川内原発:鹿児島知事が再稼働同意 「やむを得ない」

毎日新聞 2014年11月07日 14時38分(最終更新 11月07日 15時19分)

川内原発の再稼働を審議する鹿児島県の臨時議会に臨む伊藤知事=鹿児島市の鹿児島県議会で2014年11月7日午前10時、和田大典撮影
川内原発の再稼働を審議する鹿児島県の臨時議会に臨む伊藤知事=鹿児島市の鹿児島県議会で2014年11月7日午前10時、和田大典撮影

 ◇福島原発事故後の新基準後、立地県で初

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事が7日、同県薩摩川内市に立地する九州電力川内原発の再稼働に同意を表明した。鹿児島県議会(定数51、欠員2)が同日の臨時議会本会議で、再稼働を求める陳情を賛成多数で採択したことを受けて会見し、「川内原発の再稼働についてはやむを得ない」と述べた。

 福島第1原発事故後に原発の新規制基準が策定されて以降、立地県として再稼働に同意したのは初めて。政府は基準に適合した原発を順次再稼働させる方針を示しており、他の原発の再稼働にも影響を与えそうだ。

 本会議では前日の原子力安全対策等特別委員会で審議した32件の陳情を採決し、薩摩川内市の商工団体などから出された1件の再稼働賛成陳情を賛成38、反対9(1人欠席)で採択した。残りの31件は再稼働に反対する陳情で、すべて否決された。

 立地市の薩摩川内市議会と市長は10月28日に同意を表明しており、県議会と知事の同意で一連の地元手続きは終了した。原子力規制委員会による工事計画や保安規定の認可が残っており、再稼働は年明けになるとみられる。【津島史人、杣谷健太】

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