2014年7月12日04時23分
ベネッセホールディングスから流出した顧客情報を利用していたジャストシステムは11日、名簿業者から購入した約257万件の顧客情報のデータを削除すると発表した。社内調査でデータの出所が明らかになっていない状況で購入していたことが判明。「企業としての道義的責任」から削除するとしている。
発表によると、東京都の名簿業者「文献社」から5月に購入したデータを使い、6月に勧誘のダイレクトメールを送っていた。すでに9日からデータの利用はとりやめているという。ただ、ジャスト社は「ベネッセから流出した情報と認識したうえで、利用した事実は一切ない」と主張している。流出問題を調べている警視庁や経済産業省には「今後、なんらかの要請があれば真摯(しんし)に対応する」としたほか、自社の顧客や取引先には「ご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりおわびする」と陳謝した。
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