僕のブログは通常150〜200のアクセスがある。これらはテーマの「映画」に関心のある人たちでレギュラーメンバーだ。言ってみればこのブログは閉鎖的クローズドサーキット的色彩を帯びていた。ところが外国特派員協会(FCCJ)のボードとマネージメントの従業員への首切り暴挙と彼らの愚行を書き始めたら250〜300のアクセスが連日ある。つまりFCCJに関心のある人たちが50人から100人いると言うことだ。この週末は流石に書くネタが無くFCCJ会員諸氏にネタを募集したらあるわあるわ。今日一日では書ききれないし、伝聞の醜聞なので筆勢を弛めるが、もし俎上に上がった方が事実で無いと申し入れがあるなら即刻消去し陳謝する。(これ以下の叙述は外国特派員協会(FCCJ)会長バウムガードナーの警告により削除)こんな人たちが従業員36人のクビを斬ったことが信じられない。「言行に恥ずるなかりしか」海軍兵学校生徒の五省が胸に響く。
初日(4日)打ち込みの映画。シアターN渋谷で上映と聞いて何処かとグーグルで探す。渋谷駅西口から歩道橋を渡って3分、これは頻繁に試写に通う「ショウゲイト」の2階だ。今は東急の向こう側に引っ越した「ユーロスペース」と呼ばれた小屋だった。銀座は晴天なのにJR渋谷駅で降りるとにわか雨、空は晴天「キツネの嫁入り」だ。100程の座席に半分の入りか、流石渋谷で若い人が多い。
7月4日の独立記念日。主人公二人はニューヨークのイーストリバーに架かるマンハッタンとブルックリンを結ぶブルックリン橋の中央にたたずむ。ボビー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)はカナダ籍のミュージシャンだがグリーンカードをもっていない。ケイト(リン・コリンズ)はブロードウェイダンサー。二人は愛し合っており10カ月付き合っている。ケイトは目立たないが妊娠3か月。これからどうするか?1日の運命をコインの表裏に託し、二通りの一日が始まる。ブルックリンへ走った一組は実に穏健な一日を過ごす。途中で迷子の犬「タイガー」を拾い飼い主を捜しながら隣のクィーンズに住むケイトの家族を訪ね、友人親戚集まったバベキューパーティに参加する。家族はアルジェンチンの末裔で中流階級。一家は長男の死にショックを受けている。ケイトの母シルビア(アサンプタ・セルナ)はボビーを胡散臭いと思う。ケイトの妹、ソフィ―(オリヴィア・サールビィ)は舞台女優で同じ小ビジネスに身を置く姉に優しい。
マンハッタンへ向かった二人はギャングに追われるアクションに満ちた一日となる。タクシーの座席で拾ったスマホ。落とし主と連絡が取れ返そうと待ち合わせ場所に向かうと男が射殺される。それに謎の大金が絡んでいたのだ。スマホを返すと連絡をするとアジア人の殺し屋が現れ銃を乱射し二人は逃げ回る。チャイナタウンの一角で狭い路地やビルの屋上、隣家へのジャンプと命がけの逃走だ。シーンが同時間で同じ俳優で場所が違うのので衣装で区分する。黄色はマンハッタン、グリーンがブルックリンと。
実に作為的でリアリティの無い映画。乗り込もうとした地下鉄のドアが閉まった場合と閉まらなかった場合とでグィネス・パルトロ演じる主人公の運命や恋の行方が変わる映画「スライディング・ドア」もくだらなかったがそれより劣る。唯一嬉しいのは主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットがマリナーズ、いやNYヤンキースか、のイチローそっくり。優しそうな目が似ているがこのボビー役では頬から顎へ髭を生やしているので更にそっくりさんだ。
共同監督した感動的な作品「綴り字のシーズン」(BEE SEASON)のスコット・マクギー&デヴィッド・シーゲルの二人が再び共同で脚本を書き監督をしている。まあこれは失敗作でしょうね。
渋谷シアターNで公開中。
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