週刊 ニュース深読み「どうなる?私たちの暮らし 増税・円安で景気は…」 2014.09.27

おはようございます。
週刊ニュース、深読みです。
終わってしまいましたね。
もう、ごきげんよう、さようならが聞けなくなるんですね。
ですが、次が始まります。
こちらをご覧ください。
花子とアンのヒロインを演じた吉高由里子さん。
花束を渡したのは?次の連続テレビ小説、マッサンでヒロインを演じる、シャーロット・ケイト・フォックスさん。
連続テレビ小説では、初めての外国人のヒロインです。
初めての金髪のヒロイン。
マッサンは、国産のウイスキー造りに生涯をかけた夫婦をモデルに、人情喜劇を描いたドラマです。
マッサンの放送は、あさって月曜日から始まります。
さて、無事であってほしいという願いは、かないませんでした。
神戸市長田区で、今月11日から行方が分からなくなっていた、小学1年生の女の子。
今週火曜日、遺体で見つかり、警察は翌日、近所に住む47歳の男を逮捕しました。
男は黙秘を続けているということです。
規制線張りますから、出てください。
事件が大きく動いたのは、今週23日。
神戸市長田区の雑木林で、複数の袋に入れられた子どもの遺体が見つかりました。
遺体は今月11日から行方が分からなくなっていた、小学1年生の生田美玲ちゃんと確認されました。
そして遺体が見つかった翌日。
警察は、近くに住む君野康弘容疑者を、死体遺棄の容疑で逮捕。
遺体の入れられた袋から、君野容疑者の名前が書いてある診察券が見つかったほか、袋の中にあったたばこの吸い殻のDNAの型が、君野容疑者のものと一致したということです。
女の子は、行方が分からなくなった11日の午後2時45分ごろ、小学校から下校。
そのおよそ30分後、家の近くのコンビニエンスストアの防犯カメラに映っていました。
そして午後5時半ごろ、家から700メートルほどの場所を歩いていたのが、最後の目撃情報でした。
遺体で見つかったのは、家から150メートルほどの場所でした。
生田美玲ちゃんは、ことし4月に小学校に入学。
誰とでも仲よくなれる、活発な子だったといいます。
家族は、最愛の子を失った現実を受け止めることが精いっぱいの状態ですというコメントを出しました。
遺体が見つかった雑木林のすぐ近くに住んでいた、君野容疑者。
関係者によりますと、鹿児島県で育ち、水産高校を卒業しました。
卒業後は陸上自衛隊に入り、宮崎県の駐屯地で2年間勤務したということです。
同じアパートに住む男性によりますと、君野容疑者は、1年半ほど前に引っ越してきたといいます。
君野容疑者が警察の捜査線上に浮かんだきっかけは、行方不明になった11日の防犯カメラの映像でした。
君野容疑者が女の子の後を追うように歩いたり、様子をうかがったりするような姿が映っていたのです。
さらにその直後、女の子が立ち寄ったマンションの防犯カメラにも、後を追ってきたと見られる姿が映っていたということです。
警察は行方不明になった5日後に君野容疑者の自宅を訪ね、任意で風呂や押し入れなど、室内を調べました。
その際、君野容疑者は、11日の行動について、酒に酔っていてよく覚えていない。
行方不明の報道までは、女の子については知らなかったなどと説明。
逮捕後は、事件について黙秘を続けているということです。
きのうの捜索では、君野容疑者の自宅から、女の子が持っていたと見られるリュックサックが見つかったということで、警察は女の子を自宅に連れ込んでいた可能性もあると見て調べています。
続いては。
力持ちでしょう。
逸ノ城関ですね。
そうなんです。
今週、ずっとこの人、どういう人なんだろうと思っていたんです。
身長は192センチ、体重199キロ。
モンゴル出身の21歳です。
こちらを見てください。
本名は、アルタンホヤグ・イチンノロブ。
このしこ名の逸ノ城というのは、この名前のイチと、逸材の逸、この意味が込められているということなんです。
あす、千秋楽を迎える大相撲秋場所を、新入幕の力士が盛り上げています。
初土俵から5場所目。
まだまげが結えていない新入幕の逸ノ城。
モンスターのような感じですよね。
そうですね。
大関・稀勢の里を相手に。
あっと、変わった。
はたき込み。
同じく大関・豪栄道。
…、小手投げ。
大関2人も勢いを止められません。
これは?
高校時代の映像です。
5年前、モンゴルから鳥取の高校に入学した逸ノ城。
覚えたての日本語で書いた好きなことばは。
最強ですか。
高校時代、貴乃花部屋を訪れた出稽古では。
これ、よく見てくださいね。
プロの力士を次々と倒すんです。
このびっくりした表情。
そしてご存じ、元横綱の朝青龍も、今場所の快進撃に、ツイッターで、横綱なるよ!とつぶやくほどです。
そしてきのう、ついに横綱に挑戦しました。
あっと、逸ノ城が突っかけました。
これは珍しい。
仕切り直して。
はたき込み。
新入幕の力士が金星を挙げたのは41年ぶりです。
41年ぶり。
その立ち合いについては。
1敗で、横綱・白鵬に並んだ逸ノ城。
14日目のきょう、結びの一番で直接対決に臨みます。
楽しみですね。
ここからは大相撲中継28年、刈屋解説委員に聞きます。
刈屋さん、この逸ノ城の快進撃に、国技館、どんな様子になってるんですか?
いや、盛り上がってますね。
怖いもの見たさに来てる感じですね。
このままいきますと、若貴人気で沸いた相撲ブームのときから17年ぶりに、15日間のうち14日間、満員御礼が出るという盛況ですね。
実況でモンスターと呼んでいたのは、刈屋さんですか?
そうですね。
その強さの秘密っていうのは、どこにあるんですか?
とにかくでかい、速い、巧い。
さらには心臓も太い、神経も太い。
大きい、速い、巧い。
さらには神経も図太いというですね。
これまで怪物と言われて、快進撃を続けてきた力士というのは、どこかに弱点があったんですけれども、ほとんどそういう大きな弱点がない。
唯一の弱点と思われていた立ち合いの甘さっていうのも、この15日間でだんだんよくなってきてますんで、本当にどこまで強いのかっていうのが、まだ分からないですね。
まだ分からない。
どこまで本当に強いのかっていうのは、まだ本当に出てないんじゃないかなと思いますね。
すい星のように現れたこの強さ、誰以来ですか?
最近ではやっぱり把瑠都じゃないですかね。
把瑠都?
把瑠都がものすごい勢いで上がってきたときと、似たような衝撃ですけど、ただ、把瑠都の場合は、この巧いという部分が、少し弱点にありまして、脇の甘さとかありましたんで、それ以上の、やっぱり快進撃と言えるんじゃないでしょうか。
人となりはどうですか?
人となりは、まず近くで見ると、巨大な岩みたいですね。
岩?
