イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルから今季はトウェンテ(オランダ)でプレーする元日本代表FW宮市亮(21)に、J1浦和への移籍話が浮上した。浦和は今夏にドイツへ移籍したFW原口元気(23=ヘルタ)の代役として宮市に興味を示している。10代で日本代表デビューを果たし、次世代の代表を担う快速ストライカーの去就に、注目が集まりそうだ。
Jクラブ関係者は浦和の動向について「宮市に興味を持っているようだ。スピードのあるタイプを狙っているという話だし(ミハイロ)ペトロビッチ監督のシステムにも合う。若さも魅力的だろうね」と話す。
宮市は、中京大中京高(愛知)在学中の2010年12月、18歳でアーセナルと5年契約を結んだ。入団直後の11年2月には、レンタル移籍したフェイエノールト(オランダ)で欧州主要リーグの日本人最年少得点記録を更新する活躍。“ワンダーボーイ”と呼ばれ、大旋風を巻き起こした。
その後は12年1月にボルトン、12年8月にウィガン(ともにイングランド)にレンタルで加入したが、故障を繰り返して結果を出せなかった。今季もレンタル移籍したトウェンテで、いまだ無得点で直近2試合は出番なし。来季で契約満了となるアーセナルでも事実上の構想外とみられ、今後は不透明な状況だ。
そこで浮上してきたのが浦和入り。浦和は来季に向けて攻撃力アップを掲げている。特にFW原口の移籍後、スピードと得点力を兼ね備えたストライカーの獲得が補強のポイント。昨年7月の親善大会「さいたまシティカップ」ではアーセナルと対戦しており、英名門クラブとの関係も良好。この試合で宮市のパフォーマンスもしっかりとチェック済みだ。また、浦和は主催試合の平均入場者数が昨季から減少しており、イケメンでファンも多い宮市の存在は人気回復の起爆剤になる。
欧州で伸び悩んでいる宮市にとっても悪い話ではないだろう。前出の関係者も「宇佐美の例もあるし、一度日本で出直す選択肢を考えるのでは」と指摘する。ドイツで結果を出せず、日本に復帰してからブレークしたFW宇佐美貴史(22=G大阪)と同じように、Jリーグでの再スタートを決断してもおかしくない。
欧州シーズンが終了する来夏が基本線と見られるが、早ければ今冬にも獲得交渉が行われる可能性もある。日本が誇るビッグクラブ入りが実現すれば、大きな話題を呼びそうだ。
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