季節感を味わう
素材の味を楽しむ
日本人の心のよりどころ和食文化
しかし和食の象徴である米は2011年主役の座をパンに明け渡しみそやしょうゆの消費量も右肩下がりが続く
それはまさに和食の危機!
そこに思わぬチャンスが到来!
去年12月ユネスコは日本伝統の食文化である「和食」を無形文化遺産に登録
この無形文化遺産登録を追い風に今アジアは空前の「和食」ブームに沸き返る
社運をかけたプロジェクトに2人の侍が挑む!
職人になりたい!アジアの若者の熱き視線!
市場ゼロからの売り込み作戦に密着!
日本の食文化はアジアに受け入れられるのか!?
「和の鉄人」中村孝明と俳優・大杉漣が和食の魅力に迫る!
きょうのお刺身ですはいちょっとこれ演出を楽しみながら召し上がってくださいすごいですねこれ雲の上にいるようなもうこういうのがこれからこう海外向きといいますかええ和食がやっぱ世界遺産になりましたんでこういう出し方をすると外国のお客さんはすごく喜ばれますねいや日本人のボクも喜んでますよきょうこれ車海老を海老…あっ車海老ですか車海老の洗いですね洗いですかこれ♪〜これ外は火が通ってるんですけど中がレアですよねええそうですねもう中はほとんど生ですね半生ですねいや海老がねすごく甘く感じるんですこれはあの殻付きのままですね高温の油でですねサッと揚げるんですねお湯じゃなくて?高温の油ですねそれで氷水に落としてこれで殻をむいてお出ししたのがこちらの「車海老の油洗い」ですね和食はどうしてもその手間をかける部分がすごく大切なんですね見えない部分のそういうやっぱりね
(礼拝する声)
人口のおよそ9割がイスラム教徒といわれ本来は戒律が厳しい国のはずなのですが…
若者を熱狂させる人気のアイドルグループ…
インドネシアは世界で最も寛容なイスラム教国でもあります
ジャカルタ都心部は建設ラッシュ
その目覚ましい経済成長の波に乗ろうと日本からも多くの飲食チェーンが進出しています
中でも連日行列ができるのがインドネシア国内で9店舗を展開中のうどんチェーン
いちばんの人気メニューは甘辛く煮た牛肉がたっぷり入った肉うどん
現地の人たちが大好きなチャベと呼ばれる激辛の生唐辛子を無料で提供
和食はこうして異国の文化と融合しながら世界に広まりつつあります
そんなインドネシアを舞台に新たな勝負に挑もうとする男たちがいました
熱心に地元の食材を探し歩く彼らはある飲食店のインドネシア進出計画を任されていました
その飲食店とは…
天丼チェーンの…
関東を中心に145店舗を展開する天丼専門店
揚げたての天丼を安く待たずに食べられるとあって若者から高齢者まで幅広く支持されています
看板メニューの天丼は大ぶりの海老にイカ肉厚のキス
野菜も盛りだくさんでこれにみそ汁がついて500円
安さとうまさの秘密はちゅう房にありました
具を入れても油を一定の温度に保つ機械を開発
具はベルトコンベアで移動するので練習さえすれば誰でも簡単においしい天ぷらが揚げられます
カリカリですおいしいありがとうございます
(高橋さん)今海外でも出していってるんですけれども…
職人の技と経験が頼りだった天丼が誰でも同じ品質を保てる料理に変わったのです
「てんや」は2013年にタイ・バンコクに進出しすでに4店舗を展開
タイではポピュラーな食材であるナマズを使った天丼など思い切った現地化を図って評判を呼びました
てんやは東南アジアへ積極展開
インドネシアにも5年以内に30店舗の出店を計画しています
その理由とは?
インドネシアでは経済的に余裕のある中間層がこの10年で5倍に
それを狙ってショッピングモールが急増
涼しいモールに家族で出かけ買い物や食事などを楽しむのがある種のステータスになっているのです
「てんや」が社運を懸けるインドネシア1号店
プロジェクトを任されたのが海外事業部のエース…
ジャカルタ郊外のテストキッチンを訪ねました
と言っても急ごしらえのプレハブ小屋
「てんや」自慢のオートフライヤーを持ち込んでメニューの試作が行われていました
「てんや」でですね…
メニュー開発担当の…
「てんや」の味づくりを一手に引き受ける彼は尊敬をこめて「マスター」と呼ばれています
現地の人の好みに合わせた新しいサイドメニューを考案中の高橋さん
袋から取り出したのはインドネシアの人が大好きな…
インドネシアでも人気の豆腐に激辛のチャベをのせてだししょうゆで味わうインドネシア風冷奴といったところですが…
う〜ん!
