神奈川県平塚市の製麺工場である(株)麻生の直営店である魚らん坂、都内と神奈川に9店舗を展開されています(6店舗実食済み)。
白金高輪店、伊勢原店、伊勢原高森ロードサイド店、東海大学店、両国店、末広町店、花小金井店、早稲田店、御徒町店。
本店とは明記されていませんが、本店相当の魚らん坂白金高輪店@白金高輪(港区高輪)。
メニューは味噌ラーメン、塩、醤油と基本構成は同一ですが、つけ麺があったりなかったりある程度の自由裁量が認められているようです。
屋号の「魚らん坂」はお店の近くの「魚藍坂」から、お店自体は魚藍坂ではなく国道一号線の桜田通りに面しています。
店内は厨房を囲むカウンター14席、食券を渡して出来上がりを待ちます。
調理担当の男性店員さんと女性店員さん二人。塩や醤油は「調理」しないので、女性店員さんが麺の湯切りから盛り付け、配膳もされていました。
麺は味噌と味噌以外で細麺と中太麺で分けている様です。
野菜担々麺820円。
大きな中華鍋を振ってスープと共に野菜を炒めて、10年くらい前の東京の味噌ラーメンと言えばどこもこんな感じでした。
豚骨スープ、味噌ダレ、野菜に加えて挽き肉の一体感が素晴らしい。
なぜ細麺なのか分からないけど、スープにまずまず合って美味しい。
どうしても味が単調になるので、途中で豆板醤、残ったスープのとろみがレンゲを止めさせない。
美味しかったぁ、ご馳走様でした。
最近、あちこちで見かける立ち食いステーキ屋のいきなりステーキ(ホームページ)、良い肉の日なのでステーキも良いかと。
ホームページを見てみると都内を中心に20店舗展開、本店原理主義の私としては銀座四丁目店から訪問するべきですが、屋号に「本店」と付いていないので、いきなりステーキ新宿西口店へ向かってみました。
土曜日の19時30分、なんと、なのか、いつも通りなのか、店頭には16人待ち、「外待ちできる場所」を選んで出店しているだけあります。
どのくらい待たされるか全く想像つきませんが、試しに並んでみると15分ほどで店内へ案内されました。
基本はUS産牛肉のリブロース、サーロイン、ヒレの三種類のステーキを一人前売りではなくグラム売りされています。
グラム単位の値段は肉の部位によって異なり、1gの単価はリブが5.5円、サーロインが7円、ヒレが10円となっています。
だからと言って1gから焼いてくれるのではなく、300g(ヒレは200g)以上から、つまり、ブロックを切り分けての計り売りとなります。
切り分ける時に肉量が多少前後しますとの断りがあり、私は235gでした。
ランチメニューも用意されていて、理由は分かりませんが、店舗によっては和牛肉を販売されています。
店内は立ち食いカウンター席のみで、6、6、8、2、6、3の31席、店員さんに案内され、先に飲み物、サイドメニュー、ライス等を注文するように聞かれます。
注文して、番号札を持って焼き場近くの受付に向かいます。
受付で肉の部位と量を伝え、ブロック肉から切り分けて秤の上へ、多少の前後を了解し、焼き方も伝えます(レアを勧められる)。
席に戻るとワイン(赤)500円、サラダ250円が置かれていて、待つこと8分で配膳。
ヒレステーキ200g、実際は235gですので2,350円。
ステーキの正式な食べ方を知らない私は、先ず、ナイフでステーキ全体を一口大に切り分けてしまい、その後はフォークだけで食べます。
普段からA5ランクの和牛肉ばかり食べている人には噛みきれないほど硬いかも知れませんが、普段から吉野家の米肉に慣れ親しんでいる私にはちょうど良い噛み応え(明らかに例えがおかしいですね)。
こう言う前衛的なお店で肉質を問うほどの素人ではありませんが、かといって語れるほどの玄人でもありません。
ステーキにトッピングされたフライド・ガーリック、ガーリック・マヨネーズは明らかにペッパーランチからの継承ですね。
これまで、ステーキを食べたければ予算はともかく、時間がかかるのがネックでしたが、並んで退店までが45分とは何とも手軽です。
回転寿司でお寿司を「回るお寿司」「回らないお寿司」とカテゴライズしたように、「立って食べるステーキ」と「座って食べるステーキ」にカテゴライズできるされるようになるのかな。