何?
噴火した。
噴火、噴火。
高く上がる噴煙。
長野と岐阜の県境にある御嶽山が、きょう昼前に噴火しました。
NHKの番組の取材班が、8合目付近から、噴火の様子を撮影していました。
すぐに付近は噴煙に覆われ、その中を歩く登山者の姿も。
灰が降ってきてるのかな?
雨のように降り積もる火山灰。
上着には、びっしりと灰がついていました。
次々と山小屋に避難してきました。
こんばんは。
ニュース7です。
きょう昼前、長野と岐阜の県境にある御嶽山が噴火しました。
現在も噴火は続いていると見られます。
消防によりますと、7人が意識不明、8人が大けがをしているということです。
こちらは、その御嶽山の頂上付近の模型です。
最も高い剣ヶ峰。
こちらは標高が3067メートルあります。
国土交通省がきょう午後、御嶽山の上空から、ヘリコプターで確認したところ、山頂の南側に噴煙が立ち上っている、やや大きな噴火口が、少なくとも3か所確認されたということです。
では現場の状況を詳しく見てみます。
このオレンジ色の家のような形をしているのが、山小屋です。
御嶽山の山頂から4キロの範囲には、従業員のいる山小屋が12あります。
NHKが電話で取材したところ、午後5時の時点で、少なくとも4つの山小屋で、けが人が確認されています。
また山小屋に一時的に避難した登山者の多くは、すでに下山したか、下山途中だということです。
御嶽山の山頂、剣ヶ峰に最も近い、御嶽頂上山荘。
こちらのスタッフに、NHKが午後5時の時点で取材したところ、男性1人がけがをして、救助を待っているということでした。
そしてそのすぐそばにある、御嶽剣ヶ峰山荘、こちらにいる男性に、午後4時20分に取材したところ、山荘の近くで、3人が灰に埋もれたままになっているのが見えると、さらに上のほうにも、少なくとも2人が埋もれているように見えると話していました。
また、長野県王滝村によりますと、頂上の南側およそ500メートルにある王滝頂上山荘。
こちらの山荘ですね。
こちらには噴火直後におよそ70人が避難していて、このうち数人がけがをしていたということです。
自力で歩ける状態で、全員が下山途中だということです。
さらに岐阜県側の下呂市消防本部によりますと、山頂の北側にあります、標高およそ2800メートルの所にある五の池小屋、こちらです。
この五の池小屋には、鎖骨や腕を骨折した疑いのある男女2人が運ばれていて、このうち女性は、自力で歩くことができない状態だということです。
岐阜県警察本部の山岳警備隊の隊員と共に下山する予定でしたが、周辺は灰が積もり、足元が悪いため、このまま小屋に待機することになったということです。
このほか、連絡が取れた山小屋では、一時的に山小屋に避難してきた登山客は、すでに下山したか、下山途中だと話しています。
それでは、御嶽山に番組の取材で登っていて、噴火の瞬間を目撃した、NHKの大黒幹夫ディレクターに聞きます。
大黒さんは今、火口から北東に10キロほど離れた開田高原にいます。
大黒さん。
今現在ですね、どんな様子でしょうか?
今もう日が暮れてしまったので、後ろのほうに御嶽山があるんですけれども、ちょっと今、もう日が暮れちゃって、全く見えない状況ですね。
大黒さんの肩に灰が積もっているような、後ろの車にも灰が積もっているように見えるんですが、今現在、そうした灰が降ってきたりですとか、臭いがしたりとかいうことはあるんですか?
特ににおいはしないんですけれども、なんか細かい灰のようなものが時折、降ったりはしているような状況です。
10キロの地点で今も灰のようなものが降っている状況だということですね。
それでは、大黒ディレクターが撮影していた映像をご覧いただきたいと思います。
噴火の瞬間、どこで目撃したんでしょうか。
火口から東方面の8合目の辺りからまず紅葉を撮っていたんですけれども、ちょっと前触れもなく、急に山頂方向からもくもくと、噴煙が上がりまして、最初何かなと思ったんですけど、あっ、これは噴火だと。
それで、その状況を撮ってたんですが、みるみる噴煙が上がって、次第にまた黒い雲がどんどん上がってきて、時折ちょっと、なんか岩が飛ぶようなぱちんぱちんみたいな音も、ちょっと遠くに聞こえていたような状況でしたね。
音は、そうした岩が飛んでるような音だったということですね?