「う〜ん!」とうなるマスター
ウマイのかマズイのか微妙な表情
続いて青木さんも試食
これ…かなり辛いですよかなり辛い?はい…
すると再び唐辛子を刻み始めた高橋さん
今度は唐辛子をかき揚げに入れてみます
現地の好みに合わせながらも本物の和食の良さをなんとか知ってほしい
高橋さんの試行錯誤は続きます
開店準備に追われる2人にとって何よりの楽しみがガイドブック片手の食べ歩き
少しでも商品づくりに役立てようと向かうのはいつも地元で人気の庶民的な食堂
インドネシアではやはり揚げ物と甘辛い味付けが好まれているようです
ことばは通じなくても身ぶり手ぶりで注文
なんとか食事にありつくことができました
インドネシアの食文化で特徴的なのが「ラマダン」と呼ばれるイスラムの断食月
休業するレストランや断食中の人に配慮してカーテンで覆う店も
「てんや」がオープンする6月30日はラマダンが始まった直後
人口の9割を占めるイスラム教徒が断食をするタイミングになぜあえて店をオープンさせるのでしょうか?
いい宣伝効果になる
そのころ東京では…
インドネシア1号店のオープンに向け店長やエリアマネージャーを任される現地スタッフたちの研修が行われていました
3ヵ月間に渡って日本式の接客や調理技術を徹底的に教えます
オートフライヤーにもコツがいるようでかき揚げが割れてしまうことも…
そのころちゅう房は…
置いといて置いといて…動かさないで置いとくOK?OK
一方ジャカルタでは…
商品開発中の高橋さんも1人キッチンで闘っていました
悩んだのはやはり現地で調達できる食材が限られていること
パプリカやカニカマサーモンなど一般的には天丼に使われない食材を工夫し現地の人の好みに合ったジャカルタ風の天丼を作り上げました
値段650円は現地の人にはかなりのごちそうです
そしてマスター高橋さんの隠し球がこちら
(スタッフ)キムチですか?キムチキムチうんあっコレね…
インドネシア人好みの甘辛キムチ
天丼にこれを添え客の心をつかむつもりです
突然現れた黒塗りの高級車
プレハブのテストキッチンに乗りつけた一行は…
幹部と経営者一族です
外資の参入規制が厳しいインドネシアでは地元企業とパートナーを組むのが一般的です
この日は両社の幹部が出席する試食会
ここで互いが納得しなければ店をオープンすることはできません
バクチャル社長はジャカルタでは名の知れたやり手経営者
マスター高橋さんが作る天丼に皆興味津々
和食が大好きだというバクチャル社長
できたての天丼をさっそく試食
ところが社長何か言いたげな表情に…
どうやら社長のイメージはキムチではなく日本のたくあんだったようです
隠し玉があだとなり高橋さんもこの表情…
さらにまくしたてるすご腕社長
オッケー私はお先に失礼しますわかりましたThankyouThankyou
嵐のように去っていった社長
課題の残る試食会となりました
(スタッフ)外国人に日本食について細かく注文されるというのはどうなんですか?プライドとしてはそれはねないわけじゃないけど意識はしてないですね逆に…われわれ日本で商売するわけじゃないからそこはね…
オープンを直前に控えた「てんや」インドネシア1号店
完成したばかりの店内では従業員の研修が行われていました
最も力を入れているのが日本式の接客
日本の研修で覚えたノウハウをジョコさんが従業員にたたき込みます
初めて天ぷらを見るちゅう房の従業員たちも興味津々
まずワンツースリーというリズムで入れていきますあまりワンツーと遅すぎず上に引き上げずワンツーとやります
(星さん)ワンツースリー
(星さん)そしていちばん最初に入れたエビから花を咲かせていきます
まずは天丼を知ってもらうのがいちばんとスタッフの賄いは天丼です
手で食べるのはインドネシアでは普通の光景
このほうがおいしいのだとか
そしてこちらも現地流
サンバルと呼ばれるチリソースやマヨネーズをたっぷりかけて食べるのが男性スタッフたちのお気に入りだといいます
辛くないのでしょうか
それをちゅう房の隅で見ていた高橋さん
何でも試してみるのが彼の流儀です
と言いつつも高橋さんはきっちり現地用のメニューも開発
青唐辛子を入れたかき揚げ丼に
インドネシア人が好きな鶏肉を使ったチキン天丼
ひと品100円のサイドメニューにはチャベをのせたインドネシア風冷ややっこ
キムチはやめ日本と同じしば漬けを置くことにしました
「てんや」オープンの前日
ついにあの日がやってきました
男性が読みふける新聞の一面にはラマダンの始まりを知らせる記事が
つらいのは飲食店の従業員
断食をしない客のために空腹状態で料理を作らなければなりません
うそ…こういった時期には…あぁやっぱりいろいろあるね外国は
翌6月30日
天丼てんやインドネシア第1号店は両社長によるテープカットで華々しくオープン!
