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中核派全学連の私大生を新たに逮捕 機動隊員暴行容疑 警視庁
東京・銀座で11月、デモ行進中の中核派全学連の男らが機動隊員を暴行したとして逮捕された事件で、警視庁公安部は1日、公務執行妨害容疑で、相模原市に住む20代の私立大学生の男を新たに逮捕した。公安部によると、黙秘している。
逮捕容疑は11月2日午後4時ごろ、東京都中央区銀座の路上で、デモ行進の規制にあたっていた40代の機動隊員の胸を片手で突き飛ばしたなどとしている。
公安部によると、私大生は警察官を振り切り、現場から立ち去っていた。デモ行進では他にも、京大生ら3人が機動隊員を殴ったり、制帽をつかみ取ったりしたとして同容疑で逮捕、処分保留で釈放された。
デモ行進は千代田区内で開かれた中核派主導の「全国労働者総決起集会」後に行われた。公安部は、私大生も全学連の活動家とみて調べている。
事件をめぐっては、公安部が11月、中核派の拠点「前進社」(東京都江戸川区)や京大の学生寮「熊野寮」(京都市左京区)を相次いで家宅捜索し、機関紙などを押収していた。