そうですね。
そのときは臭いだったり、温度、それから灰の様子っていうのはどうだったんでしょうか?
ほんのり、ちょっと硫黄くさい臭いも少ししてきた感じがしましたね。
ちょっと離れていたので、そんなにものすごく臭いという感じではなかったんですけど、ただ、ちょっと5分、10分ぐらい撮影したんですが、どんどんどんどん、噴煙が上がって、あっという間に、頭の上まで真っ黒になって、空一面が真っ黒になって、気がついたときには、ちょっとホワイトアウトみたいに、雪のときに真っ白になるような状況があると思うんですけれども、ブラックアウトのように、あっという間に僕らの周りも真っ黒になって、もう目の前も見えないぐらいのような、中は、状況になって、その中をちょっと、もう身の危険を感じて、必死にみんなで山小屋のほうに逃げていったというか、避難したというような状況です。
今の映像では登山者の方が、避難しているような様子も見えるんですが、そのときの登山者の、ほかの人の様子っていうのはどうでしたか?
みんな、やっぱり命からがらというか、かなり怖かったというようなことを口々に言ってましたね。
山頂に近ければ近い所から下りてきたような人は、本当に死ぬような思いだったというようなことは、ちょっと、無事に帰ってきてよかった、下りてこられたよかったというふうなことを皆さん、口々におっしゃっていました。
皆さん、口元にハンカチなどを当ててますけど、やはり結構、息苦しかったりとか、そういった状況だったんでしょうか?
噴煙がすごかったんで、上からも下からもというような感じで、もう周り中、細かい噴煙だらけで、上はもうちょうど雨が降って、セメントのような、べたべたしたような、セメントが降ってくるような、そういう雨が、上からしとしとと降っているような、そういった状況でした。
その目撃した瞬間、率直にどんな気持ちでしたか?
最初はなんだ?というような感じだったんですけど、あっという間に、黒い噴煙に覆われたときは、ちょっと方向も分からないぐらいだったんで、正直ちょっと怖いなと。
スタッフの中には、もう本当に死ぬような、死ぬんじゃないかというような、そういう恐怖を感じたっていうふうなスタッフもいましたね。
現在、きょう撮影日に選んだということは、やはり紅葉のシーズンだから入ったということなんですかね?
そうですね。
ちょうど9月下旬から10月上旬にかけては、御嶽山、紅葉がきれいだということで、その目的に撮影したんですけれども、まさか、そうですね。
そうですよね、登っている人も、きょうはかなり多かったということですか?
朝、すごく天気がよくて、ちょっと午前9時過ぎぐらいから、もやっていうか、ガスに覆われて、ちょっときょう無理かなと思ってたんですけれども、11時、昼前ぐらいから、急に山頂付近が晴れて、青空が出たので、すごく紅葉が映えて、すごくきれいだったので、それでちょっと景色を撮ってたんですけれども、そしたら突然、ちょうど山頂付近にカメラを向けて撮影してたんですけども、そのときにちょっと山頂の左手のほうから、もくもくと、今まで見たことのないような噴煙がぼーっと上がって入ったので、あっ、これは噴火だという感じでした。
本当に登山者の多いこのシーズンに起きてしまったということですね。
どうもありがとうございます。
どうもありがとうございました。
それでは下山した人たちの避難所になっている、長野県木曽町の施設と、岐阜県側の登山口、下呂市から中継です。
山頂から14キロほど離れた、木曽町の三岳交流促進センターに来ています。
こちら、午後5時に登山者の避難所として開設され、先ほど午後6時過ぎには、下山してきた男女13人の方々がこちらの避難所に入りました。
今も続々と避難者の方が入ってきています。
登山者の一部は、こちらで一晩を過ごすことにしているということです。
御嶽山に登っていて、先ほど下山してきた岐阜県の会社員、林禎和さんにお話を伺います。
林さん、よろしくお願いいたします。
林さん、まず山頂でどのような状況で噴火を目撃されたんでしょうか?
