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産経前ソウル支局長 保守系団体を告訴
12月1日 22時41分

産経前ソウル支局長 保守系団体を告訴
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韓国大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長は、先週の初公判の直後に、乗っていた車を韓国の保守系団体のメンバーらが取り囲み卵を投げつけるなどしたことについて、暴行や監禁などの疑いで、1日、警察に告訴しました。

産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)はことし8月、産経新聞のウェブサイトに掲載したパク・クネ(朴槿恵)大統領についてのコラムを巡り、インターネットを使って名誉を毀損した罪に問われ、先月27日、ソウル中央地方裁判所で初公判が行われました。裁判が終わったあと、韓国の保守系の団体のメンバーらが加藤前支局長が乗った車を取り囲み、大声を上げながら車をたたいたり、卵を投げつけたりしました。
このため、加藤前支局長は1日、メンバーらおよそ10人を氏名不詳のまま、暴行や監禁、脅迫などの疑いで警察に告訴しました。
被害届の提出ではなく、告訴に踏み切ったのは、再発防止を求める意思を明確にするためだとしています。
今回の裁判で加藤前支局長は「パク大統領をひぼうする意図はなかった」などと述べて、起訴された内容を否認し、裁判で争う姿勢を示しています。
保守系団体のメンバーらの問題は、初公判と同じ日に行われた日韓の局長級協議で、日本側が韓国側に対して再発防止を求めています。

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