私に起こったことで、みなさんにも気を付けていただきたいので、恥を忍んでブログに書かせていただく。
実は先日オークションで、Microsoft Office 2010 Professional OEMという製品を落札して入手した。製品が送られてこなければ、それはそれで別の問題なのだけれど、出品者に「(宅配便の)発送番号をインターネットで検索しても情報が得られない...」など、苦情を言っていると、商品が送られてきたので、一度は安心してコンピュータにインストールしてみる。するとインストールは問題なく行えたのだけれど、Microsoftの製品は、インターネットか電話で正規品であることの証として認証ができないといけない。しかしそれが、通常通りにできなくて、結局Microsoftに電話して認証を試みたところ「正規品ではないので、認証できません」と回答される。
その後、出品者に連絡が取れなくなって、怪しいのは、他に出品されていたアイテムも、気が付いた時には、オークションからすべて削除されている。他の落札者の方も、私と同様の状況に陥り、オークションの掲示板や、出品者の評価の欄に、事態の書き込みは入り始める。私は、製品が送られてきているので、ヤラレタと思った。Yahoo!オークションの保障規約では、商品が送られて来た時点で保障の対象外になる。
以下に認証ができなかったプロセスと画面を張り付けておこうと思う:
この画面が出てきて、インターネットで認証を行ってみる。
「次へ」をクリックすると、この画面になる。
「キーが無効なので、アクティブ化できません。」とエラーメッセージがでる。ちなみに「クリックすると、このエラーの詳細情報が表示されます。」をクリックすると、白い画面のブラウザーが立ち上がるだけで、何も表示されない。
仕方がないので、初めに戻って「認証を電話で行う」を選ぶと、この画面が現れる。電話番号などが出てくるので電話してみると、音声ガイダンスにしたかって、表示されている長い番号を6桁ずつを9回入力されられる。すると「正規の製品ではない」とメッセージが流れて「担当者におつなぎしますか?」と聞いてくるので、電話口に出てくる担当者の方と、オークションでの入手の経緯などをお話して、インストールIDの先頭番号を言って、パッケージの状態やディスク面の印刷色などを伝えると、以下の点を教えてくれる。
「パッケージの状態から、コンピュータに添付した状態で売られているものなので、そのコンピュータとの同時譲渡でないと使えないものになります。」とパッケージの状態での話をする。
「キーをお調べしましたところ、キーは開発者様用のキーになります。本来パッケージに張られているキーではありません。また、特別な契約をされた方のみのキーで、譲渡などのできないキーになります。」とシールで印刷された状態で張られていること自体がおかしいことを教えてくれて、
「このキーが不正に流出しているのは分かっておりますので、認証はブロックの状態になっております。」と言われる。
私は、「偽物を掴まされたと思うのですが、そう思っても間違いはないでしょうか?」と電話で確認してみる。すると、「Microsoftでは、入手されたところで、この旨を伝えて、交換・払い戻しなどを依頼されることをお勧めするくらいしか言えないですね。」と言われてしまう。
ちなみに、実際にオークションで入手したパッケージは、以下のようなものです:
■ Microsoft Office 2010 Professional OEM パッケージ表面:
■ Microsoft Office 2010 Professional OEM パッケージ裏面:
OEM版のパッケージで、黒と赤のインクでボール紙に印刷されてできている。この裏面の赤枠の「プロダクトキーの入力とライセンス認証については「お使いになる前に」をふご参照ください。と書かれた下にプロダクトキー入力の画面が印刷されているのだけれど、よく見てもボヤけて印刷されている時点で、このパッケージは偽物と、今となっては思えてしまう。
■ Microsoft Office 2010 Professional OEM ディスクパッケージ:
マイクロソフトの認証担当の方いわく、このプロダクトキーがシールになって貼られていることがありえないらしい。なぜなら、「キーは開発者様用のキーになります。本来パッケージに張られているキーではありません。また、特別な契約をされた方のみのキーで、譲渡などのできないキーになります。」と指摘を受ける。しかし、このキーがそういうキーであるかは、この綺麗に出来上がったパッケージからは、まったく想像できない。
■ Microsoft Office 2010 Professional OEM ディスク表面:
