中学校の先生には,もっと睡眠について知ってほしいと思います。
(自分も恥ずかしながら,同僚の先生に以下の本を紹介されて勉強させていただきましたが・・・。)
睡眠は家でのことなので、
生活習慣まで指導しようと思っても,なかなかうまくいかない場合がありますが,学校には説明責任があります。以下のようなことはどんどん発信していくべきではないでしょうか。
眠らない(眠れない)生徒には,頭の体力がありません。
学習意欲が低下し,心地よく眠れている生徒に比べて学力に有意な差があることが明らかになっています。
さらに、ADHDや不登校,自閉症の生徒には,共通して睡眠障害があるという研究もあるそうです。
勉強していく上で大切な,記憶力や理解力,論理的思考などを司る「海馬」という頭の部分が,うまく眠れない生徒は,寝ても寝ても機能が回復しないのです。
本の中には,適切な睡眠をとっていない生徒は「海馬の体積が小さい」という衝撃的な事実も書かれていました。
☆中学生の睡眠教育(眠育)で指導すべきこと☆
①睡眠時間 : 7時間~8時間
午後10時~11時の間に寝て、午前6時~7時に起きるのが理想です。
しかし,実際は難しい家庭や家庭環境もありますので・・・
最低限、次の時間を守るように指示をします。
・寝る時間:12時までに
・起きる時間:7時までに
・睡眠時間:7時間以上
②禁止事項(やってはいけないこと):テレビ・スマホ・電話・パソコンの4点セット
頭も筋肉と同じで一日過ごすとかなり疲れていますでの,クールダウンすべきです。寝る直前まで上記4点セットをしていると,寝ているときまで頭が働いていることになりますので,心地よい睡眠がとれません。
③寝る場所 : 静かで(できれば音が全くない)暗い場所。
以上,中学校の先生には,もっと睡眠について知ってほしいと思いますでした!
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