山頂から30メートルほど下った所で、ごはんを食べてたんですが、突然、どどーんという音と共に、白い噴煙が上がりまして、そのあと、真っ黒な火山灰が降り注いで、何も見えなくなりましたが、ロープを伝って、なんとか下りてくることができました。
山頂付近でお食事をされていたということですが、そのときの荷物というのはどうなっているんでしょうか?
荷物も携帯電話も、すべて山頂に置いたままです。
今、こちら、避難所に下りてこられて、今、どのようなお気持ちでいらっしゃいますか?
無事に下りてこられただけでも、よかったです。
下りてくる際というのは、どのようなお気持ちで逃げてこられましたか?
ただ無事に下りてくることだけ考えてました。
無事に下りてこられて、ご家族の方への安否確認の連絡等はされたんでしょうか?
先ほど、自宅のほうに電話をして、つながりましたので、連絡は取れました。
どうもありがとうございました。
以上、避難所となっている三岳交流促進センターから、登山者の男性と共に中継でお伝えしました。
私がいるのは、御嶽山の岐阜県側のふもと、下呂市の濁河温泉です。
場所はこちらです。
御嶽山の北西に位置しています。
ふもとです。
御嶽山の登山口から、歩いて15分ほどの所です。
私はここに来る途中で、噴火当時、御嶽山に登っていた登山者の方に会いました。
話を聞きましたら、山頂から5分ほどの所を歩いていたところ、大きな音とともに噴煙が上がった。
一気に私の周りは噴煙に包まれたと話していました。
気をつけながら、急いでふもとに下りたところ、止めてあった車は、噴煙でもう真っ白に染まっていたと話していました。
今、この岐阜県側のふもとでは、私の周りでは噴煙が落ちてきたりというようなことはありません。
噴火の音が聞こえたりということもありません。
私がいるこの濁河温泉なんですけれども、温泉客がメインなんですけれども、御嶽山に登る登山者の方も多いということですが、今夜は登山者の方はキャンセルが相次いでいて、その対応に追われているということでした。
岐阜県下呂市からお伝えしました。
噴火当時の状況は、さまざまな場所から捉えられていました。
長野県王滝村に設置された国土交通省のカメラの映像です。
午前11時53分ごろ、山腹にかかった雲の間から、灰色の噴煙が斜面を流れ下っています。
およそ2分後からは、噴煙がもくもくと対流しながら、上空に巻き上げられていく様子が確認できます。
この映像について、気象庁は、火砕流が起きていた可能性もあるが、噴煙の温度などを調査しないと、詳しいことは分からないと話しています。
地面をはうように迫ってくる、巨大な煙のかたまり。
御嶽山の山頂付近にいた登山者が、噴火直後の様子を撮影したと見られる映像です。
やばいね、これ。
下がる?もっと。
避難小屋ってどこにある?
避難小屋どこ?
あそこだ、あそこに行く?
行こう!