断食月を狙った大胆な作戦は果たして吉と出るのでしょうか!
イスラムの断食月にオープンした天丼てんやのインドネシア1号店
「日本の人気レストランがやってくる」
うわさを聞きつけた人たちが開店と同時に店内へ
しかし断食中のイスラム教徒は日が昇っているうちは食事をとりません
当然客はまばら
青木さんが待ちに待った日没
モスクで打ち鳴らされる太鼓を合図にイスラム教徒たちはようやく食事をとることができます
モスクでは無料で食事がふるまわれ飲食店もいつも以上に活気づいて町はちょっとしたお祭りムードに
「てんや」が入るショッピングモールのレストランも断食を終えた人で大にぎわい
しかし「てんや」の空席が埋まることはありませんでした
オープン初日はちょっぴり厳しいスタートとなりました
反面この国における飲食店の難しさというのは非常に感じたしだいですね
青木さんが悔しさをにじませる一方で高橋さんは意外にも晴れやかな笑顔でした
(スタッフ)ないからこそ出る?そう
険しい道だからこそ進む意義がある
日本の食文化を広げるため侍たちはきょうも闘っています
これは…鱧ですか?鱧ですねうわぁ…大好きなんですよ鱧そうなんですか小さい時からボク四国なんですけどあのーオヤジがすごい鱧が好きで焼いてもこうやってお吸い物でもいいですよねこれはどうぞはい冷めないうちにじゃあいただきますうん…鱧がうまいんですけれども同時にそのこのダシって言うんですか?やっぱりあの…和食ではやっぱりそのおダシがやっぱり本当に基本中の基本なんですねこれからやっぱり海外にこう進出してですねその時はやっぱり和食の基本はちゃんと知っとかないとなかなか難しいですよねですよねこのダシを作ってらっしゃるところをですね見せていただくということは可能でしょうかね?もうボクは大杉さんの大ファンですから喜んでいや本当ですか?大先輩じゃないですかどうぞどうぞうわぁすごいですねここもどうぞあ〜あっこれですか?ええこれですねこれが鱧の骨?これが鱧の骨ですねこれ干したやつですね鱧の骨ってこんなしっかりあるんですねこれきつね色までこれ焼くんですけどねあ〜もう色少し変わってきてますねはいそうですねこれがないとやっぱりおいしくないですねなるほどね〜骨からすごくうまみ成分が出ますのであ〜そういう部分が出るわけですねいや〜すごいいやこれほとんど…味はつけてませんのではははっ…ほんっとにおいしいなんですかこれほとんど味付けてないですからいやもうこれだけでもいけますねこれとごはんと何かがあればこのスープだけでもう何かそうですもうこれだけでもうホント十分ですよね
アジアの金融センターシンガポール
ビジネス立国・観光立国で独自の地位を築いています
東京23区ほどの土地にインド・中国・アラブ系など540万人が暮らす世界有数の多民族国家です
そのシンガポールに住むマーハマーさん
これ一体何ですか?
もしかして…!
戒律の厳しいイスラム社会でも人気を集める日本の寿司
寿司を中心にアジアの日本食レストランはこの2年あまりで2.7倍にも増加
行列のできるこちらのレストランもいちばん人気は寿司コーナーですが一方では深刻な問題も…
和食ブームの立役者・寿司
しかし一人前になるには最低でも10年はかかると言われる厳しい職人の世界でもあります
その寿司職人を短期間で養成する学校が東京にあります
ちょっと授業をのぞいてみると…
日本人に交じって外国人の姿が
世界11か国から集まった寿司職人の候補生たちです
最も長いコースでもわずか1年
実践形式でノウハウをたたき込まれ卒業生の3割が海外で就職しています
去年すしアカデミーはシンガポール校を開設
寿司職人の需要が高まっている東南アジア各国から受講生を受け入れるのが狙いです
2週間から1か月のベーシックコースが中心でこれまでに115人の卒業生が寿司職人や店のオーナーになって活躍しています
本当にそんな短期間で寿司が握れるようになるのでしょうか?卒業生の一人を訪ねてみると…
はいどうぞ〜
うーんお見事!