もう岩がいきなり、にかーって笑ったとか、岩がいきなり高い声でしゃべり出すというか、だからそういうイメージですよね。
インタビューもされてましたよね。
見た目のギャップと、そのギャップというのは、すごいごついんですけれども、いきなりかわいい声でしゃべったりとか、にかーっと笑って、その笑うつぼがなかなか分からなくて、あれ、なんで笑ったんだろうと、その部分を超えると、急にぐっと表情が変わったりとか、そういう未知の魅力とギャップ、これが今、ファンの心をつかみつつあるんじゃないかなと思いますね。
出ますかね、こちら。
好きなものは、ビール、から揚げ、そしてショートケーキ。
苦手なもの、ヘビ。
という情報もあるんですね。
それとあと、非常に素直な性格でしてですね、場所前にちょっと腰を痛めかけたんですよ。
この大きな体で、うつ伏せに寝そべって、テレビゲームを何時間もやってて、それで腰を痛めそうになったんで、親方からですね、これから相撲取るんだから、それは時間はやってもいいから、ちょっと短めにって言ったら、はいって、こうやって。
素直に。
今度はちゃんと聞くと。
人柄もおもしろいですが、今度もう一つ出ますかね。
逸ノ城関が打ちたてた記録なんですけれども、大関戦勝利14年ぶり、金星は41年ぶり、もし仮に優勝すると。
100年ぶり?
100年ぶりです。
100年前に新入幕で優勝した力士がいたんですか?
大正3年に両国という力士が新入幕で優勝してるんです。
だからそれ以来ということになるんですが。
きょうはいよいよ横綱・白鵬と。
やはり、快進撃は認めるんですけれども、それを許してしまったほかの力士たちが、僕はだらしないと思うんですよ。
ただ、白鵬は別格の強さがありますんで、白鵬が負けることは、もうないだろうとは思うんですが。
また変わるっていう可能性は?
変わることは、変わっても白鵬は絶対、落ちません。
ああ、そうですか。
それはもう逸ノ城もよく分かってますので、もう変わることは恐らくなくて、真っ向勝負でくると思いますし、白鵬も真っ向からそれを受けると思いますんで、逸ノ城がどこまで強いのかっていう、その潜在能力をきょう初めて分かると思います。
私たち、初めて目にするわけですね。
初めてどれくらいのものかというのが、分かるんじゃないかなと思いますね。
楽しみです。
刈屋解説委員でした。
続いてはこちらです。
日本への影響は。
次々と発射される、巡航ミサイル、トマホーク。
今週23日、アメリカはイスラム過激派組織イスラム国に対する空爆を、シリアに拡大しました。
空爆の対象となったのは、シリアにあるイスラム国の司令部や訓練施設、それに占拠している石油精製施設などです。
シリアの反政府勢力によると、イスラム国の戦闘員など、およそ140人が死亡したということです。
イスラム国の壊滅を掲げるアメリカ。
軍事行動は、新たな段階に入っています。
そのイスラム国なんですが、こちらをご覧ください。
シリアからイラクにかけてのこの広い地域を、支配下に置いています。
これがイスラム国ですね。
アメリカなどは、この1か月半、イラクで200回以上、空爆を行ってきました。
ですが、イラクで空爆を行っても、シリアに逃げ込まれて、イスラム国の弱体化にはつながらないということで、シリアでも空爆を始めたということなんですね。
どの地域かといいますと、こちらです。
空爆しているのは、イスラム国がみずからの首都と位置づけている、北部のラッカなどの都市です。
このシリアとトルコの国境の町、こちらですね。
記者と話をしようとしているようなんですが、今、電話がつながってないようですね。
スルチという町なんですけれども、西河さん。
西河記者が行っています。
西河さん、電話つながっていますでしょうか。
西河さん、国境付近で取材をしているということなんですが、どんな様子になっているか教えてください。
私は空爆が始まってから、そのラッカの北にある国境地帯で取材を続けていますけれども、シリアから多くの住民が、イスラム国の迫害から逃れています。
目の前のシリア側の村にはイスラム国の黒い旗が掲げられている様子ですとか煙が見えましたし、大きな爆発音も聞こえていまして、脅威が迫っていることを実感します。
そんな中、先週以降だけで15万人がトルコに非難したと見られています。
その難民たちに話を聞きますと、空爆に対する受け止めは複雑です。
空爆はイスラム国の弱体化につながるとして、一様に歓迎しています。
一方で、異なる思いも聞かれました。
シリアで内戦が始まってからおよそ3年間、自分たち、シリアの人たちの苦しみに、アメリカをはじめ、国際社会は見て見ぬふりをした。
しかしアメリカなどが、人質が殺害されるなど、自国民に危害が及ぶようになって、ようやく空爆に踏み切ったと、不信感を示す人も少なくありませんでした。
難民の人々が望んでいることは、元の平穏な暮らしに戻ることです。
しかし戦闘終結に向けた道筋が全く見えないことで、いらだちや不安もピークに達している、そういうふうに感じました。
空爆は今も続いているんですか?
アメリカ軍によりますと、空爆は25日と26日にも行われまして、東部のデリゾール県では、戦車を破壊したということです。
空爆の数は、これまでに43回に上っています。
一方、イスラム国と対立するシリアの団体によりますと、イスラム国側が対空砲などで戦闘機に向けて攻撃しているほか、戦闘員たちを分散させてきているもようです。
ですから、空爆の長期化が予想されるといえると思います。
ここまで西河記者でした。
実はアメリカはこれまでのシリアへの空爆には慎重な立場というのを実は取ってきたんです。
その背景を見ていきます。
こちらです。
シリアでは、これまで内戦が続いてきました。
アサド政権と、反政府勢力の間でです。
ということなんですが、もともとアメリカは、反米的な姿勢を取り続けているこのアサド政権を、テロ支援国家として指定しています。
そこで反政府勢力を支援して、政権の打倒を目指してきました。
ですが、内戦が激しさを増す中、次々にシリアに入り込んで、反政府勢力に合流したのが、今のイスラム国です。
アサド政権と対立ということになるわけですが、このイスラム国、このあとですね、支配地域を巡って、なんと、反政府勢力とも対立を起こすようになりました。
三つどもえの戦いになってたんですか?