■ Microsoft Office 2010 Professional OEM ディスク裏面:
■ Microsoft Office 2010 Professional OEM ディスク中央のホログラム部分拡大:
このプログラムのディスクが、もっとも模造品と思える。なぜなら、ホログラムは確り中央に入っているけれど、新品のディスクにしては、表面にかなり傷が多く、中央のホログラム部分にも大きな傷が新品なのにもかかわらず入っている。ついでにホログラムは明らかに鮮明ではない。このディスクを見ていると最も偽物をつかまされた気分になる。
巧妙なネット詐欺に引っかかったと認識したので、オークションサイトへのレポートと、警察に被害届を提出する方向で動かなければと思う。
私はオークションで今まで幾度となく取引をしてきて、この様になるのは、本当に初めてですが、みなさん、ご注意されてください。
■ 追記(07/23/2011):
マイクロソフトの電話認証担当の方とお話しした際、「模造品ソフトウェアの報告が、Microsoftのサイトより行えます。」ということだったので、慰め的?に一応行ってみる。
偽造ソフトウェアの報告 (Microsoft社):
https://www.microsoft.com/ja-jp/howtotell/cfr/report.aspx
6ページの手順を追って、私の個人情報、オークションのサイト情報、出品者の情報などを入力する。
最後のページで「印刷した報告と証拠品を下記の住所まで郵送してください。 」と表示されて、香港の住所が現れる。領収書も含め、ページの要求する書類はすべて揃うので、「無償のソフトウェア交換キットには Office Professional 2010 が含まれています。」とも書かれているので、香港まで書類を添えてレポートしてみようと思う。
■ 偽造ソフトウェアの報告・手順6/6 ページ:
■ 偽造ソフトウェアの報告・レポート画面:
しかし、マイクロソフトの要求する原本・オリジナル(模造品を含む)の書類や製品を即座に送ってしまうと、警察に被害届を提出する為の証拠が失われる感じになるので、被害届を出そうとする場合、警察に相談するのが、まず先かもしれないと思う。
■ 追記 (07/24/2011):
出品者より連絡が完全に途絶えたと考えられることと、オークションのステータスがYahoo!により「停止中」になったこと、取引連絡に使う「取引ナビ」が、「投稿できません」の状況に Yahoo!によりなってしまっているので、Yahoo!オークション・カスタマーサポートに、上記と事情を説明したメールを以下の「Yahoo!オークションお問い合わせフォーム」から連絡を入れる:
Yahoo!オークションお問い合わせフォーム:
http://ms.yahoo.co.jp/bin/auctions-ms/feedback
警察署へ被害届を出すには・Yahoo!オークション:
http://special.auctions.yahoo.co.jp/html/taiou/higaitodoke/index.html
警察庁・サイバー犯罪対策:
http://www.npa.go.jp/cyber/index.html
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧
http://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
私の考える方向性としては、警察に被害届を提出すること、マイクロソフトの「ソフトウェア偽造報告」を行える、香港にあるMicrosoft PID Centreにレポートすること、今回Yahoo!のカスタマーサポートにレポートしたので、Yahoo!の対応で今後の出方や順番を考える。
■ 追記 (07/25/2011):
Yahoo!のカスタマーサービス担当者からメールを頂く。内容を要約すると以下の様な感じになる:
警察への被害届の提出について:
「このたびの件につきまして、届出をされる警察から照会がありました際は、速やかに協力させていただきます。」と回答される。
オークションについては:
◇Yahoo!オークション・ガイドライン
http://auctions.yahoo.co.jp/jp/html/guidelines.html
弊社にてガイドラインに違反すると判断した場合は、規定に則り対応いたします。対応結果などにつきましては、個別にお知らせしておりませんので、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
