2014衆院選:12選挙区情勢/4止 /北海道
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
◇再選狙う自民に女性
2期目を目指す自民前職の武部新氏は「地方の景気を回復させるためアベノミクスの第2幕として、もう一度我々に力を」と、批判も多い今回の衆院解散の大義を力説する。
民主は北見市議で新人の水上美華氏を擁立。候補者選考では党総支部代表の山崎摩耶氏(67)と、「山崎氏では戦えない」として連合が推す道議との間で調整が付かず、道連が「第三の候補」として水上氏を立てて収める形になった。
前回、大地との選挙協力が決裂し、惨敗につながったのに対し、今回は大地の推薦を獲得。出遅れに加え、北見市以外での知名度不足は否めないが、陣営は「いい戦いができる」と自信をみせる。
武部陣営も当初は「横綱相撲」との声さえ聞かれたが、「若さで挑戦」をキャッチフレーズにする水上氏の登場に「今まで戦ったことのないタイプ」と警戒する。共産は過去に2回立候補している新人の菅原誠氏を擁立。「安倍政権の暴走政治に審判を下すチャンス」と訴える。【山田泰雄】=おわり
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■立候補予定者
◇10区
神谷裕 46 参議員秘書 民新
稲津久 56 [元]農水政務官(2)公前
木村賢治 63 [元]夕張高教頭 共新
◇11区
中川郁子 55 農水政務官(1)自前
三津丈夫 68 [元]道議 民新
畑中庸助 63 党地区委員 共新
◇12区
武部新 44 党国際局次長(1)自前
水上美華 32 北見市議 民新
菅原誠 41 党地区副委長 共新
※29日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(30日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。