そうなんです。
もう本当にこの3者、三つどもえの関係。
アメリカから今度見てみますとね、イスラム国を爆撃、攻撃すれば、結果的に、アサド政権を支援することにもつながりかねない。
ですが一方で、アサド政権の打倒にずっとこだわっていますと、イスラム国の勢力拡大を許すことになってしまうということで、非常に悩ましい。
でも、シリアへの空爆に踏み切ったということは、アメリカがどれだけ勢力拡大を続ける、このイスラム国に、強い危機感を抱いているかというのがうかがえます。
ただ、空爆にあたっては、単独で軍事行動に動いていると見られるのを避けたいのがアメリカ。
今回、イスラム教の国々も含め、国際的な包囲網作りを進めてきました。
ーあめりかのけりーこくむちょうかんは、トルコ、エジプト、サウジアラビアなど、中東各国を次々と訪問。
国連の安全保障理事会でも、各国に協力を呼びかけました。
その上で踏み切った、今回のシリアでの空爆。
サウジアラビアやUAE・アラブ首長国連邦など、中東の5か国も、戦闘機の派遣などを行いました。
オバマ大統領は、5か国の外相などと会談し、イスラム教の国々も、アメリカを支持していると、国際社会にアピール。
アメリカは、イスラム国の封じ込めに向けて、強力に応じた国々のリストを公表しました。
その数、きょうの時点で60以上です。
その中に?
日本も含まれています。
安倍総理大臣は。
空爆の拡大に対し、イスラム国はインターネット上に新たな声明を出しました。
24日には、イスラム国の系列を名乗る武装勢力が、拘束したフランス人男性を殺害する映像をインターネット上に掲載。
オーストラリアでは、少年が警察官2人を切りつける事件も起き、警察は、少年が最近、イスラム国の旗を持っていたとして、関連を調べています。
各国でテロへの警戒が強まっています。
スタジオには、国際部の油井デスクです。
油井デスクは、イラク戦争でアメリカ軍の同行取材などを行ったり、アメリカによる戦争を長年取材してきたということなんですが、今、警戒も高まっているという話がありましたが、日本は大丈夫なんでしょうか。
イスラム国が報復テロとして名指ししているのは、アメリカ、フランス、それにオーストラリアなど、空爆といった軍事的に関与している国々なんです。
日本はといいますと、軍事的な支援はしないと明言していますので、状況は異なっているかと思います。
今回の最大の、空爆の最大の特徴は、アメリカが中東の国々と、かつてない共同で軍事作戦を行ったことです。
アメリカとしては、アメリカ対イスラムの戦争ではないと、アピールすることで、宗教戦争というイメージを拭い去って、イスラム過激派の敵意が、アメリカ1国に向かうのを、できるだけ避けたいというねらいがあるんだと思います。
シリアへ空爆の拡大をしたことで、イスラム国を押さえ込むことはできるんでしょうか。
空爆だけでは難しいと思います。
といいますのも、シリアの場合は、地上に、アメリカ軍と連携する部隊がいないんです。
イスラム国の拠点を空爆しても、地上で味方の部隊がその拠点を奪還しなければ、イスラム国が再びその場所を拠点にして、台頭するおそれが高いと見られています。
さらに、地上にやはり味方の部隊がいないと、実際にこの地上で、敵がどのようなことをしているのかという、正確な情報を集めることができないからなんです。
その地上部隊を、それじゃあ、アメリカが展開する可能性というのは?
それはですね、オバマ大統領は、シリアに、イラクもそうですけれども、大規模な地上部隊を派遣しないと明言しています。
といいますのも、やはり国内で地上部隊の派遣に反対する声が根強いからなんです。
そこでアメリカが期待しているのは、イスラム国と戦うシリアの反政府勢力なんです。
この反政府勢力ですか。
そうです。
この反政府勢力に武器を与えて、そして訓練を施して、アメリカのパートナーになる部隊として、育成する方針なんです。
でも育成というと、時間がかかりそうですね。
これは間違いなく時間かかります。
長期化するのは必至だと言われておりまして、軍事作戦は数年はかかるというふうにいわれているんです。
数年。
当面の懸念、アメリカの課題というか。
アメリカの当面の懸念は、やはり誤爆で、市民が多数犠牲になるような事態が発生することです。
もしそのような事態になれば、軍事作戦を支持する国際的な機運が、一気にしぼむことになりかねません。
さらに住民の間では、反米感情が高まって、アメリカへの報復テロのおそれも高まるというふうに言われています。
イスラム国は、アメリカの懸念を、こうしたアメリカの懸念をすでに見透かして、一般市民を人間の盾にし始めているという情報もあるんです。
現に、現地からは、空爆で市民がすでに犠牲になっているという未確認情報もありまして、大きな課題となっているんです。
ここまで国際部の油井デスクに聞きました。
さあ続いては、こちらです。
歌に願いを込めました。
横田めぐみさんとの再会を誓うチャリティーコンサート。
小中学校時代の同級生たちが歌いました。
横田めぐみさんは、来月で50歳になります。
北朝鮮は、特別調査委員会を設置し、拉致被害者らの調査を開始。
1回目の報告が、夏の終わりから秋の初めごろにある予定でしたが、先週、調査は全体で1年程度を目標としていて、現在はまだ初期段階にあるという連絡があり、報告は遅れる見通しになっています。
あさって29日には、調査の進捗状況などの詳細な説明を受けるため、北朝鮮との政府間協議が中国で行われることになりました。
続いてニュースの深層に迫る深読みのコーナー。
消費税率の引き上げからまもなく半年。
景気回復の見通しは?
デフレ脱却を目指す安倍政権。
今週、株価はことしの最高値を更新。
過去最高の利益を上げる企業も次々と出ています。
働く人の給与も上がっているそうなのですが…街の皆さん、どうですか?景気、いい、いいって世間、言うじゃないですか。
中には、こんな声も。
今、世の中は値上げのオンパレード。
景気回復の鍵である消費が伸び悩んでいます。
4月に行われた消費税率の引き上げの影響。
そして今月に入って急激に進んだ、円安。
景気の先行きが懸念されています。
これからの景気はどうなるの?私たちの暮らしは大丈夫?きょうはとことん深読みします。
きょうもメール、ツイッターでのご参加、お待ちしています。
番組で実施したアンケートの結果からスタートです。
ことし4月から、景気よくなったと思いますか?という質問に対して、悪くなったと答えた人が50%、変わらないが42%、よくなったと答えた人が8%。
よくなったと正直におっしゃる方は、そんなにいらっしゃらないかも。
景気どうですか?と聞かれて。
思いますが、お2人はいかがですか?
いやー、分からないっていうところでしょうね。
なんか景気でそういう円グラフを見ますと、なんかケーキを切っているように見えちゃう。
そっちのケーキですか。
そうなんですよね。
景気の気は気持ちの気でしょうから、気分しだいで変わるんじゃないかなというような気もしますね。
私は、周りでよくなってる人はいるんですよ。
でもそれ、結構ちょっと、お金持ちの人だったりするから、自分自身に、あんまり変わらないんですけど。
でも悪くはなってないと思う。
なるほど。
でも、ついこの間まで、円高で困る、困るって、言ってたのに、今度は円安で困る、困るって。
一体どういうことなんでしょうか。
今、一体日本の経済はどうなっているのか。
徳永アナウンサーのプレゼンからです。
おはようございます。
そんな広いテーマ、投げかけられても、プレッシャーがあるんですよ。
そんなことは分かりませんが、きょう、大林さんが初登場ということで、当番組はお金が大好きでして、何度もお金の話をしているんですが、アベノミクスっていうニュース、どうですか?正直、難しいですか?