どこから見てもちゃんとしたお寿司です
寿司2週間和食2週間のコースがはじまりました
今回の受講生はシンガポール人3人
イギリス在住で寿司店のオーナーになりたいというキャサリンさん
こちらはIT企業勤務のレオンさん
そして今回唯一の若者は日本食レストランのちゅう房で働いていたというキースさん
なんと長髪に腕には入れ墨
見るからに今どきの若者でおよそ和食の職人らしくないものの意気込みは十分!
一番にね
さあいよいよ授業開始
今回講師を務める藤咲さん
寿司店の三代目で飲食関連のコンサルタントなどを経て1年前にシンガポールへと赴任してきました
翌日早くも刺身の特訓が始まりました
知識よりも実践のノウハウが最優先
まずは地元の魚で練習です
初めて持つ刺身包丁にみんな恐る恐る…
経験者のはずのキースさんも四苦八苦
どうも様子が変です
アドバイスをもらってもなかなかうまくいきません
厚さも形もバラバラ
この日の朝藤咲先生は食材を仕入れに市場へ
好奇心旺盛なレオンさんが同行していました
藤咲先生実はある危惧を抱いていました
和食文化が世界に広がるにつれ本物の和食ではなく変化した「和食もどき」が世界標準になるのではないかという不安です
ちょっと危機感みたいな常に持ってますね…ただでさえ日本のレストランで…
和食ブームの光と影でしょうか
きょうの魚は待望のブリです
みんな興味津々目つきが変わります
そしていよいよ握り寿司
当然まだまだぎこちない手つきですがとにかく毎日毎日繰り返し感覚を体に覚えさせます
でも食べないとやっぱり分かんないですよねいくら水っぽい手で握って「おいしくないよ」って言っても…
でも彼らの反応は…
キースさんは自宅からバスで1時間半かけて学校に通っています
根っからの日本大好き青年!
もちろん夕食のメニューも毎日日本食です
♪〜
家族は仕事の都合で海外へ今は1人暮らしです
そんな彼のいちばんの楽しみが料理
♪〜
ここで日本では入れ墨に対する目が厳しいことを告げてみました
1週間がたちました
寿司の握りもスムーズにかなりサマになってきたように見えます
褒められて気をよくしたキースさん
午後の巻き寿司テストに挑みます
レディー…ゴー
巻きの早さと正確さが勝負です
順調につくるキャサリンさん
キースさん丁寧なのですが…ちょっともたついている感じも
結果はキースさんだけ8分台で圧倒的な…
続いて…
全体の何%を寿司ネタとして使用できるかつまりどれだけムダなくおろせるかを競います
果たして…
結果は唯一の20%台とまたしても最下位
いつも明るいキースさんから笑顔が消えました
その後彼のSNSにはなぜか日本語で…
キースさん最後まで頑張れるのでしょうか?
2週間の寿司コースさらに2週間行われる和食コースの課程も終わりが近づいています
卒業制作は全員で松花堂弁当づくり
料理の手際のよさにも盛りつけの繊細さにも努力の跡が感じられます
すっかり笑顔を取り戻していたキースさん
包丁を握る表情にも自信がのぞき職人に一歩近づいたようです
お造りもなかなかの出来栄え
松花堂弁当の完成です
放課後キースさんが先生に寿司を握りました
♪〜
キースさんこん身の握り寿司
わずか1か月でここまで握れるようになりました
ほっとしたのもつかの間先生からこんな質問が
そういうところで…
シンガポールから世界を目指す寿司職人の卵たち
「和食の心」が国を越え人種を越えて広がっていきます
まつたけでございますこれはこのままもうなんか…なんですかねまつたけってほんとに聞くだけでなんですかね気持ちがワ〜ッとなってくるんですよね下が炭なんですねそれで松焼いてますんでこれ香りづけですねあぁ〜これ松の葉ですかね葉っぱが…そうですねそれでこれ包丁が入ってますので…手だけで?手で裂いて…わかりましたじゃあこっちに一応持って手でいってみますね手で裂いていきますあおいしそうですねいやぁ…もうほんっとにごめんなさい謝っときますいただきますどうぞまいりましたとんでもないですあんまりなにもしないほうがやっぱいちばんおいしいですねそうなんですよねそのまつたけの様全体っていうかこの食材を生かしてあげるというのがなんかほんとにそっと手を添えてあげるような感じがあってなんにもしないのがいちばんおいしいですね
創業300年を超える老舗・日本酒メーカー大関
現在日本酒の売上高は国内第4位です
6月海外事業部では日本酒のさらなる販売拡大を目指しあるプロジェクトが話し合われていました
かっこいいお姉さんがワンカップ飲んでるような感じとか…
入社8年目の中堅前田理恵さんは東南アジアの担当です
欧米では人気が高まっている日本酒ですが国内市場は依然として深刻な右肩下がりが続いています
そこで成長著しい東南アジア市場をターゲットに今大胆な販売戦略を練っています
カンパ〜イ!