インターネットの動画投稿サイトに投稿されたこの映像では、複数の登山者が逃げる様子が映っています。
煙に包まれて画面全体が暗くなりました。
何かがぱらぱらと降ってきているような音も聞こえます。
あー、これ、灰落ちてきたね、今。
NHK取材班が撮影した映像では、噴火直後には晴れていた空が、急に真っ暗になり、雷のような音が聞こえました。
雨じゃないよ、これ、灰だよ、灰。
白っぽい灰が、ぱらぱらと降ってきます。
みるみるうちに降り積もりました。
ツイッターには、山小屋に避難した登山者が撮影したと見られる、小屋の中の写真が投稿されています。
黄色のヘルメットをかぶり、マスクやタオルで口や顔を覆った多くの人が身を寄せ合っている様子が映っています。
そして、標高1570メートルの地点で撮影された駐車場の写真です。
数十台の車が、一面、灰に覆われています。
こちらは夕闇が迫る午後6時前の山頂付近です。
山荘の500メートルほど南側に、複数の人がいる様子が見えます。
人が歩いているのが上空から見えます。
噴煙は現在も上がり続けています。
御嶽山に登っていた人たちは、噴火当時の状況を、次のように話しています。
こちらの女性は、休憩をしていたときに噴火の瞬間を見たといいます。
当時、山頂付近には多くの登山者がいて、噴火に巻き込まれました。
長野県の木曽広域消防本部が、御嶽剣ヶ峰山荘の管理人などから聞き取った情報によりますと、御嶽山の噴火で、7人が意識不明、8人が大けがをしているということです。
また警察によりますと、山頂や御嶽神社付近にいた7人が、火山灰に埋もれ、このうち、1人は救助されましたが、意識がないということです。
残る6人は、火山灰に埋もれたままになっているということで、確認を急いでいます。
また警察の情報では、けがをしたのは9人で、このうち9合目付近にいた人が、足に石が当たって大けがをするなど、5人に骨折の疑いがあるほか、山頂付近の山小屋に4人のけが人がいるということです。
警察や消防などは、山頂付近は灰が濃く、上空からヘリコプターでは近づけないため、ふもとから徒歩で救助に向かっているということです。
警察によりますと、噴火当時、御嶽山の山頂付近にいた人の多くは、下山したか下山途中だということです。
NHKが各自治体に取材したところ、山頂付近から主な登山口に下山した人は、午後6時現在で、少なくとも184人になっています。
ただ、岐阜県の下呂市消防本部によりますと、山頂の北側にある五の池小屋では、周辺は灰が積もり、足元が悪いことから、けがをした2人と、避難してきた30人ほどの登山者が、今晩はこのまま小屋で過ごし、あす以降、下山するということです。
一方、木曽町にある県立木曽病院によりますと、けがをした登山者およそ10人が、病院で手当てを受けているということです。
いずれも意識はあり、命に別状はないということです。
病院では、今後もけがをした人を受け入れる可能性があるとして、県内のほかの病院の医師などと連携しながら、対応に当たることにしています。
噴火は現在も続いていると見られ、気象庁は警戒を呼びかけています。
気象庁は午後0時36分に、火口周辺警報を発表して、噴火警戒レベルを平常の状態を示すレベル1から、入山規制を示すレベル3に引き上げました。
山頂の火口から4キロ程度の範囲では、噴石などに警戒が必要だとして、長野県の王滝村や木曽町、岐阜県の高山市と下呂市では、火口周辺の入山規制を行うなど、警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、噴火の10分余り前から火山性の微動が始まり、その後も継続していて、午後6時現在も噴火が続いていると見られるということです。
国土交通省によりますと、御嶽山の上空から確認したところ、山頂の南側に、噴煙が立ち上っているやや大きな噴火口が、少なくとも3か所確認されたということです。
その上で、風によっては小さな噴石も風下側に流され、住宅の窓ガラスが割れるなどの影響も考えられるので、念のため注意してほしいとしています。
では、名古屋大学地震火山研究センターの、山岡耕春教授と中継がつながっています。
山岡さん、御嶽山の噴火から7時間ほどが経過したんですけれども、今、山はどんな状況だというふうにご覧になっていますか?
基本的には、一番最盛期からだいぶ収まってきて、それでも水蒸気を盛んに噴き上げていると、そういう状況だと思います。
勢いが少ないので、火山灰を噴き上げる量はだいぶ減ってきたのか、あるいはほとんどなくなったというのが現状だというふうに、映像を見るかぎりは思います。
この映像を見ますと、噴煙が非常に勢いよく、複数の場所から上がっているように見えたんですけれども、今回の噴火の特徴、どんなところにあるでしょうか?
