香港=延与光貞
2014年11月30日23時01分
行政長官選挙の制度改革をめぐり、抗議の占拠を続けている香港民主派が30日夜、官庁街の金鐘(アドミラルティ)で集会を開いた。学生団体は「政府が市民の要求に応えない以上、さらに行動を強めるしかない」などと訴え、政府を包囲すると宣言。集まった多数の市民がこれに応じて政府本部などを取り囲み、警官隊と衝突が起きた。
集会は、政府本部や立法会(議会)、行政長官弁公室(執務庁舎)が集まる官庁街近くの大通りで開かれた。午後9時すぎ、学生団体の呼びかけに従い、集まった市民らがマスクやゴーグルをして包囲行動を開始。解散を求める警官隊と衝突し、警官隊は催涙スプレーなどで応じた。
占拠は約2カ月にわたり、金鐘、旺角(モンコック)、銅鑼湾(コーズウェイベイ)の3カ所で続いたが、旺角は25、26両日に強制的に排除された。その後も、不満を持つデモ隊と警官隊との衝突が続いている一方、占拠反対の世論も大きくなっている。学生側は「混乱は警察の過剰な暴力によるものだ」と批判。市民の反発をてこに、再び運動を盛り上げる狙いがありそうだ。(香港=延与光貞)
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朝日新聞国際報道部
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