30日午前2時10分ごろ、和歌山県岩出市相谷の県道交差点で、パトカーが追跡中の軽乗用車がタクシーと出合い頭に衝突し、タクシーの乗客の同市紀泉台の会社員大松靖明さん(43)が全身を強く打ち死亡した。

 運転手小崎敏次さん(61)=大阪市住之江区=と、軽乗用車の職業不詳井谷保雄さん(50)=和歌山県紀の川市=も重体。

 岩出署によると、パトカーがふらついて走行する軽乗用車を発見し、停止を求めたところ軽乗用車が逃走。約2キロ走った先で赤信号の交差点に入り、右側から来たタクシーと衝突した。

 井谷さんは事故直後「酒を飲んでいたので逃げた」と話したという。