「中1ギャップ」という言葉をご存じでしょうか。
Wikipedia「中1ギャップ」の項目の一つ 「勉強の負荷の増大」 には,
勉強の面では、中学校以降、科目数が増え、中間・期末考査が導入され、別々の教員から授業を受けるため、教員との関係や日々の勉強、試験対策などが小学校時代よりも大変になるため、不適応になる人間が出てくる。
小学校はほぼすべての授業を1人の教師が行いますが,
中学校では教科毎に先生が交代します。
その点,メリットも多い(いろいろな先生と関われる・専門的な授業を受けられる)ですが,デメリットも多いです。
小学校とは,先生方の話し方,教科ごとの勉強方法,宿題の出し方,ひいては礼や挨拶の仕方まで違うのです。
中学校1年生の生徒たちは,大変不安な中4月の授業を乗り越えていきます。
そんな中で,自分が個人的に思っていることは・・・
中学校には紙(プリント)が多い!!
先生方の中学校ではどうでしょうか。
授業中に配布する紙(プリント・答え・テスト・単元プリント・ワークシート)が1教科で仮に1日2枚配布されたとしても,1日なんと12枚です。(1日6時間授業として)
1週間で,なんと60枚も配布されることになります。
それに加え,
学校行事の案内の紙など教務主任から出される案内の文書。
毎月の会計の報告の用紙。
その他,学校組織に関わる様々な文書・アンケートなど。
などなど枚挙に暇がありません。
先生方に置き換えると,
毎日12枚(毎週60枚),校務文書などの書類が教務・教頭・事務から手渡されるイメージです。
しかも,その中から宿題をより分け,期限までに提出し,直し,時には再提出をしなければ指導されるのです。
これは私たちが考えているよりも,13歳がこれをこなすことは大変な労力・苦労があると考えるべきだと思います。
特に男子(偏見でしょうか・・・笑)はこういったプリントの整理や片付け・選り分けが苦手です。
自分は極端に整理整頓が苦手な生徒に
「ちゃんとしろ!」
「しっかりしろ!!」
といった,きつい声かけはあまりしません。
彼らにとったら、「何を」「どう」ちゃんとしたらいいのか分からないのです。
学校(教師)が大量の紙を生徒に渡している以上,
学校(教師,特に学級担任)が整理整頓の指導をしていくべきなのです。
(個人的に,役に立たないプリントはストレス以外の何者でもないので捨ててしまえ!と言いたいですが,言いません。言えません笑)
そこで,そういった整理整頓が苦手な生徒(特に男子)にはこういったものを紹介してみてはいかがでしょう↓
仕切りのあるファイルです!(特に上のものがおすすめ)
「国語」「社会」「数学」「理科」「英語」のタグを書き,
とにかく授業中にもらったものは全部このファイルに入れていくのです。
そうすれば教科ごとに混ざらないのでストレスも少し解消するし,
絶対に紛失しません。だって全部入れているので笑
「親」や「家」のタグを作っておいて,ある程度たまったらまとめて保護者に渡すのも一手ですね。(保護者用の文書は1ヶ月ほどは提出期限があるはずなので)
もちろん,週末や隔週,月に1度は「テストに向けて,使えそうなプリント」以外すべて捨てる、などルールを作るといいと思います。
以上,机の上・中の整理ができな生徒へ伝えたいことでした!!
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