難しいです。
なんかエコノミクスからアベノミクス的なぐらいなことで、ちょっと止まってますね。
当番組は、そういった方をとても大切にしたいとやっております。
私たちもそうですから。
付け焼き刃でご説明します。
いろいろ、アベノミクス、政策、たくさんあるんですが、最もインパクトが大きいといわれているのはこれです。
政府と日銀が一緒になって、世の中に出回るお金の量を一気に増やしました。
これで、どんどんどんどん給料が上がったり、仕事が増えたりと、お金の巡りをよくしていきましょうっていうのが、政策の呼び物の一つ。
確かに数値自体はよくなってきているんですよね。
実感は別として。
一人、きょうの主人公を据えたいと思います。
この方です。
深読み子さん。
日本を支える中小企業、ねじ工場でお勤めになっています。
ずっと円高で困る、困るといってたんですけどね、今、チャンスだと。
アベノミクスと聞いてから、注目していたことがあります。
金融緩和もそうですが、このことばです。
さっきの小野さんの、これ。
これに期待をかけたんです。
なぜか。
さあ、さんざん、学校の勉強でやった、これ、いきますよ。
いいですか?1ドル100円と1ドル200円は、こっちが円高なんですよね。
こっちが円安になるんですよね。
そこがね、そこが難しいんです。
これを逃してはいけない。
こっちからいくから分かんないんです。
円からいきますよ。
100円出すだけで、1ドルと替えてもらえるのが円高。
こっちは200円積まないと、1ドルと替えてもらえない。
円の値打ちは、こっちのほうが低いんです。
だからこっちを円安といい、こっちを円高と、比べてみればいいんです。
じゃあ、円安がなんで期待されるかを、ちょっと見てみます。
こういうことです。
じゃん。
アメリカ人の買い物をする人のことを考えてください。
日本から同じ200円の品物がやって来るとします。
1ドル100円、円高のときは、2ドルとなります。
計算上。
ところが、円安のとき、1ドル200円と仮にすると、同じものが1ドルになります。
安いんです。
買ってもらいやすくなります。
なるほど。
外国に物を売る人たちにとっては、円安のほうが商売が繁盛しやすいんです。
だから、下請け工場の奥様も、親会社がもうけるんじゃないかと期待するわけです。
つまり、ぽっぽっぽって、こうやってうってるかは別ですけど、輸出、どんどんどんどん、自動車をはじめ、いろんな製品を日本は輸出します。
同じものを輸出しても、円安となれば、はい!プライスダウン!といえるので、いいねと、買ってもらいやすくなるだろう、ということは、親会社にお金がたくさんいくだろう。
てことは発注、ねじの発注も増えるだろう。
てことは、給料上がるだろう。
ハワイにでも行こうかしらって考えていたわけです。
確かに、第2次安倍政権が発足する直前って、円高、円高っていってて、一時はここぐらいまで行ったんです。
そうでしたね。
80よりも上とか、70円台、なってた。
たった2年ぐらい前。
なんかありましたね。
ありましたね。
それがさっきのバズーカで、どーんって。
お札をたくさん刷ったら。
世界中に日本のお札が、円が、ばーっと広がって増えたので、価値が下がる。
世の中ってそうでしょう。
なので、これもあって、どんどんどんどん円安が進んで、ほかの理由もありますが、今、最新だともう109円台にまでなっているということです。
いやー、ハワイどころか、世界一周じゃない?って思ったんですが、どうも読み子さんの表情見ると、今、こっちです。
あれ?あららら。
思ったほどじゃないわね。
お金、こっちだわね。
何か予想と違うんです。
何が起きたのかといいますと、読み子さん、大事なことを忘れておりました。
親会社の工場、よいこらしょこっちです。
あっ、もう海外に工場を作っていて。
円高のときなどに、もうこりごりだと、日本の大企業の工場が、次々と今、海外に移っちゃった。
こっちで頑張ってる。
てことはこっちで作ってこっちで売ってる。
発注が思うようにこないでしょう。
日本のねじ工場。
日本で作らないから、日本の中小企業に。
お金がこない。
ところがね、大企業は、もうかってるんです。
こっちは。
なぜかというと、そもそも外国で、とても健闘してるのが一つと。
円安だから物がよく売れる?
それからね、円安のおかげで、利益がぐんと上がってるんです。
ちょっと見てくださいよ。
ドルでもうけるでしょ、外国で売るってことは。
ドルでもうけたのを社員に給与を払うっていうことは、円に直すわけでしょう。
1ドル80円だったものが今、109円まで値が上がってるでしょ、円安ってことは。
てことは同じ売り上げを円に直したら、どーんと増えるわけです。
だから、大企業はかなりいい業績になっているということがいわれているので、ございます。
当てが外れちゃったんですね、読み子さん。
思ったほどね。
ということはですよ、一つ忘れていることがございまして、円安になるといいことばっかりだと、私言いましたが、そうじゃないこともあるんですよね。
逆です。
ドルの値打ちのほうが高いということは、ドルのものが私たちにとって値上がりしますから、こういう飼料や食べ物などが、ぼーっと入ってきて、ここに来ますわね。
今、次々と円安の影響もあって、値上げラッシュです。
読み子さんは怒り心頭です。
私、そんなにまだ伸びてないのに、値上がりは嫌だ。
とにかくじゃあ、もう国産で生きていくわ。
頑張ります。
しかし、なかなか難しいようです。
ちょっと見てください。
うーん、じゃあ、朝ごはん、パン、小麦粉が外国産だから、パンが値上がりするから、パンはやめようかしら。
じゃあもう、和食にしましょう。
和食にして、ごはんとみそ汁で生きていきましょう。
ごはんはいいけど、みそ汁、みそとか豆腐は、大豆で出来てるので、大豆は外国産なんで、逃げられないですね。
あららららら。
じゃあ、肉だけで生きていく、もう肉に頼ろうとします。
もう国産にする。
国産高いから、いい、もう、外国の嫌だから、円安が嫌だから、国産の肉食べようとしますね。
これでもだめです。
どうして?
餌が外国産だから。
あらららら。
餌が高くなって、その分、お肉も高くなる。
お肉高くなる。
じゃあ、もう牛のお乳からとか、お世話になってる乳製品ももちろん上がりますし。
じゃあもう、外食だけで生きていこうと思ったら、これ使ってるのが外食産業だから、外食も値上がりするんで、逃げられないということにやっぱりなってしまいます。
実は読み子さんに共感する声が全国からたくさんきてまして、和歌山県69歳の男性の方。
買い物をするときに予算内に収まらず、レジで返品する機会が増えた。
恥も外聞もなく返品している。
それ、私やったことあります。
はぁ?