その海外戦略の目玉に選んだのがご存じ…
50年前に若者向けに発売され今なお国内カップ酒シェアの3分の1を占めている堂々のロングセラー商品です
しかし購入層の高齢化が進み販売量は頭打ち
海外での需要拡大が急務となっていました
タイの首都・バンコク
2,000を超える和食店があると言われ清酒・大関も30年前から進出しています
若い世代が多いこの国を新たな成長マーケットにする戦略ですがタイにはカップ酒自体がほとんど存在しません
バンコクにやってきた前田さん
その足ですぐさま販売代理店へ
その夜向かったのはタイの郷土料理専門店
海外駐在の日本人客も多くまずはワンカップをそのまま持ち込む作戦です
いきなりの好感触に前田さんもニッコリ
ところが翌日…
前田さんピンチです!
バンコクの東部にあるトンロー地区
夜ともなればバンコクの最先端セレブたちが集まることから流行の発信地と言われています
訪ねたのはトンローの一角にある日本酒バー
タイの富裕層向けの高級店で大関のこもだるが店のモチーフにもなっています
ふだんから取り引きもあるのでかなり期待して臨んだのですが…
味には満足したようですが…
容赦ない指摘で思わずことばに詰まった前田さん
(スタッフ)ご苦労さまでしたありがとうございました
(スタッフ)意外なぐらいのコテンパン具合でしたね出てくる時はいいですけど…いやちょっと考えますどうやって売るか
ショックを癒やしに行ったマッサージですがオーナーから言われたことばが頭から離れません
こういう時こそ気分転換!
予定を変更して向かったのはバンコク中心部にあるタイ人向けのラーメン店
はいお待たせしました〜
ご主人の鈴木さんはラーメン店を経営する傍ら地元のCMなどにも出演する有名人
困った時になにかと相談にのってもらっています
鈴木さんずっとお世話になっててなんか…これ…これは…うーん…
(前田さん)このまま飲むっていう日本人はもうコップ酒でこうね仕事帰りに一気にっていうのがありますけどね新しい飲み方というようなね言い方でねあのー…売るとそうですねニュースタイル酒ニュースタイルの飲み方でそれでは日本では50年前だねただタイでは初めてそれはもうニュースタイルでOKだからね
(スタッフ)ゴールのない…ゴールのないマラソンに出てしまいましたスタートしたからもう
翌日…
若者向けのスポットや商業施設を1人で歩く前田さん
何かヒントは見つかるでしょうか?
(スタッフ)あぁ…ホンマやうん…
飲み口に直接口をつけないタイの習慣
ペットボトルにもストローがついています
売り場を見るとカラフルなPOPが多いなど今まで気がつかなかったことが見えてきます
なんかこうカラーシリーズが多いですかね
この日前田さんはある秘策を持ってトンローにある若者向けのバーに向かいました
この店が出すカクテルはほかでは見たことがない奇抜なものばかり
(歓声)
早速オーナーにある提案を…
海外で流行している日本酒のカクテルをワンカップで試すことにしたのです
♪〜楽しみ…なんかワクワクする
さらにカップをカクテル容器に使ってもらいワンカップの存在を知ってもらおうという作戦です
そして出来上がったのは…
(前田さん)すご〜い!
(拍手)
お酒とともにフルーツを混ぜたゼリーが加えられていて実にカラフルで豪華!