基本は、少なくとも水蒸気爆発とか、水蒸気噴火と呼ばれる現象で、地下にある水が、地下水がですね、ある種の熱源によって、それで熱せられて、それで爆発的に噴火をしたという、そういう現象で、勢いよく水蒸気を出しますから、それにつられて噴石が飛んだり、火山灰が飛ぶという、そういう現象だと思います。
複数の場所から上がっているというのは、水蒸気?
恐らく地下では1枚とか、一連のものだと思うんですけれども、地表に出たときに、複数に分かれたと。
よくよく見ると、わりと一列に並んでますから、恐らく地下では、同じ原因で上昇してきて、地表の付近で複数に分かれたものというふうに考えればいいかなというふうに思っています。
今後の見通しですね、それから近くに住む住民の皆さん、どんなことに今後、注意すればいいんでしょうか?
そうですね、現状では今後の見通しは、まだよく分からないというのが現状ですので、今のところは、少し慎重に火口からというか、火山からは、山からは距離を取っていただくのが大事だと思います。
今後の推移に関しては、一つこれがマグマが関与しているかどうかが、非常に重要なんですよね。
それは火山灰の分析をすることに今後なってますので、その結果が出てくれば、マグマが関与しているかどうかが分かると。
仮にマグマが関与していると、少し状況が長引くかもしれませんし、そうでなければ、このまま収まるというふうに、推移していくのかもしれないです。
ただ現状では、まだなんとも申し上げる段階には至っていないというふうに思います。
今は慎重に距離を取っていただくのが大事な段階だというふうに思ってます。
ありがとうございました。
名古屋大学地震火山研究センターの山岡耕春教授に聞きました。
では、ここからはスタジオに社会部災害担当の加藤記者がいます。
加藤さんに聞きます。
今、山岡先生の話の中に、では、今回の噴火は、前兆などはどこまで確認できていたんでしょうか?
今回の噴火について、明確な噴火の前兆を示す現象というのは観測されていません。
こちら、気象庁が発表しました、御嶽山での火山性地震の回数を示したグラフです。
ご覧になって分かるとおり、9月の10日ごろから増え始めまして、多いときに80回を超えています。
その後も火山性地震、続きまして、今回のきょうの噴火に至っているということなんですけれども、噴火の前に地震は増えていたと。
それからマグマの動きに伴う火山性微動と呼ばれる、そういったわりと周期の長い、長く続くような地震があるんですけれども、これにつきましても、噴火のおよそ10分前に観測されています。
少なくともそういった現象自身は起きてはいるんですけれども、これがすぐに噴火につながるのかどうなのかということを見極めるということは、非常に難しくて、今回の場合は、事前にそういった情報というのは発表されていませんでした。
気象庁の噴火警戒レベルも、平常を示すレベル1のままだったんですね。
その中で起きたということですね。
そして今回の噴火、多くの登山者が巻き込まれました。
御嶽山というのは、登山者にとってはどういう山なんでしょうか?
御嶽山は、古くから富士山と並んで信仰の対象として多くの人に親しまれてきています。
山に登る方も結構多くて、毎年のように、多くの登山者が登山を楽しんでいる場所です。
そして今は、ちょうど紅葉のシーズンでして、きょうも比較的天候がよかったということもありまして、噴火の当時、山頂付近には250人以上の登山者がいたと見られています。
それから御嶽山、これまでどのような噴火活動が起きているんでしょうか?