ありますよね。
最近、ちょっと計算が、思ったのと違うことがあるんですよ。
まあ、それは、はい。
でね、この財布のひもも、そうですが、こっち、こっちの声も大事。
鹿児島県、59歳男性の方、経営者の方だと思うんですけどね、輸出を柱としている企業は景気がいいと思いますが、原材料を輸入に頼っている企業や、それから電力を必要としている企業は、景気は悪いですねっていうふうに書いていました。
明暗が今のところ、出てるということです。
で、最初の話に戻っていくんですが、消費者にとってはですね、この円安が今、パンチできてますが。
私、大事なことを1個、忘れておりますね。
これもパンチできておりますな。
確かに金融緩和って、結果出てるんです。
働く人の給与は、去年の今頃と比べて大体2.4%ほど、平均で上がっています。
が、これです。
肝心の物を買うときの物のお値段が、消費税が上がり、円安の効果が来て、それ以上に上がっちゃってる。
物価が大体、消費税が3.1から、3.4ぐらい、最近のここ2、3か月の数値、1年前と比べて上がっちゃってるということで、読み子さん今、苦しいときを迎えております。
でもですよ、でもですよ、日本の景気の通信簿みたいな、GDPっていうのがあるんですが、これの6割が、個人消費というもので、みんなが物を買うこと。
読み子さんみたいな人が、安心して物を買い始めないと、やっぱり景気はよくならないのですが、どうしたらいいんですかね、読み子さん。
えー。
どうしたら?お金がないと買えないからね。
ですよね。
あれ、どうですか?円安になっている原因は、お金、お札いっぱい刷ったからですよね。
刷るのをやめたらいいんじゃないですか?
ただね、これ円安というのはね、国全体で見ると、長い目で見れば、やっぱり日本は円安になったほうが、メリットはあるんですよね。
ただ、今の説明であったように、その恩恵が偏ってるということがあって、例えば大都会だとか大企業、そういうですね、一部のところに偏っていて、相対的に中小企業とかが苦しいっていうことがあるんですよね。
ただ、今の状況というのは、大企業は非常によくなってるんですね。
中小企業は悪くなってるかというと、中小企業もよくなっていて、ただよくなってる度合いが大企業よりよくないので、そこが問題になってるんですよね。
でも円高もだめ、円安もだめ。
間がいいんですか?どの辺がいいんですか?
今の話だと、要するに円安が今までヒーローだったはずなのに、ここに来て急に悪役になってるじゃないですか。
これもちょっとお話、極端なんだよね。
結局、ちょうどいい具合っていうのが、あるはず。
今お話のとおり。
いい具合はいくらですか?
それはね。
一気に今度は円高にすればいいわけじゃなくて、まあちょっと、例えがいいかどうか分かりませんが、要は湯加減、湯加減ですね。
円安は、そのこと自体は悪いことではないので、でも一気に110円超して120円に行っちゃうのはちょっと心配だよね。
そうするとたぶん日本の企業の主だったところでいうと、100円挟んで上下5円ぐらい。
95円から105円ぐらいのところが、居心地がいい、ちょうどいいところなの。
だからそこにいる間は大丈夫なんだけど、そっからずれてくるとやっぱり、上でも下でも心配になると。
きょうはこの先どうなるの?っていう読み子さんの立場で考えるときに、大丈夫!っていう方と、いいや、大変よっていうお二方を呼んでまして、どっちが大丈夫って方だと思われます?
先ほどご発言いただいたほうが、なんかお召しになってる物がですね、なんかあの、高利貸し、いやいや失礼。
ちょい悪で、きょう。
正解です。
熊谷さんが大丈夫!っていうほうですね。
すごい!
心配よって方が、片岡さん。
そうでしょう?なんか民主党のにおいがします。
心配、大丈夫。
ありがとうございます。
片岡さん、さっきから手を挙げてらっしゃいますけど。
さっきのですね、為替の円高、円安の話なんですけど、円高になってしまうと、デフレっていう状態になっちゃうんですね。
デフレっていうのは、これ、皆さんの売る値段ですね、価格がずっと下がり続けるわけです。
そうしますと、売り上げが減ってしまいますので、企業は例えば、一般の働いておられる方に賃金を払おうとしても払えないと。
そうするとまた物が売れないのでデフレになると、こういうことで、悪循環になっちゃうんですよね。
不景気が悪循環。
ですから。
それは困る。
困る、だから、そうするとそれをやめるためには円安にしないといけない。
今、大体、日本銀行っていう、銀行の中で一番えらいところがあるんですけど、ここが2%ぐらいのインフレを目指して、行動してるんですね。
この2%っていうのは、先ほどおっしゃっていたちょうどいい湯加減のインフレ率なんですよ。
そのとき、まだ現状、消費税の影響等々を除いた物価の度合いっていうのが2%に届いてませんので、ですから、まだいい湯加減の為替にはなっていないということなんですよ。
えっ、100円の物が102円になるのが2%のインフレっていうことですか?そんな単純な話じゃないですね。
いや、そういうことではないですね。
ですから、日本の物価が消費税の影響とか、そういったところを除いて、2%ぐらいのインフレになると。
そのときに、為替レートいくらかっていうことなんですよね。
いやー、でも読み子さんは本当に今、困っている。
実際、私たちも正直、本当になんかお財布からずいぶん速い勢いで減っていくなっていう感じはしてるんですけど。
そんなことないですか?
ありますよね。
なんか、あれ?もう小銭になっちゃったって。
だから使わなくなっちゃう気がする。
いやいや、だから使いたいんだけど、物の値段と、それから魅力的な商品っていうか、お金を出そうかなという物に巡り会えないというかね。
魅力的な商品がない?
ええ。
それもあると思いますよ。
それは輸出が思ったほど伸びないっていうところは、海外で作っているからだけなんですか?それともやっぱり輸出のジャンルでもあんまり魅力的なものがないってことはあるんですか?
それはかつてほど、日本の製品に魅力がないというか、あるいは突出した技術力がないというかね。
大体みんなもう、同じになってきちゃってるじゃないですか、中国、韓国もね。
そこで本当に新しいものが出せなくなってる面はありますよね。
これ、空洞化っていうんですけど、日本の企業が海外に出て行って、海外でどんどん生産するように、今、なってますね。
これ、どれぐらい影響があるかというと、今日本の貿易収支というのが、赤字化してるんですけれども、空洞化によって7兆円ぐらい、日本の貿易収支が悪化してるんですね。
だからそこはやっぱり、構造的な問題なので、昔よりはですね、円安のメリットが少なくなってる。
もう一つはメリットがやはり、私たちの給料に返ってくるまでには、ちょっと時間がかかるということがあるわけですね。
ツイッターでもですね、アベノミクスも消費税増税も円安も、戦略としては間違っていない。
消費経済に反映されるまでに時間がかかるからだという見方。
でも一方で、パートで働いてます。
時給なんて上がらないのに、円安のせいで物価が上がって、また消費税も。
生活が苦しくなるばっかりで、生きていくのがつらいです。
おっしゃっています。
先ほどのですね、企業の行動っていうのは、これ、例えば海外に展開してしまった工場っていうのは、すぐ円安になったからといってもう一回、日本に戻そうっていうのは、やっぱり時間がかかりますよね。
せっかく海外に作っちゃった工場をまた畳んで、円安だからといって、すぐにまたもう一回、工場を建て直すっていうのは。
日本国内に?
