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小学校入学前の遊びで体力差 文科省調査
11月30日 6時35分

小学校入学前の遊びで体力差 文科省調査
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文部科学省が子どもたちの運動習慣を調べたところ、小学校入学前に「いろいろな内容の体を動かす遊び」をしていた児童のほうが「いつも同じ内容の遊び」をしていた児童より体力テストの結果が高いことが分かりました。

文部科学省は平成20年度から小学5年生と中学2年生を対象に体力や運動能力、それに運動習慣を調べています。
この中で、小学5年生109万人に対し、入学前にどのように体を動かす遊びを行っていたか尋ねたところ、▽「いつも同じ内容の遊び」と答えた児童は男子で27.7%、女子で19.4%、▽「いろいろな内容の遊び」が男子で65.4%、女子で74%、▽「体を動かす遊びは行っていなかった」という児童も男子で6.9%、女子で6.6%いました。
これを体力テストの結果と比べてみると、「いろいろな内容の遊び」をしていたと答えた児童の結果が男女共に最も高くなりました。
女子の場合、8つの種目の合計点が55.7点で、▽「いつも同じ内容の遊び」をしていた児童より1.6点、▽「体を動かす遊びをしていなかった」児童より5.8点上回っています。
調査結果を分析した筑波大学の西嶋尚彦教授は「幼い時期に家族や友だちと一緒にスポーツを楽しむことで体力も運動能力も全般的に発達していくことが分かった」と話しています。

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