だがスポーツの世界ではそれら日本人の美徳が時として弱点となる。
その原因は…
実は世界でもごく稀な性質を持つ日本人の脳。
これがあなたの行動を決定している。
そう語るのは今夜のブレイン
DNAに刻まれた日本人の本質。
己を知らなければ世界には勝てない。
今夜は社会人も必見!脳を知れば若手の育成もうまくいく
全然変えなきゃダメだよな。
日本サッカーを強くするためにさまざまな視点からサッカーを考えていく番組『FOOT×BRAIN』。
お招きしたブレインは脳科学者の中野信子さんです。
現在は日本の大学で教鞭をとるかたわら脳科学を暮らしに生かすという視点でさまざまな著書を執筆している。
そんな中野が説く…
脳というのは中に入っているものなので気合いで強くなるようなふうにみんな思うんですよ。
だけども身長と体重とかと同じようなもので気合いで脳が育ったりとかなかなかしないので。
気合いじゃないんですね。
うんそういうものじゃないです。
自分の脳の性質はこうだからこういうふうにしましょうと。
その人の脳に合ったトレーニング法とか勝ち方というのが必ずあるんです。
ひもとく鍵はその特徴にあった
それに関係しているのが…
これは心配性の人が多いというのはなんとなく心配性の人が多いというのではなくて実は遺伝子で決まっています。
遺伝子で?遺伝子で決まっているんですがどういう遺伝子かというとセロトニントランスポーターというのがあるんですね脳の中に。
セロトニンていう物質は脳の中で何してるかっていうと安心感の源になったりとか本番に強い人の脳の中でよく出てる。
将来の心配をあんまりしないで楽観的に物事を見たり挑戦をしていくというようなそういう精神性の人によく出ている物質なんですけれどもこれをセロトニンが1回神経から出たあとにもう一回再吸収してリサイクルするというタンパク質があるんですよ。
それをセロトニントランスポーターというんですけれども…。
セロトニントランスポーターとは安心感を生むセロトニンの量を調節するタンパク。
人はセロトニンの量が多ければ心身が安定する。
ところが…
その割合を世界的に見てみると欧米では国民の半分以下。
南アフリカにいたっては30%もいない。
だが…
更に日本韓国中国の中で最も高いのが…
つまり10人いたら8人が心配性という民族なのだ。
プレゼンの前過剰にプレッシャーを感じてしまうなどあなたも経験したことがあるのでは?そんな心配性がゆえに別の側面もあると中野は言う
いいところもあって先々のことをちょっと心配に思いやすいので準備をしたり練習をしたりここがよくないからよくしようと努力をしたりということをしやすい一番世界でそういうことをする民族ということも言えるんです。
そうですね日本人やっぱり貯蓄額がすごく多いですよね世界と比べて。
これは今使ってしまおうというよりもやっぱり先々の心配に備えて貯蓄しておこうという気持の表れと言うことができますよね。
サッカーに当てはめてみるとどうでしょうか福田さん。
それはすごくありますね。
やっぱりすごく慎重でヨーロッパの人たちが指導者が来るとなんで日本人は練習終わったあとあんなに練習するんだっていうようなこと言うくらい慎重ですしたくさん練習しますよね。
たぶん不安だからですよね。
不安を解消したいからたくさん練習して自信をつけてピッチに立ちたいと。
セロトニントランスポーターが少ないがゆえにこういう準備をするってことは達成できるわけなのでこれはもう誇っていい資質なんですね。
これを知るためのキーワードが…
意思決定をするときに実は人間は反射的に意思決定するというシステムのことです。
これは正確に計算するところなんですけどもちょっとやっぱり遅いんですね計算するぶんだけ。
この2つの意思決定システムがあるんですが日本人は心配性なので反射的に物事を考えるときにそれにちょっとブレーキをかけちゃってやっぱり正確にやらなくちゃ間違ったらいけない。
正確さ安全策をとろうとしてCシステムのほうの意思決定に従おうとするんですね。
この中でもすごいのが山手線で例えば山手線1周1時間くらいですよね。
10日間1周を重ね合わせてみるとそのブレがわかるんですけどもそのブレる時間ってどれくらいだと思います?どれくらいズレると思いますか?そんなズレるかな?なるほど。
果たして正解は?