日本国内に。
それを目指してるんですか?
最終的にはそういうところが出てくればっていうのがあるんですけど。
それでも最初1回やってしまえば、そのときのリスクがあってもあとあと考えるとそのほうがいいなら、早くやったほうがいいんじゃないですか?
ですので、円安の動きがどれぐらい続くかっていうことなんでしょうね。
ただ、今まで、民主党政権下で起きてきたことは、この経済実態と見合わない形で、本当に海外にどんどんどんどん出ていく動きがあったんですよね。
ですから今、自民党政権はそれを適正化しようとしていて、いわゆる日本企業の7重苦とか追い出し5点セットというものがありまして、日本企業を海外に追いやってしまう、5つの悪政というのがあったんですよね。
円高自由貿易の遅れ、環境規制、労働規制、…。
これらに電力コストが高いことだとか、日中関係の悪化等があって、日本の企業はずっと苦しい状態だったんです。
それを今、アベノミクスはひっくり返そうとして、一生懸命やってるわけなんですよね。
もうちょっと、われわれの暮らしに近いことで、消費のことをもうちょっと見てみようかと思うんだけど、4月以降の様子を見てみると、消費税の増税がありました。
最初、割とどうですか?反動減、あんまり大きくないんじゃないのと。
駆け込み需要があった分、増税のあとは反動減があるよねって、みんな心配してた。
消費税の問題、一番大きいのはそこ。
反動減がでも、わりと4月、あら?そんなにひどくないんじゃないの?って思ってたら、だけど、実際に今度、販売統計なんかの数字が出てきたら、ずーっと悪いんですよ。
3か月、4か月たっても悪い。
反動減が長引いちゃったってんで、またみんな心配だなってなった。
だけど、今度、足元、見てみたら、8月ぐらいのデパートとかスーパーの売り上げを見ると、1年前と比べて0.何%くらいのマイナスぐらいなんですよ。
戻ってきてる。
変わらなくなってきてるの。
だからそうすると、一方では、7月、8月、台風来た、雨が多かった。
気候が悪かった分で、お客さんの客足が落ちた。
いろんな要素がかみ合ってて、僕は今、消費の現状、もやもや感だと思います。
ものすごくもやもやしてる、すっきりしない感じ。
だから、もやもや感が起こってる理由っていうことで、もう一つ、ちょっとこちらをご覧いただければと思うんですけど。
これは左側から、所得の少ない方の消費の動き。
それから中程度の所得の方、右側が一番高い所得の方っていうことになってるんですけど、最近、消費があんまり伸びてこない一つの原因っていうのは、いわゆるお金をあんまり持ってない方が、消費をなかなかできないっていう、そういった状況があるんですよね。
ですから、これ、先ほど大林さんが、お金を持ってる方は、なんか元気なんだけど、そうじゃなくて、あまりお金がない方は、やはりその消費の状況が厳しいんじゃないかみたいなお話があったんですけれども、やっぱり現実の統計も、消費税とか円安とか、その他の税金ですとか、そういったところによって特に低所得者の方のダメージが非常に大きくなってると。
ですので、これが全体の消費をなかなか伸びないような、そういう状況にしてしまっているっていうことなんですね。
これ、高所得の人も伸びてないですね。
そうですね。
ほとんどこれ、増えてないということですよね。
ですから、あまり変わってないと。
この数字は5月から7月の平均なので、ですから、平均として見ると、低所得者層の方っていうのは、平均して10%減らしていると。
先ほどのデパート等のお話もありましたですけど、天候が不順だったりなんかしましたからね、そのへんの電気製品なんかもあんまり売れなかったんじゃないかというようなことは聞きますけどね。
過去の円安時は、単純にウエルカムだったのにというツイッター。
日本は何を目指しているの?バブルのころ?というツイッター。
ただですね、アベノミクスの効果っていうのは、ちゃんとこう、出てるっていうのはやっぱりあるんですよね。
これが目指してることなんですけれども、まず企業の収益を上げて企業を元気にしていく。
実際、昨年の企業収益は、国全体で4割増えているんですね。
そこからこちらの賃金というところに来るんですけど、ことしの春闘、春に年1回、賃上げをしますが、これはですね、10年ぶりの伸び率で2%を超えてきた。
それからベースアップという、基本給ですね。
これも0.5%程度、伸びていると。
そして消費が弱いという話があるんですが、ただ昨年1年間で見ると、消費は6年ぶりに1%伸びてるんですね。
それで今、足元は確かに消費税増税の影響があって、1月から3月に増税前の駆け込みでみんな車とかを買って急増した。
そのあと、4がつから6月に落ちているわけですが、ただ1月から6月、ことしの前半をならしてみると、去年と比べれば、消費は0.4%、上がっているんですよね。
ですから大きな流れとしては、このアベノミクスの好循環がちょっとずつ進んでいるという理解です。
失われた20年で、日本の産業構造、消費傾向、生活スタイルが大きく変わった。
製造業と輸出中心の政策だけでは、景気回復は遅い。
それから、医療や介護分野で働いている人は、もともと給料が少なくて苦しいのに。
それからですね、かなり深刻な声も来ています。
夫は食品製造業ですが、来月から給料10%ダウン。
お客様自体に後継者がなく、自然淘汰。
斜陽産業はこんなものです。
物価は上がっているのに、大多数の給与は上がっていない。
お金はどこに行っちゃってるんでしょう。
大企業がまだ、プールしたままになってるということはないんですか?
その可能性はあります。
ありますか?