御嶽山では過去にも噴火が起きています。
先ほど、山岡教授のお話にもありましたけれども、地下のマグマが上がってきて、そしてその熱質によって、地下水が熱せられて、それで勢いよく、火山灰が噴石を吹き飛ばすようなタイプ、水蒸気噴火のタイプの噴火が起きていまして、昭和54年の噴火では、このときは火山灰が前橋市、群馬県の前橋市まで飛んでいることが確認されています。
このとき、人的被害というのはなかったんですけれども、広範囲に火山灰が降ったことによりまして、農作物なんかにも大きな被害が出ています。
その後も平成3年、それから平成19年にも小規模な噴火、先ほどの山岡教授の解説にあったタイプと同じタイプの噴火が起きています。
加藤記者には、また後ほど聞きます。
では政府の対応です。
政府はきょう午後4時半過ぎ、関係省庁による災害対策会議を開き、山谷防災担当大臣は、情報の収集と被災者の救助に、総力を挙げて対応するよう指示しました。
また山谷大臣は、内閣府から、防災担当の職員3人を、現地に派遣することを明らかにしました。
安倍総理大臣は、被災者の救助などに全力を尽くすよう指示するとともに、自衛隊の派遣を指示しました。
菅官房長官は、午後6時過ぎに記者会見し、多数の負傷者がいるもようで、被害状況の詳細を確認しているとしたうえで、次のように述べました。
さらに菅官房長官は、記者団が、再び大規模な噴火が起きる可能性について質問したのに対し、政府としては、そうしたことがあっても対応できるように準備を進めていると述べました。
再び加藤記者に聞きます。
今後の噴火活動で注意すべきことは、どんな点が挙げられますか?
今後の火山活動を見通すのは、今の段階ではなかなか難しいのが現状ではあるんですけれども、現時点までに、大規模な噴火のおそれと、兆候というのは見られていません。
ただですね、気象庁によると、火山性地震、それから微動が続いていますので、今も噴火活動は続いていると見られます。
このため、今後も噴火による火山灰、それから噴石が飛ぶということが考えられます。
山小屋等に今、待機されている方というのは、どういう状況か非常に不安だとは思いますけれども、まず周りの状況をよく確認していただいて、それから中で安全な状況を、例えばヘルメットをかぶるとか、そういったことをしていただきまして、それから情報を、逐一更新される情報等があると思いますので、そういったものによく注意していただくということが何よりも大事だと思います。
それから周辺の地域におかれましても、例えば小さな噴石が飛んでくる可能性、それからその周りにも火山灰が、ふもとにも飛ぶということもありますので、そういった点にも注意していただきたいと思います。
いずれにしましても、情報をよく確認していただくということが大事だと思います。
ここまで社会部災害担当の加藤記者に聞きました。
続いて瀧川キャスターです。
しばらくお待ちください。
国技館はきょうも大いに沸きました。
大相撲秋場所で、2大関と横綱を立て続けに倒した新入幕の逸ノ城。
高校時代からの目標で、同じモンゴル出身の横綱・白鵬と対戦しました。
ここまでともに1敗。
優勝の行方を左右する大一番です。
東京・両国の国技館。
大勢の人たちが待ち受ける中、午後2時半ごろ、逸ノ城が姿を見せました。
対するのは、同じモンゴル出身の大先輩、横綱・白鵬。
ともに1敗で14日目を迎えました。
モンゴルの首都ウランバートルでは、逸ノ城の父親のアルタンホヤグさんが、NHKの取材に応じました。
来日後、逸ノ城が入学した鳥取城北高校です。
大一番を前に、相撲部では。
逸ノ城は、去年までは教科書と格闘していました。
日本語を身につけようと、努力を重ねました。
横綱を目指して稽古に励んだ高校時代。
実は当時、白鵬が学校に来て、直接、稽古をつけてくれたことがありました。
逸ノ城は、デビューから僅か5場所目で、目標の白鵬との一番を実現。
負けてもいい、思い切りいくと、意気込みます。
白鵬は横綱の威厳をかけた一番。
周囲を寄せつけない雰囲気で、土俵に臨みます。
母校の後輩たちは、テレビの前で応援します。
モンゴルでは、家族や友人が、見守りました。
100年ぶりの奇跡を起こすか、それとも、最後のとりでとなれるか、優勝30回の横綱。
右入った、左前回し。
横綱!上手、引きつけ、逸ノ城は抱えています。
胸が合ってきた。
白鵬の引きつけ。
上手を与えない横綱。
下手も出た。
白鵬の寄り。
上手出し投げ。
これが横綱の力!
あー!
