高浜行人 片山健志 浦島千佳
2014年11月30日05時18分
文部科学省は29日、小学5年と中学2年の2014年度「全国体力調査」の結果を公表した。測定した8種目のうち、「上体起こし」(腹筋運動)が小学男女で過去最高となった一方、「握力」「ボール投げ」は小中全てで最低か最低に並んだ。伸びる種目と下がる種目の「二極化」が進んでいる。
今年4~7月、全国の小学5年、中学2年のほぼ全員の約214万人を対象に行った。「上体起こし」は、小5男子で30秒間に19・6回、女子18・3回と、08年度の調査開始以来最も高かった。中2も男子は過去2番目、女子は最高だった前回と並んだ。小5男女の「20メートルシャトルラン」(往復走)、中2女子の持久走も最高だった。
これに対し、「握力」は中2男子の29・0キロ、女子の23・7キロなど、小中の男女全てで最低か最低に並んだ。「ボール投げ」も同様に低かった。
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