ですから、賃金が伸びていくっていう話は、これ、消費税ですとか、そういった話と比べて、非常に遅いんですよね。
ですから、さっき熊谷さんからお話があったように、われわれのベースアップですとか、そういったものっていうのは0.5%ですよね。
消費税が上がったことによって、物価の伸びっていうのが、今、3%超になってますよね。
ですから、3%上がったんだけど、賃金の伸びは0.5%ということになってしまえば、そうすれば、両方とも当然上がってはいるんですけど、物価の上がり幅のほうが大きいわけですから、ですから、特に所得が伸びない方にとってみれば、重税感が非常に出てしまっていると。
今の片岡さんの話、こういうことなんだけど、賃金の伸びより物価の伸びのほうが高いから、これ、実質賃金っていうふうに見てみると、やっぱりお金の使い方、収入が下がっちゃってる。
だけど、ちょっと7月になって、下がり方がちっちゃくなってるでしょ。
なんでだろうっていうと、ボーナス、7月支給のボーナスの企業は、少しよかったのね。
そうすると、なかなか賃金上がらないっていうんだけど、まず企業、ボーナスでは少し報いようとしている。
だけど、ベースアップで上げるためには、一回上げるとね、もうその賃金って変えられないじゃないですか、下げられないじゃないですか。
そうするとやっぱり、1年、2年、景気、業績を見て、これなら上げても大丈夫だなってなってから賃上げっていうことで、タイムラグっていうか、時差が出てきちゃうっていう。
その辺は、麻生さんの話なんか聞いてるとね、そんなん感じますね。
今、少し、あーん、以前にはこりごりだったからな。
似てない。
似てなくてすみません。
似てます、似てます。
ちょっとツイッター、ご紹介します。
正直、消費する気分になれないよね。
それから、消費向上というが、不要な物まで買って、生産供給者に協力する必要はないという声もあって、その3つのサイクル、ちょっとお借りしてもいいですか?この3つのサイクルの中では、消費も大事、大事といわれていますが、実際、皆さんはどうお考えなのか、徳永アナウンサーがこんな声を拾ってきました。
ずっと今、伺っていて、確かにポジティブな話は、ニュース、聞きゃ、数値とか、いろいろよくなってるっていうんだけど、現場で街の声とか聞いた私の感覚、なんなの?この実感がないっていう人の、この感覚との差が、すごく大きいような感じがして、いろいろ何を説明しようか迷ったんですが、やっぱり皆さんが寄せていただいた声を、そのままご紹介することを大切にしようと思って、これを用意しました。
番組は1000人の方に、ネットなどを通じてアンケートをしました。
なぜ、買う気が起きないですかと聞いたら、もう買わないよ、買えないよ、買うわけないでしょ!って、すごい勢いで、きました。
いろんなパターンが見えてきます。
例えばこちら。
地方都市の方の切実な声です。
地方によっては都会よりもガソリンがそもそも高いんですよ。
車で通勤している人は、つらいんですよ。
しかも、もう灯油たいている方が、北国にはたぶんいらっしゃる。
それも上がるんですよ、円安はという悲痛な声です。
北国からは、そもそもの声です。
北海道の方です。
こんなデータがあるんです。
これは第2次安倍政権が出来たときから今を比べています。
物価の割に収入はどう伸びたかということです。
実質どれぐらい、ほくほくになったかです。
大企業の本社が多い大都市圏は、確かに結果が出ていて、僅かですが、ほくほくになりつつあります。
が、人口5万人未満の市町村は、物価が上がっているので、実質こんなに懐が寒くなってる。
地方と都市の差が歴然とあるのが、声からもデータからも、これは無視できない状態です。
それからね、子育て中の人の声がとっても多かったです。
いずれも40代の方です。
千葉県の方。
私も子育てしてる人間としては、いろんな給付があったり、控除があったり、ありがたいんですが、毎年、額、変わるんです。
だから、一体自分の子を育てるのにいくらかかるのかが、よく分からないのが本音ではあるんですよね。
子育て中の方の声がすごく多かった。
そして、年金への不安。
圧倒的に多かったです。
まだもらってない年の50代の方が、もうこう言っています。
1000人の声を読ませていただきました。
どんなに数値がよくても、美辞麗句を並べても、この、不安というものに、ちゃんと寄り添わないと、景気回復って、言えないんじゃないかなって実感したしだいなんですが、どうしたらいいんでしょうか?
大林さんもさっき、買わない、買わないって、おっしゃってましたね。
だから私、きょう本当に、初歩的な、一番最初の疑問なんですけど、私たちが、消費者が、じゃあ、何をすればよくなるのかっていうのが正直分からなくて、物を買う、買わないレベルだけで、それをコントロールする企業があって、国があって、景気はやっぱり、正直、あっちの、上のほうの方がやってくださることなので、どうしようもないっていうのが、本当に現状。
だから、こういうことを言って、訴えるしかないなっていうのはすごく感じる。
私たちがどう頑張っても、別に景気はよくはならないですよね?ちょっと買い物頑張るぐらい。
だから、本当、どうにかしてくれというか、どうすんの?誰が?っていう。
今のお話って、やっぱり自分の懐具合がさみしいということの切実な訴えだと思うんですよね。
だから一つは、そういった意味でいいますと、今の懐具合が寂しい要因っていうのを、もちろん企業の側から賃金を増やして、所得が増えて消費が増えると、そういう話も重要なんですけれども、それが十分にいっていないとすれば、そうした場合には、負担感をちょっと減らしてあげようと、物価に対して賃金が追いついていないわけだから、例えば社会保険料の負担を一時的に下げるですとか、もしくはガソリン税、先ほど北海道の方が、ガソリンの負担が大変だっていう話もされてたと思うんですけど、そういった意味でいうと、ガソリン税の負担を下げたりとか、所得税を一時的に減税したりとか、こういったような感じで、国民の懐を温めるような政策っていうのは、これ一つ、私はやるべきなんじゃないかと思うんですね。
他方でまた将来不安っていうのがあるんですけれども、これは年金制度の改革ですとか、若い人とお年寄りの方の格差を是正するとか、もしくはお年寄りどうしでも、お金持ちの方と、年金暮らしの方、いらっしゃいますので、そういった方の負担感、格差を是正するような、そういったようなことを、たぶん政府はやっていかないといけないんじゃないかなというふうに思います。
でもついこの間、消費税上げたばかりなのに、税金を減らすほうこうの策を打ったほうがいいと、片岡さん、お考えなんですか?
そうですね、ですから賃金に対して消費税というのがやはり負担感が大きくて、当初は、あんまり影響がないんじゃないかという話があったわけですけれども、実際、ふたを開けてみると、リスクが大きかったわけですよね。
ですから、リスクが大きかったのであれば、ちょっと考え直しをしてですね、リスクが大きいのに見合う形で賃金がきちんと上がるような、そういう状況に経済をちゃんと戻してから、景気が過熱したときに、例えば増税するとか、そういうことを考えてもいいんじゃないかなって、私は思います。
ということは、どうなんですか?消費税は10%、来年に上げるかどうか、今、判断に悩んでらっしゃるんですかね?
政府のほうではそうですね。
私はやるべきではないと思いますね。
どうですか?そちらは。
私はね、今の日本の財政状況も世界で最悪なので、これはやっぱり、残念ながらやらざるをえないというふうに思うんですよね。
結局、例えば日本の年間の予算っていうのは100兆円ぐらいあるんですが、大体税金で賄ってるの、半分ぐらいなんですね。
残りの半分は借金をして、子や孫の世代に付けを回しているわけですから、これはまあ、モラルの問題から見ても、ちゃんとやらなきゃいけないと思いますね。
結局、アベノミクスというのは、全体、こくみん全体にとって、私は正しい政策だと思うんですが、その中で、やっぱりその光の当たる人と、そうじゃない人がいるわけであって、そこの部分をこれから地方創生などによって、しっかりやっていくことが必要だと思いますよね。
その手だてとして、どんなこと考えていらっしゃるんですか?