うん?なんかハーブ…
実際に売るとなると作業手順に時間がかかるなど課題は残るものの試作としては大満足の出来です
これたぶん…
オーナーは来月までに新しいメニューを開発すると約束してくれました
まぁ最初に思ってた自分の…
出張から帰った前田さん早速カクテルのパンフレット作りを始めていました
そして最終の了承を取りに上司と社長室へ
50年の歴史を持ち会社のシンボルともいえるワンカップをカクテルにすることは許されるのでしょうか?
どうかなっていう部分…タイの方が入りやすい形で…そうですね…ご相談に来たんですけど
(笑い声)何が王道かっていうのはよくわからないんで…日本でもやっぱり…
タイは日本酒カクテルで攻めることに決まりました
再びバンコク
そこでつくられていた新たな日本酒カクテルとは…
再びタイを訪れた前田さん
目的はズバリ新メニューの確認です
それを伝えたりしていく作業なので…
あのカクテルを作る店に向かいました
事前に作った資料で説明しながら売りたい日本酒カクテルのイメージを伝えます
(前田さん)Thankyou
作り出して10分
出来上がったのはフルーツをベースにした黄色や赤の華やかなその名もレインボー酒カクテル
Wow!Verynice!
さらに持ってくるように指示したのはワンカップのカップを使った酒カクテル
透明な日本酒の特徴を強調するため透明のリキュールを使ったカクテルです
ドライアイスで演出もばっちり!
Wow!Verynice!
数人のグループでも飲めるよう赤と黒のマスをつけてさらに日本らしさを強調しました
前田さんさっそく客の反応を探るため店内のテースティングに動きます
果たしてカップで飲んでもらえるのでしょうか?
オイシイ〜!お願いします孝明さんにとって究極の和食っていうんですかねそれはなんだと思いますか?ボクはですねお母さんがですね焼いてくれたたまご焼きですねだし巻きじゃないですよ普通のたまご焼きお砂糖の入った甘い…運動会とかでよく食べる…もうあの味は出せないっていうかやっぱそれがいちばん究極のもうボクのいちばん好きなたまご焼きですねうわぁ…死ぬ前になに食べたいってお袋が炊いた…かまどで炊いたご飯とたまご焼きそう思いますなんか涙出そうですよボクごめんなさいある番組でですね自分のことなんですけど人生の中で最後になにを食べたいかっていう質問を受けたことあるんですそのときにお袋が握った塩むすびって言ったんですねあぁ〜和食の仕事をされていても究極の和食は…やっぱりお袋の味ですねお母さまが作られたその味で?いやなんかそれだけでもうごちそうさまでしたって気持ちになれるんでほんとにきょうはほんとにすばらしいお食事をさしていただいたというか…とんでもございませんほんとにごちそうさまでしたありがとうございましたありがとうございました
タイ北部の町チェンマイ
ここに前田さんの姿がありました
あのトンローの店のオーナーがチェンマイに新しい店をオープンすることになったのです
ワンカップがバンコク以外にも進出します
何かを始めるっていうことはすごく大変ですけれどもその分楽しいこともたくさんあるんでタイに関してはワンカップを売り出したのは最初ですけどね負けたくないですしいちばんであり続けたいなと思います
和食は日本のかけがえのない「文化遺産」
その心をどう守りアジアの人たちにどう伝えるか
終わりのない闘いが続きます
2014/09/27(土) 16:00〜17:15
テレビ大阪1
和食をアジアへ!〜美味しいニッポンを売り込め〜[字]
世界的な和食ブームに乗って、和食企業が東南アジアに続々進出!ただし文化の違いで一筋縄にはいかない。天丼、日本酒、寿司職人、異国での奮闘現場に密着!
詳細情報
番組内容
世界中で和食がブームになる中、和食企業の東南アジア進出が激増。ターゲットとなる中間層が急増しているのが一番の理由だ。天丼チェーン、日本酒メーカー、それぞれの担当者が現地に乗り込むも文化の違いで悪戦苦闘。また寿司職人の現地養成学校も取材、和食がどのような形で受け入れられるのかその生の現場に密着する。また俳優大杉漣が和の鉄人・中村孝明の料理を堪能しながら和食の神髄を語り合う。
出演者
大杉漣(俳優) 中村孝明(料理人)
制作
【製作著作】テレビ大阪
ホームページ
http://www.tv-osaka.co.jp/sp/washoku/
ジャンル :
ニュース/報道 – 海外・国際
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – グルメ・料理
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