これしかないよな。
1敗の白鵬を2敗で追う逸ノ城。
100年ぶりとなる新入幕力士の優勝はなるのか。
大相撲秋場所はあす、千秋楽です。
では、大相撲秋場所14日目、中入り後の勝敗です。
十両の栃ノ心は、今場所初めての幕内の取組に勝って、14連勝です。
栃煌山が10勝目を挙げました。
旭天鵬は、通算出場回数が1795回で、歴代2位に並びましたが、白星はなりませんでした。
琴奨菊に敗れた安美錦は、あす逸ノ城と対戦。
鶴竜が白鵬とあす、結びの一番です。
プロ野球は、きょうは5試合です。
西武の中村が、リーグトップに並ぶ33号ホームランを打っています。
きのう優勝を決めた巨人は、大田が初めて4番で先発出場。
2点タイムリーを打ちましたが、試合は敗れました。
お伝えしていますように、きょう昼前、長野と岐阜の県境にある御嶽山が噴火しました。
消防によりますと、7人が意識不明、8人が大けがをしているということです。
その詳しい情報が入ってきました。
こちらで見ていきます。
木曽広域消防本部が、御嶽剣ヶ峰山荘の管理人から聞き取った情報によりますと、御嶽剣ヶ峰山荘で、5人が意識不明になっているのに加えて、頂上にある祈とう所を管理人が見に行ったところ、さらに2人が意識不明になっているということです。
またこの管理人は意識不明のけが人とは別に、大けがの人が、御嶽剣ヶ峰山荘に3人、頂上にある祈とう所に2人いると通報しているということです。
さらに白竜避難小屋からも2人、登山道で1人、大けがをした人がいるという通報があったということです。
あっ、噴火した。
噴火、噴火。
NHKの番組の取材班が、御嶽山の8合目付近から撮影した噴火直後の映像です。
白い噴煙が立ち上がりました。
小屋に、小屋に、ゆっくり、ゆっくり。
山頂の近くにいた大阪の登山グループが撮影した映像です。
すごい。
うわっ、危ない!入って、入って。
登山者は次々に避難。
全身、灰をかぶっています。
大丈夫ですか?
真っ暗で。
あー、これ、灰落ちてきたね、今。
NHKの取材班が撮影した映像では、噴火直後には晴れていた空が、急に真っ暗になり、雷のような音が聞こえました。
雨じゃないよ、これ。
灰だよ、灰。
白っぽい灰がぱらぱらと降ってきます。
みるみるうちに降り積もりました。
ツイッターには、山小屋に避難した登山者が撮影したと見られる、小屋の中の写真が投稿されています。
黄色のヘルメットをかぶり、マスクやタオルで口や顔を覆った多くの人が、身を寄せ合っている様子が写っています。
こちらは午後6時前の山頂付近です。
山荘の500メートルほど南側に複数の人がいる様子が見えます。
人が歩いているのが上空から見えます。
噴煙は現在も上がり続けています。
御嶽山に登っていた人たちは、噴火当時の状況を次のように話しています。
こちらの女性は、休憩をしていたときに噴火の瞬間を見たといいます。
当時、山頂付近には多くの登山者がいて、噴火に巻き込まれました。
長野県の木曽広域消防本部が御嶽剣ヶ峰山荘の管理人などから聞き取った情報によりますと、御嶽山の噴火で7人が意識不明、8人が大けがをしているということです。
御嶽剣ヶ峰山荘で5人が意識不明になっているのに加えて、頂上にある祈とう所を管理人が見にいったところ、さらに2人が意識不明になっているということです。
またこの管理人は、意識不明のけが人とは別に、大けがの人が御嶽剣ヶ峰山荘に3人、頂上にある祈とう所に2人いると通報しているということです。
さらに白竜避難小屋からも2人、登山道から1人、大けがをした人がいるという通報があったということです。
また警察によりますと、山頂や、御嶽神社付近にいた7人が火山灰に埋もれ、このうち1人は救助されましたが、意識がないということです。
残る6人は、火山灰に埋もれたままになっているということで、確認を急いでいます。
また警察の情報では、けがをしたのは9人で、このうち、9合目付近にいた人が、足に石が当たって大けがをするなど、5人に骨折の疑いがあるほか、山頂付近の山小屋に4人のけが人がいるということです。
警察や消防などは、山頂付近は灰が濃く、上空からヘリコプターでは近づけないため、ふもとから徒歩で救助に向かっているということです。
NHKが長野県と岐阜県の医療機関に問い合わせたところ、午後6時半現在で、合わせて70人余りが手当てを受けたり、これから手当てを受ける予定だということです。
このうち、長野県木曽町の県立木曽病院では、登山者12人が手当てを受けました。
いずれも意識はあるということです。
