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またも、がん放置療法の犠牲者が

2014年09月29日(月)

毎日、全国の知らない方からいろんな手紙が届く。
なかには、私を強く批難する人から長い手紙も混じっている。
しかし、私から見れば「またも、がん放置療法の犠牲者が」としか思えない。

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おそらくまだ助かる段階の大腸がんのようだ。 →こちら
しかもまだ55歳ととっても若い。

今手術すればおそらく簡単に完治するのだろうに。
モッタイナイ・・・

「がん放置療法」という洗脳の恐ろしさを、文面から知ることができる。  →こちら
この人は完全に洗脳されているので、何を言っても聞く耳を持たないだろう。

医者は悪人で、金儲けのために仕事をしている、と刷り込まれている。
まさに「医療否定本」に殺されかけているのは、本当に可哀そう。

奥さんが泣かれるのは当然だ。
言いたいことは山ほどあるが、完全に洗脳されている人には何を言っても無駄。

本を書こうが、ブログを書こうが、週刊誌の取材に応えようが
洗脳を解くことは極めて難しいことが経験上、よく分る。

無用に命を落とす時になって後悔するのだろうが、
その時ではもう遅い。


図書館で読んだという私の本に対して、こんな長い手紙を書いて来る人がいるのだ。
私を批難しながらも、手紙を書いているということは、どこかふっきれていないのか。

この人への答えは以上とする。

あとは、「週刊文春」に掲載された記事のとうりだ。 →こちら
参照して欲しい。

あるいは、私よりも遥かに多くのがんと対峙してこられた
尊敬申し上げる、大阪府立成人病センター副院長の
飯石浩康先生の謙虚で冷静な文章を参照してほしい。 →こちら

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この記事へのコメント

近藤先生を崇拝しておられる男性、これはこれで幸せなのだと思う。
ここまでしっかりと納得されているのだから、他人がとやかく言う必要はない。
寿命が短くなっても、誰を責めることもない。
ただ、実は迷っていて文章にすることによって自分を納得させようとしているのならば、不幸だが。

Posted by 匿名 at 2014年09月29日 10:20 | 返信

突然の書き込みで失礼致します。

私は昨年の冬に祖父を亡くしました。尊厳死でした。
祖父の延命措置の不開始を決断した事が、本当に正しかったのか、祖父の死後も悩まされました。
そんな中、長尾先生の著書に出会い、心がフッと軽くなるような感覚を覚えました。

私は、祖父の死をきっかけに「尊厳死」について調べていく中で、もっと「尊厳死」という選択の存在を広く知ってもらいたいと思うようになりました。

そこで現在、尊厳死をテーマにした映画を制作しております。
私の経験を少しでも何かに活かすことが出来れば、と考えております。

もしよろしければ、私の活動の情報発信にご協力願えませんでしょうか?
詳細は、下記のURLに記載しております。
https://readyfor.jp/projects/songenshi

突然の不躾なお願いで大変申し訳ございません。
是非ご検討いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い致します。

(Twitterにも同様の書き込みをしてしまいました、大変申し訳ございません)

Posted by 中川駿 at 2014年09月29日 05:40 | 返信

それがこの人の出した「人生」なのでしょう。「命」のスパンなのでしょう。

でも進行していき、最後モルヒネ含む多くの点滴に繋がれ、もがき苦しむ姿が想像できます。
その時に聞いてみたいですね、手記を見たいですね。「その選択をして幸せだったかどうか」を・・・
そう時間はかからないでしょう・・・

Posted by ままさん at 2014年09月29日 06:37 | 返信

今日もお疲れ様です。
キンモクセイの香る季節になりましたね。
去年の今頃、母の在宅での平穏死のために介護休暇を取りました。もうすぐ1年です。
その間、愛犬が虹の橋を渡り、父に肺がんが見つかりました。
80歳を過ぎた父ですが、他臓器に転移がなく手術をしました。
手術しなければ余命半年でした。
55歳で胃がん、75歳で膀胱がん、80歳で肺がんと3ヶ所目のがんです。ある程度進行はしてましたが転移がなく、たちのいいがんばかりです。
父はきっと来年もキンモクセイの香りを感じると思います。

55歳の彼はどうでしょうかね・・・・・
同世代の妻として言うなら、一緒に老後をのんびり、楽しく暮らしたいので・・・・・
手術を勧めますね。
がんは治る病気、それは適切な治療を受けたうえでのことなので・・・・・何もしないのはモッタイナイですね。

人は必ず遅かれ早かれ、死にます。
残された家族にも満足した死でありたいと思います。

Posted by rara at 2014年09月29日 06:59 | 返信

匿名様のご意見に同感です。
全く迷いはない、とまでは行っていないような気もしますが。
お若いし、奥様、ご家族がこの方の考えられている通り、最後までお世話なさるのは、、、。

Posted by 小畑ふみこ at 2014年09月29日 08:53 | 返信

55歳の癌患者を全員治したきた或いは一人も後悔させたことのない凄い名医さんのBLOGはここですか?

まあ皮肉はさておき他人の人生に口出しして何が面白いんです?
日本は自由の国です、体に良いことも悪いことも自分の判断でやるべきでしょう。
いやそれとも自分たちのやってることが心底人助けで商売や金儲けなんてとんでもないと思われているならおめでたいとしかいえませんが、まさかね・・・日本の公的医療制度はアップアップですよ、そう考えれば医療費を使わない素晴らしい方じゃないですか?

Posted by SLEEP at 2014年10月06日 10:56 | 返信

最近、北海道の病院で79歳の身内が早期胃がんで腹腔鏡手術により胃全摘しました。まだ2ヵ月も経っていませんが、食事も思っていたより普通に出来るし、外科の先生が負担が少ない方法で手術してくださったのがよかったです。ESDが失敗?不可能とのことで中断された後の外科手術でしたので、外科の先生の納得できるお話を聞けなかったら「放置」を身内として強く勧めた可能性が高かったと思います。手術をうけたほうがよかったのかどうか、ということは経過がとても順調なので考える必要もないのは幸運だと思っています。
最近、apital(という医療サイト)で長尾先生の記事を興味深く、時にお腹をかかえて笑いながら(2020年のイヌ。。。)読んでいます。こんないいお医者さんがいるものなのかと心が温かくなります。きっとみんなそんなふうに想うに違いありません!
サイトの中しかまだ読ませていただいていませんが「平穏死」に関してもとても共感します。

早期胃がんでしたが外科の手術さえ即座といえるほどに受けると決断したのは本人でした。理由は病院も医療も信じているし、歳をとって体力がなくなってからだとダメだから今のうちにとってしまうのだと。身内としての私はそういう信じきった人間を裏切るような医療なら許さないぞと、そういう気持ちでしたが、今は日々平穏に過ごせて仕事もがんばれることしか考えていません
ところで「放置」は魅力的な言葉ですね。なにもしなくても治るというイメージを私なら持ちました。「グレーゾーン」はいったいどこまでなのか、良性の早期がんの場合、いまだに実はよくはわかりません。ですから手遅れになりキケンかもしれなくてもこわいから「放置」にすがりたくなるかもしれないです。もし自分ならですが。
でもこちらの長尾先生のように現場のお医者さんのご経験に基づいた文章は何よりのよりどころになります!


Posted by おーい at 2014年10月21日 08:16 | 返信

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