えっ!?15秒!?ズレが?そうです。
日本人ってすごい!すごいでしょ?本当にすごいんですこれが。
そういう正確さで物事を遂行しようとするわけですね。
という国民性なんです。
これは世界の他の国の人はできないことなんですね。
早い意思決定が求められる場面がサッカーはすごく多いと思うんですがそういう場面では日本人の特徴が裏目に出てしまうことは多いかもしれないですね。
それはあるな。
判断を早くっていつも言われてるんですよ。
そうですよねでもこれはしかたないです。
意思決定の際正確性を優先してCシステムで決断する人が多い日本人。
それが一瞬の判断を遅らせプレーにも影響するという
フォワードでいろいろ選択肢があったほうがいいとかってよく言うんですよゴール前で。
僕それを迷うと思ってたんです。
この考え知ってるとたぶん教え方のアプローチも全然変わってくる…。
全然指導変わってきますね!選択させるという教え方は教育的配慮としてはいいんですけども本番には絶対使っちゃダメですね。
やっぱそうなんだよ。
何百ミリ秒かはそこで遅れるわけですからそれが積もり積もって1秒2秒ってなってきますよね。
1秒2秒違ったらだって…。
もうアウトですね。
1秒あったら5m10m動きますからね。
これに関係しているのが…
ドーパミンとは
そのドーパミンと結合して脳に情報を伝えるのがドーパミンレセプター
その受容体というのはドーパミンを受け取ってシグナルを神経細胞に伝えるんですけれどもこのスイッチの入り方が実は人によって違うんです。
でどう違うかっていうとスイッチが入りやすい人というのはちょっとのドーパミンで楽しい気分になることができる。
満足するんです。
だけれどもスイッチが入りにくい人というのが世の中にはいてですね。
このスイッチが入りにくい人はたくさんのドーパミンが必要なのでどんどん新しい刺激を求めたりリスクをとったりチャレンジをしないと満足できない脳になっているんですね。
満足を感じにくい人の割合を世界的に見てみると…
南米は他の地域に比べて高いことがよくわかる。
つまり次々と新しい刺激を求めるリスクを好む国民性だといえる
どれぐらい具体的に違うかというとだいたい南米の人で40%ぐらいいるところをアジアでは数%なんですね。
日本は一番実は少なくて…。
どういう性格傾向になるかというとですねチャレンジをすることをすごく嫌う。
回避します。
これってあのチャレンジしなくても満足しちゃうっていう感じ…。
そうなんです。
一方南米の人はチャレンジしないとストレスを感じるんですね。
チャレンジするなと言うと何のために俺は生きてるんだ!?ということになります。
会議などで満足に発言できない。
そんな人は典型的な日本人の脳といえる。
ではそれをサッカーに置きかえるとどんな問題が生じるのか?
相手のボールを奪うっていうのがいちばんの守備なんですけど奪うことよりもやられないように足を出さない。
ずっとついてればやられないですよね。
でも足を出すってことはチャレンジするから相手のボールを奪えるかもしれないけど逆に言うとかわされて突破されてしまうかもしれないっていうリスクがあるのでそのリスクをあんま取りたがらない。
ちょっと1つお聞きしたいんですけれども観客がですねシュートが失敗するとすごくがっかりした声を出す。
そうですね。
あれがすごくダメージが大きい。
それありますホントにそう。
ああ〜っていうのがありますね。
そうですよね。
これ他のスポーツでもよくそれ言われてますよね。
そうですよね。
ゴルフなんかでもやっぱりギリギリの外したりすると日本の場合ああ〜ってなるんだけど向こうの場合はなんかいいチャレンジだみたいなそういうような声のかけ方だったり。
例えばヨーロッパなんかだとシュート打たないとねスタジアム全体がシュート!っていうようなことを言ったりするんだけど慎重になってしまうような気がするんですよ。
これはテレビをご覧になってるサッカーを応援してる皆さんも一緒に成長しないといけないところです。
遺伝子に組み込まれた日本人の特徴。
いったいどうすれば克服できるのか?中野はこう提言する
失敗してもそれを練習もすごく必要だなと思います。
せっかく練習をすごくたくさんする日本人なのでチャレンジをしろと言ってもなかなかしにくいですよ。
こういう遺伝子を持っていては。
促進するのではなくて…。
当たり前の失敗である。
当たり前のチャレンジである。
ということをずっとやっていくべきなんですね。
それが日本人に適したトレーニング法だと思うんですね。
日本人には合ってないんですね。
気をつけよう。
でもそうなりますよね。
心配性の子供になりますよ。
逆にね。
更に子供や若手を指導する際のヒントとなる興味深い実験がある。
それがこちら
用意したのはアメとなるエサとムチとなる電気ショック。
一番効率よく覚えさせる方法とは?
さてこの3パターンのうちマウスが左の道に行くことを効率よく覚えたのはどれでしょう?