このほか松本市の、信州大学医学部附属病院と、相澤病院では、木曽病院からの要請で、合わせて60人程度のけが人を受け入れる予定だということです。
いずれも意識があり、命に別状はないということです。
警察によりますと、噴火当時、御嶽山の山頂付近にいた人の多くは、下山したか下山途中だということです。
NHKが各自治体に取材したところ、山頂付近から主な登山口に下山した人は、午後6時現在で、少なくとも184人になっています。
ただ、岐阜県の下呂市消防本部によりますと、山頂の北側にある五の池小屋では、周辺は灰が積もり、足元が悪いことから、けがをした2人と、避難してきた30人ほどの登山者が、今晩はこのまま小屋で過ごし、あす以降、下山するということです。
噴火は現在も続いていると見られ、気象庁は警戒を呼びかけています。
気象庁は、午後0時36分に火口周辺警報を発表して、噴火警戒レベルを、平常の状態を示すレベル1から、入山規制を示すレベル3に引き上げました。
山頂の火口から4キロ程度の範囲では、噴石などに警戒が必要だとして、長野県の王滝村や木曽町、岐阜県の高山市と下呂市では、火口周辺の入山規制を行うなど、警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、噴火の10分余り前から、火山性の微動が始まり、その後も継続していて、午後6時現在も、噴火が続いていると見られるということです。
国土交通省によりますと、御嶽山の上空から確認したところ、山頂の南側に、噴煙が立ち上っている、やや大きな噴火口が、少なくとも3か所確認されたということです。
その上で、風によっては小さな噴石も風下側に流され、住宅の窓ガラスが割れるなどの影響も考えられるので、念のため注意してほしいとしています。
今回の噴火について、政府の対応です。
政府は午後4時半過ぎ、関係省庁による災害対策会議を開き、山谷防災担当大臣は、情報の収集と被災者の救助に総力を挙げて対応するよう指示しました。
安倍総理大臣は、被災者の救助などに全力を尽くすよう指示するとともに、自衛隊の派遣を指示しました。
菅官房長官は、午後6時過ぎに記者会見し、多数の負傷者がいるもようで、被害状況の詳細を確認しているとしたうえで、次のように述べました。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
台風17号が北上しています。
現在、父島が強風域に入っていまして、台風は現在、小笠原諸島に最も近づいていると見られます。
このあとの進路ですが、29日月曜日ごろには、伊豆諸島の東へ、そしてその後、日本の東海上を北上する予想となっています。
あすにかけて、小笠原諸島付近で影響がありそうですね。
そうなんです。
雲の様子を見ましても、父島は台風による大きな雲に覆われています。
予想される最大瞬間風速、あす35メートル、そして7メートルの大しけとなりそうですし、雨も1時間に50ミリ以上と激しく降るおそれがありそうです。
十分注意が必要ですね。
そのほかの地域はどうでしょうか?
広く見てみますと、北海道付近にも雲がありまして、前線が通過します。
この際にあす、一時的に北海道では雷雨という所がありそうです。
では、あすの予報を見ていきます。
2014/09/27(土) 19:00〜19:55
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽快進撃続ける逸ノ城 横綱・白鵬との一戦は 【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】瀧川剛史,【気象キャスター】岡村真美子
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出演者
【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】瀧川剛史,【気象キャスター】岡村真美子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
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音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
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