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社長インタビュー

「V15」計画の達成により、株主の皆様へのさらなる利益還元を目指します。

代表取締役社長 樫尾 和雄

Question 1 当期(2013年度)の業績についてお聞かせください。

当期は、各事業で展開してきた施策が効果をもたらし増収・増益となりました。時計はブランド製品が好調に推移し、電子楽器では高付加価値の電子ピアノが順調に伸びました。採算性に課題があったデジタルカメラも、展開エリアの見直しやラインアップをハイエンドモデルに特化することにより利益を確保しました。


Question 2 今後の経営方針と具体的な施策をお話しください。

当社は2015年度に全社の営業利益率15%を達成する「V15」計画を掲げ、達成に向けて着実に経営改革を進めていきます。既に高いシェアを確保し安定した地位を築いている既存事業では、さらなる売上拡大と収益力強化を目指します。時計ではGPSと電波のハイブリッドウオッチやスマートフォンと連動するBluetooth®ウオッチなど、最新技術を駆使した製品の投入により拡販を目指します。また電卓では土木用電卓、電子辞書ではデジタル単語帳、電子楽器では新たなエンターテイメント楽器など、各事業で従来になかった新しいジャンルを開拓します。また新興国を中心とした海外市場での売上を拡大するため、現地向け仕様モデルの充実などに取り組みます。
そして何よりも「V15」計画の達成には、高い利益率を出せる新規事業の確立が最も重要であると考えています。着実に成果は上がっています。店頭を訪れた顧客に強く働きかける訴求力を持ち、導入企業に高い販売促進効果をもたらす「カシオサイネージ」は、三井住友銀行様に200台導入されることが決まり、現在も複数の大口商談が進行中です。今後さらに受注を伸ばしていく計画です。
またデジタル技術によって絵画を立体化するデジタル絵画事業では、クロックと融合させた新商品を投入し、既存の流通を活用した拡販を図ります。


Question 3 株主の皆様へのメッセージをお願いします。

当社は高い成長性と安定した収益基盤を確立し、「V15」計画の達成を目指します。業績に連動した株主還元という方針の下、今回は配当を従来の20円から25円に増配させていただきます。
今後も当社は斬新な企画と高い技術力で世の中に新しい価値を提供し続け、さらなる成長を目指します。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。


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