...だそうです。
取引相手の方への連絡については:
『取引相手の評価が「停止中」となっている場合、「取引ナビ」へ新規にメッセージを投稿して取引相手の方と連絡を取ることができません。』
と言ってくる。これは出品者・落札者共に非常に困る。なぜならオークションの取引は、お互いにメールアドレスの交換など無く、この「取引ナビ」で行われる。
『なお、「連絡掲示板(公開投稿)」や「評価」は、取引相手の評価が「停止中」となっていても、投稿が可能です。』
とも言ってくる。しかしこの「連絡掲示板(公開投稿)」には、個人情報やメールアドレス、電話番号の記載が規則上できないし、実際に書き込むと公開投稿になるので、いろいろ問題もでてくるので、実際の通信手段としては使えない。しかしYahoo!は、この限定的な通信手段での出品者との連絡を試みるように言ってくる。私以外の落札者の方が、その「連絡掲示板(公開投稿)」既に書き込んでおられるけれど、出品者の反応は今のところないので、Yahoo!は警察が動かないと、何にもしてくれないとメールの内容を見て思ったので、被害届の提出と、心に決める。
あと、Yahoo!の担当者からのメールは、雛形で返信している感じ。マニュアル的で、できれば勝手に処理してください的。これがアメリカのeBayだと、第三者のSquareTredeなどの、Online dispute resolutionサービスというのが、問題点などの洗い出しなども含め、的確な処理に当たってくれたりする(実は一度お世話になって、日本には無いと思われるそのサービスと的確な対応に非常に関心した)。日本はこの辺の処理が下手糞。車に毎日乗っていたら、その内に起こる事故のような、オークションで実際に起こりうる事故や問題に対する処理は、素っ気のない雛形メールの返答くらいしかYahoo!は対処を考てないようで、日本はできてない国と、今回つくづく思う。
■ 追記 (07/26/2011):
オークションは、出品者の登録が削除されてしまい、出品者とのインターネットでの連絡手段は、閉ざされてしまった感じになる。
最寄の警察署へ行き、上記の経緯を伝えることのできる書類と、私が詐欺と思える点をまとめて、届けに行く。受付では「刑事課へ行って下さい。」と案内され、まず相談係というところへ通されて、私の陥った状況をお話する。ブログは、これから行われる可能性のある捜査に関係や影響が出る可能性があるので、私の言った内容といわれた内容については書かなけれど、相談の後、刑事の方とお話して、オークションでのやり取りをプリントアウトした資料、模造品の可能性が高いディスク、届いた時点の梱包や、領収書などを、警察に持ち込んだもの全てを資料として提出させていただいた。もちろんその中には出品者が私に伝えてきた住所や氏名も含まれる。警察はどこまで、この後やってくれるのだろうかと思う。
とりあえず、落札額と送料が今回の損失になるけれど、そんなに高額ではないし、命を取られた訳ではないので、事故だったと思うことにする。
■ 追記 (08/22/2011):
先月警察にレポートしに行った後、資料を提出したりしたこともあり、Microsoft PID Centerへはレポートしないままにしていたのだけれど、Microsoft PID Centerから「マイクロソフト偽造品の報告を立証する情報を提出してください」というタイトルで資料を催促するメールが届いたので、棚上げしていたオークション取引時の出品者の情報を含むデータと、Microsoft Office 2011 Professional のディスクの情報などを含めて、香港へEMSで発送する:
日本国内の住所あてにヤマトのメール便などで発送させてくれれば発送するのに手間・暇以外かからないのだけれど、香港は外国で、発送には発送番号の付く発送方法でと以前のフォームに書かれていたので、色々考えて郵便局からEMSで発送する。送料1,100円。落札代金とこの送料と落札時の送金手数料など諸々併せても、何とか1万円未満なのだけれど、私の手間・暇が私の貴重な時間を奪うと思う。ちなみに、Microsoft PID Centerへは、警察でのやり取りなども綴ったお手紙を英文でしたためたものも同封した。これで「無償のキット」が貰えなければ、気分は踏んだり蹴ったりになると思う。
全く関係のない余談だけれど、私は深夜に発送する準備をして、最寄の集配郵便局の時間外窓口でEMSを発送した、荷物の梱包済み重量は、356.5g(357g)、発送時刻は、3時57分。時間と重さで、偶々同じ数字が並ぶ。良い兆しなら良いのだけれどと思う。
■ 追記 (08/25/2011):
香港のMicrosoft PID Centerに荷物が到着したらしい:
実はEMS自体は2日前に香港のMicrosoftに到着済みなので、内部での郵便物の処理に2日かかった計算になる。
■ 追記 (08/26/2011):
Microsoftから以下の内容のメールが届く:
件名:提出していただいたマイクロソフト偽造品の報告を承認しました
文面:Microsoft® の無償の Office 2010 Professional Kit をご請求いただき誠にありがとうございます。お客様に提出していただいた偽造品の報告は承認されました。無償のソフトウェア交換キットを、偽造品の報告を提出する際に入力していただいた住所に送付いたします。お客様の偽造ソフトウェアの報告のステータスはオンラインで確認できます。
お使いの PC に Office の偽造ソフトウェアがインストールされていると思われる場合は、マイクロソフトから送付された DVD を使用し、正規の Office 2010 をインストールすることをお勧めします。この作業は簡単に実行でき、お客様の個人ファイルと情報を確実に保護するために役立ちます。お客様に送付するキットには、インストールを支援する詳細な説明が含まれています。Office をアクティベートするにはキットに含まれている 25 文字のプロダクト キーが必要になります。Office 2010 の再インストールが必要になった場合に使用できるように、DVD とプロダクト キーは安全な場所に保管してください。
プロダクト キーを使用して Office をインストールし、アクティベートすると、正規の Office が提供するすべてのメリットをご利用になれます。キットに含まれている手順の詳細が必要な場合は、Office 2010 Solution Center (http://support.microsoft.com) にアクセスしてください。
マイクロソフトは、お客様に送信していただいた情報を機密情報として扱います。マイクロソフトはすべての報告を調査しますが、これらの問題は法的に公表が難しいため、お客様のご報告に対して講じた処置に関する情報は提供できませんのでご了承ください。
この Office 2010 Professional キットは、偽造ソフトウェアの交換について必要な要件を満たしたお客様のみにマイクロソフトが送付するものです。このソフトウェアは再販を目的としたものではありません。ぜひ、Office 2010 を快適にご使用ください。また何かお役に立てることがありましたらお知らせください。
マイクロソフトは、お客様のプライバシーの保護に努めています。詳細については、「プライバシーに関する声明」をご覧ください。
Microsoft Corporation
One Microsoft Way
Redmond, WA, USA 98052
オークションでハズレくじを引いた気分になって、警察にレポートしたり、最終的にマイクロソフトにも報告して、色々あったけれど、Microsoft® の無償の Office 2010 Professional Kit が届くようなので、楽しみに思う。
■ 追記 (09/02/2011):
「キットを発送しました。」とWeb上のステータスが変ってから待っていると、日本マイクロソフト株式会社から宅急便が届く。
資料は全て香港へ送ったので、無償のキットも香港から送られてくるものと思っていると、日本国内の東京某所の日本マイクロソフトより宅急便が届く。
「無償のキット」と言う書き方なので、専用のパッケージとか、特別なインストラクションが付属しているとか、添付のお手紙が一緒に入っているとか、そういうのを密かに期待していたようなところがあったのだけれど、送られてきたものは製品版のOffice2010 Professionalと思う。しかし製品版と同じで合っても、マイクロソフトとのお約束でやってはいけないことは、他人に譲渡できないことになっている。オークションを落札した際に、OEM版ではなく、その時できれば欲しかった製品版を手に入れることができたので満足なはずなんだけれど、添付の文書とか、なにかお手紙とかが、このキットに一緒について来ていないのでなんだかなぁ...と思う。オークションでトラブルにあって、Yahoo!や警察にレポートして、マイクロソフトにもレポートして、資料をかき集めて、お手紙も書いて、香港のマイクロソフトに送って、いろいろあって、いろいろやって、最後は製品版か...って思う。それでいいし、もちろん十分以上の結果と思うんだけれどね。なんなんだろう。
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