。
ただその大切な事をするにはやはり相当な人手が…。
特に夜間は入所されてる方施設に入っておられる方は全てを介護の担当の人間がカバーできるわけではないのでどうしても夜間はおむつに頼らざるをえない状況はあると思います。
もう限界に来てるのでおむつでケアするしかないけれどもどうやればおむつである程度快適な生活が守れるのか?だからこそおむつをうまく使って適切につきあっていくという事が大切になってきます。
そこで今新たな取り組み始まっています。
今年6月に脳卒中で倒れ緊急搬送。
右半身に重い麻痺が残り現在リハビリ中です。
中でも小手川さんが最も困っているのは…小手川さんは脳の障害が原因で尿意を感じない機能性尿失禁と尿を全部出し切る事ができない尿閉を起こしていました。
そのため小手川さんにはおむつが欠かせません。
小手川さんのように膀胱機能に異常はないのに機能性尿失禁でおむつをつけなければならない人は少なくありません。
この病院でも患者の3割が同じ症状で悩みを抱えています。
そこでこの病院では身体機能と同じく排尿機能を回復させるリハビリに力を入れています。
ここで登場するのがこちらの機械。
下腹部にセンサーを当てるだけで膀胱にたまっている尿の量を測定できるんです。
どのような仕組みかというと膀胱の手前と奥に超音波を当て跳ね返ってくる僅かな時間差をセンサーで読み取る事で膀胱にたまった尿量を推定するのです。
このセンサーを使って膀胱が満タンになった時を見計らいトイレに誘導。
排尿のタイミングを頭と体で覚えさせるというリハビリを繰り返します。
こうする事で次第に尿意を感じるようになるといいます。
実際この病院では機能性尿失禁の患者の6割が機能を回復しました。
諦めかけた自立排尿に大きな力を貸してくれる日本生まれの携帯型膀胱測定器。
その開発にはある中小企業の執念がありました。
神奈川県にある従業員8人の超音波機器メーカーです。
膀胱測定器の開発が始まったのはなんと27年前。
見せてもらったのは試作1号機。
これが最初に開発したものになります。
膀胱を正確に測定するにはたくさんの超音波のチャンネル数が必要。
するとどうしても大きなものになってしまいました。
当時社長の吉村さんは難しい判断を迫られました。
開発費用が莫大になるという事は火を見るよりも明らか。
一方いずれ来る高齢化社会に膀胱測定器のニーズは必ずあるという経営者の読み。
悩んだ末吉村さんは開発の道を選びました。
突き動かしたのは患者や介護士医療関係者の生の声でした。
吉村さんの決断から27年。
携帯型の膀胱測定器は今医療の現場で活躍しています。
脳卒中で倒れ排尿がうまくできない小手川貴代子さん。
リハビリは続いていました。
身体機能の回復のために繰り返す理学療法。
脳の神経機能の回復のために行われる言語聴覚療法。
そして膀胱測定器を使いながら尿意を感じるタイミングを計り更にきちんと排泄できているかチェックを繰り返します。
それは入院43日目の事でした。
(ナースコール)小手川さんからのナースコール。
リハビリの効果があり小手川さん尿意を感じるようになっていました。
しかも尿を全部出し切れない尿閉の障害も改善していました。
この日小手川さんはおむつを卒業。
更なる機能回復に向けリハビリを続けます。
すごいですね。
回復するんですね。
自信持ってねご主人も明るくなったしねいい事ずくめですけどね。
吉村さんの会社ですか膀胱測定器あれ「プロジェクトX」ですよ。
27年間膀胱にこだわり続けるのもすごいし…。
これ実際に排尿とか排泄の機能に関するリハビリこれ一般的なんですか?こういう形で病院全体がリハビリも含めて排尿・排泄を自立させようと取り組みをされてる施設が実際には少ないと思います。
こういう取り組みがもっと広くまた継続的にできる施設またはそういう取り組みを我々は意識してサポートしていかなければいけないなと思ってます。
要するに排尿とか排泄のリハビリこれ広めなければならない。
そうなんですよね。
でも介護の現場において排泄を自立するという事に対して国や自治体の方の援助やケアもっと言うなら施設側の経営者サイドにその意識がない。
それと排尿を自立させようとすればするほど体全体の動き身体機能も自立していかなければいけない。
そのためにはリハビリ介護その他トータル的な全般的なサポートが必要で今の介護の現場というのは人もまだまだ足りませんしそういう補助サポートもまだ不十分であると。
もうちょっといろんな意味で制度も含めて考えていかなければいけないかなと思います。
現場を見たらこの先ほんとにどうなってしまうんだろうって驚くような事がいくらでもありますよね。
おむつをしている状態の方が今の制度上現場は助かるわけですよね?そうなんですよね。
おむつをつけてるという事はそれだけ身体機能が低下してるという事で介護レベルが上がるんですよね。
という事は介護保険によるサポートが充実される。
だからやむをえずおむつを続けてるというような制度上の問題があるのも事実です。
非常に難しい事ですよね。
そのためには我々医療機関の意識も変えていかなければいけないと思いますし製造メーカー側また先ほど紹介あった膀胱測定器というようなああいういい指標ツールがあるんですからそういう使用のしかたをもっとみんなで共有できるような情報が行き渡ればそれが一つの入り口というか第一歩かなと思いますけども。
「おむつ」という名前がちょっと何かね〜。
赤ちゃん用というイメージがあったり…。
「おむつつけましょ」って言った瞬間にうわ〜ってなりますもんね。
がっくりしちゃいますもんね。
英語で何でしたっけ?下着は。
アンダーウエアですね。
そういう感じのね…そういうふうにイメージを変えていくというのも一つ手かもしれないですけどね。
おむつも適材適所でそれが問われる時代が来たという学びがありました今日は。
難しいですよこれは。
片山さん大人用のおむつが売れているそういう気づきから始まったこの企画なんですけれども非常に深いところいきましたね。
大人用のおむつと人間の尊厳これだけ密接に関わっているとは驚きでした。
更にやっぱりうまく使う事。
それが変えていく第一歩なんだなという気づきもありました。
深いテーマですが心に平安がほしい。
大変なテーマです。
エンディングナンバーはBOSTONの「PeaceOfMind」。
2014/09/28(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「これはイイぞ!おむつ最新事情」[字]

驚異の吸収スピード/お肌にやさしい/ハイテクおむつ登場★おむつの伝道師!正しい選び方・使い方★執念の開発!尿量が分かるぼうこう測定器★リハビリで排尿機能回復!

詳細情報
番組内容
今、急速に市場拡大している「大人用紙おむつ」。世界最高水準と評される日本のおむつは、この秋、ハイテクな新商品がめじろ押し。その一方で用途や材質の違いで400点以上もあり、選ぶのだって一苦労。そんなお悩みに応えてくれる強い味方がいるんです!さらに介護の現場では、排尿のリズムを把握し、おむつに頼らない生活を取り戻そうという取り組みも!おむつの最新事情から超高齢社会のQOLの課題を考えます。
出演者
【ゲスト】旭川医科大学講師…松本成史,ダンカン,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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