左にいけるようになったか?どうしてですか?エサはないですけど右に電流があるじゃないですか。
こっちは絶対行っちゃいけないというので左に行く。
まあアメとムチということになったら1番じゃないですか?右に行ったら罰で左に行ったらエサがもらえる…。
じゃあアメとムチ両方あったほうがいいと。
僕はそう思います。
僕はそうやって育ってきました。
果たして正解は…
これは答えはですね2番なんですね。
アメだけ。
なんと正解者が1人もおりませんでした。
ホントですか先生。
先生その実験間違ったんじゃないんですか?今先生いちばん楽しいんでしょうね。
何このバカどもって…。
おどるおどる。
かぶせておきながらね。
誤解がすごく多いところなんですね。
指導で使われるアメとムチ。
これはオススメできないと中野は言う
やっぱりアメとムチ両方あったほうがいいんじゃないかと皆さんお考えになる人多いんですけれどもこれを実際やるとどうなるかというとマウスが入り口で電流がある場合ですねマウスが入り口で動かなくなるんです。
ここから動かなければ電流のショックを受けることがないと判断して迷路に入らなくなるんですね。
ビリッとなるのがいやだから動けない。
このなかに入るとどっちにしろきっと痛いのがあるんだろうなって思うってことですよね。
はいそういうことですね。
これを人間に置き換えて言うといちばんいいのはエサだけがある状態で…。
うまいこと言いますね。
座布団…。
何もしないムシする。
でそうすると今日先生は何も言わなかったなって子供は考えます。
考えさせるってそういうふうに考えさせるんですね。
何も言わないってことですね。
怒るとまた怒られるから行かなくなる何もしなくなる。
という方法がまあ実験心理ですけれどもね…。
それ指導に役立つよな。
先生僕ずっと子供の頃ムチばっかりだったんですよ…。
これは前園さんのような例はやっぱりもともとの能力が高いので。
あとサッカーに対する愛がエサ…。
みんながそうじゃないってことですね。
同じことを繰り返すことで機能がアップするという
つまりサッカーに重要なのがプレーの習慣化
反復練習で何が鍛えられるかというとナビゲーションニューロンというのがあるんですね。
これが何がいいかというとパニックに陥っててもナビゲーションニューロンが勝手に蹴ってくれるわけですよボールを。
こういう状況のときは蹴りなさいよっていう。
無意識にですか?無意識に命令してくれる…。
運動野にあるナビゲーションニューロンが。
こいつを鍛えてあげると意思決定しなくても体が意思決定してくれます。
その反復練習で?そうです。
でも武藤君なんかこの間のシュートよかったんじゃないですか?2人が見えててでも選択を自分で…。
見えてるけどたぶんシュートしか考えてなかったです。
あれね選択肢は右に左にシュートってあったと思うのよ。
それをうまく自分が選択して迷いなくやれたというのはすばらしいと思うんですよ。
あれができれば一番いいですよね。
多くの人はそこで迷って中途半端なプレーで終わってしまうことがあるからそれだったらゴール前はとにかくシュート。
先日のベネズエラ戦で鮮烈な代表初ゴールを決めた武藤。
理想のカタチがそこにはあった
チャンスとみるやゴールを目指す。
日本の未来を予感させた
『FOOT×BRAIN』アプリをダウンロードしよう。
SOCIO会員になればプレゼントが当たるチャンスが。
今回は『FOOT×BRAIN』オリジナルフットサルボールを勝村杉崎MC2人のサイン入りで2014/09/27(土) 23:30〜23:55
テレビ大阪1
FOOT × BRAIN【目からウロコ!脳科学から見るサッカー上達法!】[字]
新たな発見!日本人の特性を脳科学の分野から解析すると…意外な事実が目白押し!実は日本人はサッカーに向いていない!?今週もサッカーのためにできることを考えます!!
詳細情報
番組内容
脳科学の第一人者・中野信子氏をスタジオに迎えて、今回は「日本人はサッカーに向いているのか?」を大きなテーマに、新たな視点からサッカーについて考えます。民族的に欧州、南米、アジアでは何か違うのか?従来は肉体的な面での差が語られることの多かったこの手の比較に、番組は脳科学の分野からアプローチ。日本人の特性を脳科学の分野から考えると、今までとは全く違ったトレーニング方法がわかるかも…今回も必見です!!
出演者
【司会】
勝村政信、杉崎美香
【ゲスト】
中野信子(脳科学者)
【解説】
福田正博、前園真聖(ともに元日本代表)
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