そうですね、ちょっとそちらのフリップを貸していただいて、結局、企業収益から賃金のところにいくわけですが、実はこの企業収益の中で、何割が個人に分配されたかっていう割合があるんですね。
これ、労働分配率というんですが、実はこの割合というのは、ほんのちょっと下がったぐらい、おおむね横ばい圏なんですよね。
ですからその意味では、いわゆる分配政策、この企業がもうかったときに、個人にお金をあげようっていう政策では、賃金が上がる部分っていうのは限られているんですよね。
無理をして賃金を上げれば、企業が苦しくなって倒産をしてしまう。
そういう意味でいうと、私が思ってることは、やはり企業をしっかりと元気にしていく。
例えば農業の市場とかいうと、これ大体、340兆円ぐらいあるんですよね。
それから医療の市場は520兆円あるわけですから、ここを規制緩和して、しっかり取っていく。
それから法人税の減税とか、そういうことをやって、まずは企業を元気にすることこそが、賃金を上げるための鍵なんですね。
実際、私どもの試算でも、ちゃんと構造改革をやって、規制緩和とかをやっていけば、この賃金が過去のピークを越えて、518万ぐらいまで上がっていくと。
まずは企業を元気にして、そのあとで分配を考えることですね。
これ、データでやってるんですか?安倍さんとかが、あっ、今、こうだから、こうやればいいって乗りでやってる…。
その場でやってるのか。
細かく積み上げてやってますね。
それはないと思います。
そんな行き当たりばったりじゃないでしょう。
それはおもしろすぎる。
お2人にご意見聞いて、ちょっと違う角度で考えてみたいと思うんですけど、消費どうしたら増えるかなというところでいうと、1つはやっぱり、間違いなく賃金ですよね。
賃金が上がっていかないと、なかなかそれは、ない袖触れないから、買え、買えって言われても無理。
だから賃金なんだけど、一つは、今、人手不足になってきてる。
人手不足になるということは、どうなります?賃金が、時給が上がったりしてきている。
だから外食産業だとか、小売り業だとかで、時給なんかが上がってきてる。
そういう意味でいうと、環境的には賃金が上がりやすくなるような環境にもあります。
そういう人たちの収入が多少増えてくれれば、これは消費にはプラスになる。
もう1つは、苦しいのは地方って話ありました。
間違いないんです。
そうなんです。
そこの格差がある。
地方を温めてあげるということはものすごく大事。
だから今、地方創生って話も出てるけど、これを単に予算のばらまきにしちゃったら、また失敗する。
なんか知恵を出さなきゃいけない。
これが大事なことです。
そのときに一つ、考えてほしいのは、円安で大変だ、大変だ、言ってたけど、地方にも1個、チャンスあるんです。
観光です。
海外から観光客、来てるんです。
だから自分たちの地域の観光資源を磨いて、ブラッシュアップして、それは京都とか、そういう所に観光客来るけど、それに加えて、うちの地方にも来てもらいたいなっていう誘致をすれば、これは地方にとってもプラス。
そんなこともいろいろ考えたほうがいいと思う。
これ、東京オリンピックが2020年にあるときに、安倍さんが第4の何かになればみたいに言ってて、でも私たち、いや、それ、そこまで?みたいなの、あるんですけど。
それ含めてやっぱり?
そういうこと、そういうこと。
可能性はある?また一極集中みたいになっちゃってるから。
ただ、理論上、きっとこうなるっていわれることと、実際の暮らしが今苦しい、今買いたい物が買えない。
それから、教育費がかかる。
本当にたくさんのお悩み来ていて、とりあえず教育費を減らしてほしいとか、それから本当の低所得者の声を聞いてください、消費税の値上げはずっと続くんですよね?1回限りの僅かな給付金でごまかさないでほしいです。
本当に苦しい。
こういう声に、どう折り合いをつけていくんでしょう?
アベノミクスとしてはですね、経済全体のパイを増やそうっていうことの努力を去年からやってるわけですね。
それは去年1年間もそうですけれども、だんだん成果を上げてきてるというのが事実だと思います。
ただ、そういった全体のパイを増やすのに加えて、困ってる人に厚めに配分しようっていう話は、これはどちらかっていうと、ストップしているような状態なんですよね。
ですから、地方圏もそうだし、生活保護を受けられてる方とか、そういったところに対する対策とかも含めてなんですけれども、そういう話を景気回復、パイを増やすことと合わせて、切り分け方をきちんと工夫してやるような、そういうことをしないと、国民全体の安心ですとか、みんなが平均して消費を力強く増やせるような、そういう状況になるとか、そういうことはちょっと、まだまだ先が遠くなっちゃうと、そういうことなんだと思いますね。
それで地方を元気にさせようということで、石破さんにお願いしてるんですか?どうなんですか?
そうです、そうです。
ただだから、考え方としては地方は人口が減っていってるし、だんだん元気がなくなってきちゃうと、日本全体の元気がなくなってきちゃうから、地方から元気にしよう。
総理の言い方でいうと、全国津々浦々にって、必ず言ってるけれども。
なんか総理はいつもNHKみたいなことを。
NHKみたい?
つまりあまねく、あまねく、広く、豊かになるように。
それはだから、反省材料なんですよ。
どうしてもやっぱり、大企業から、大都市圏からしか、景気の回復が見えていないから、地方に目を向けたい、そこの発想は正しいんですけど、じゃあ、地方で今、何ができるかっていうのは、もっと専門家の皆さん方からも知恵を出してもらって、探さないといけないと思います。
2014/09/27(土) 08:15〜09:30
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「どうなる?私たちの暮らし 増税・円安で景気は…」[字]

今月、政府は月例経済報告で景気の現状判断を5か月ぶりに下方修正。円安による物価高の影響も懸念されている。景気はこの先どうなるのか?暮らしへの影響は?深読みする。

詳細情報
番組内容
4月の消費増税からまもなく半年、消費が伸び悩んでいる。家計の消費支出は7月まで4か月連続のマイナス。給与は増えているものの、物価がそれ以上に上がっているのだ。今月、政府は月例経済報告で「個人消費の持ち直しに足踏みがみられる」ことなどから、景気の現状判断を5か月ぶりに下方修正した。円安でさらに物価が上がり、景気へ影響が広がることも心配されている。景気はこの先どうなるの?暮らしへの影響は?深読みする。
出演者
【ゲスト】桂文珍,大林素子,【解説】大和総研チーフエコノミスト…熊谷亮丸,三菱UFJリサーチ&コンサルティング…片岡剛士,NHK解説委員…関口博之,【キャスター】小野文惠,高井正智ほか

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
スポーツ – スポーツニュース

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