日当りのよい部屋より、人間味に溢れる地域で部屋を探す方が寿命は確実に伸びる
日本企業の寿命が世界で一番長く、さらに日本人の寿命も世界で一番長いというデータがあり ます。近年、不況が長引いていることもあってか、日本の自殺率だけに焦点が当たってしまっていますが、なぜ日本企業、日本人ともに寿命が長いのかという理由の裏側をさぐっていくと様々なことが分かります。
近年、日本は欧米の影響を強く受け、オーガニック食品を食べたり、定期的に運動したりすることが長生きをする秘訣だと思っている方が多いですが、様々なリサーチによれば、食べ物と運動、両者とも「一番重要なこと」ではないようです。
↑エバーノート創業者「世界で一番企業寿命が長いのは日本企業だ。」(Pic by Hdnux)
「死ぬことを忘れてしまった島」と呼ばれ、とにかく長生きをする人が多い島で行われた調査によれば、寿命を延ばす上で一番重要なことは食べ物に気を使うことでも、定期的に運動をすることでもなく、人間味のあるローカル・コミュニティーの中でしっかりとお互い支えあって生活を「する」ということでした。
日本の中でも沖縄や長野県は比較的寿命が長い地域ですが、その理由を順天堂大学のTakuji Shirasawa(白澤 卓二)教授は「地元の人の信用性」と述べており、街で90歳を超える人たちに尋ねてみても、同じような答えが返ってきます。
「若さの秘訣?多分、若い家族に支えられながら仕事をしたり、近所の人たちと楽しんだりしているからじゃないかしら。」
↑長生きの秘訣は「地元の人の信用性」(Pic by Flickr)
実際、医学の世界でもローカル・コミュニティーの力は薬とは比べものにならないほど強く、親の遺伝子なども寿命にはあまり関係がないという調査が発表されています。 田舎の方が寿命が長いのは何となく想像できますが、東京でも下北沢や高円寺などローカルの人間味があり(もしくは「人情味に溢れ」)、世代問わずコミュニティーが出来上がっている場所も数多くあります。
若い頃は仕事に夢中になり、近所付き合いなどバカらしくなってしまうかもしれませんが、最終的に自分を幸せにしてくれるのはキャリアやお金ではなく、「人間関係」なのかもしれません。
↑お金よりもキャリアよりも人間関係。(Pic by kita-colle)
日当りがよい部屋を選ぶより、人間味溢れるコミュニティーを探す方が、最終的には人生を楽しめる、そう思う人が増えていけば日本はもっと面白い国になるのではないでしょうか。