小学校でEM菌を食べさせていたケースもあると判明 新潟市早通小の最後で、EM菌の万能性についてやりたいと書いていました。"以前、EM菌が放射線被害を防ぐって話でもう行くつくところまで行ったと思ったいたのですが、今はさらに効果がパワーアップしているようですので"というのが、理由でした。
だって、本当ひどいんです、。
Wikipediaの「比嘉照夫が主張する用途」という項目が…。
最初の方はまだマシで、科学を装おうという努力が見えます。
・農業…土壌改良、有機農業、減・無農薬栽培
・家庭…清掃、家庭排水の浄化、生ゴミの堆肥化、ペット等の臭い除去
・畜産…糞尿の堆肥化、悪臭除去、動物の食料(エサに混ぜる)
・水産…水質の改善やヘドロの減少、臭気の抑制、養殖水槽内の衛生環境の保全。
・環境衛生…水質浄化、ゴミ処理、排水処理(これらの宣伝にもかかわらず、EMは水質汚染源である)
・セラミックス…EMを混入させ800℃以上で焼成する。製造過程の高温で滅菌され微生物は死滅するが、「EMの情報は残留している」「EMは蘇生する」。
しかし、途中からこの科学への偽装すら放棄。完全にイッちゃってます。
・結界…聖なるものを守るためのバリアをつくり、カラス、ヒヨドリ、口蹄疫、鳥インフルエンザを退ける。
・放射能対策…滅亡の法則エントロピーの極限である放射性物質を、その対極にある蘇生の法則シントロピーの力を備えたEMによって消滅させる。
・交通安全
・地震被害をなくす
・電磁波障害の低減
・電気代削減
・電気製品の機能向上、寿命延長
・雷除け
・天災がおこらなくなる
・健康になる
・人間関係が改善する
・イジメがなくなる
・動物が仲良くなる
・生命の息吹が感じられるようになる
・病人がいなくなる
・体調が良くなり、頭も良くなる
・人類の抱えるほとんどの難問をすべて解決する
ギャグでしょう、これ…。まともな人はこれを読んだだけで、「あっ、ダメだ」と思って信じません。
ただ、Wikipediaの情報が間違っているという可能性もありますので、出典の方も確認しています。上記のはっちゃっけている話の出典元はほぼ1箇所、
EM情報室 WEBマガジン エコピュア 連載 新・夢に生きる [74] 比嘉照夫 名桜大学教授でした。
上の情報元を探してクソ長い文章を読んでいたら、比嘉照夫教授はさらにとち狂ったことをおっしゃっていました。
その基本は、EMの持つ抗酸化作用、非イオン化作用、有害なエネルギーを触媒的な力で有用なエネルギーに変えるというEMの蘇生の力(本物力)を明確に意識し、その効果を生涯にわたって積み上げ続ける楽しみ力を育てることです。そのためには何かいいことや、危険から身が守られたり、最悪な状況が、逆に力となって最善の結果が現れた場合、それらはすべてEMのおかげであると考えることがスタートです。すなわちEMは神様だと考えることです。
何を言い出しているんでしょう、この方は…。
この記述にたどり着く前には、次のような話。
EMの活用の本質はシントロピー(蘇生 引用者注:ネゲントロピーの別名をシントロピーと呼ぶが、この場合は比嘉教授の造語)現象の強化と持続であることは改めて述べるまでもありません(引用者注:比嘉教授が言っているだけ)が、広い意味で、現在多発している自然災害は、自然界におけるエントロピー(崩壊)の増大と言えます。極めて短絡的な結論ですが、EMによって地球のエントロピーを低下させ、シントロピー力を強化すれば、荒れ狂う自然から、穏やかな自然に変えることも可能ということになります。
EMが万能とは言え、いくらなんでもこんな主張はとんでもないとか、比嘉はとうとう宗教的になったとの批判もあえて承知の上で、全地球でEMを空気や水のごとく使うEM生活や、すべての生産活動にEM技術を応用すれば、現今の自然災害を最小限にし、人類の抱えるほとんどの難問をすべて解決できると言い続けているのです。
いやいや、普通に宗教ですよ、これ。
Wikipediaでは、
"効果のないニセ科学であるとの批判に対し比嘉は、EMは(批判的な)科学的検証の対象ではないのでEM研究機構の同意なしに検証してはならないと言明している"
"「いいことはすべてEMのおかげ、悪いことが起きたのはEMの極め方が足りないから」と考えることを使用者に要求している"
ともあります。完全に宗教です。
これでもう「さようなら」して良い気がしますが、問題のWikipediaの引用元を見つけていませんでした。それっぽいものは、先の「EMは神様」発言の直後にあります。「いいことはすべてEMのおかげ、悪いことが起きたのはEMの極め方が足りないから」の元ネタもこちらでしたわ。
1. EM製品を身に着けていたので交通事故に遭っても大事に至らなかった。
2. EM生活をしていると大きな地震が来てもコップ一つも倒れなかった。
3. EM生活をしていると電磁波障害が減り、電気料金も安くなり、電機製品の機能が高まり寿命も長くなった。
4. EMを使い続けている農場やゴルフ場の落雷が極端に少なくなった。
5. EM栽培に徹していると自然災害が極端に少なくなった。
6. EM生活を続けていると、いつの間にか健康になり人間関係もよくなった。
7. EMを使い続けている場所は事故が少なく安全である。
8. 学校のイジメがなくなり、みんな仲良くなった。
9. 動物がすべて仲良くなった。
10. すべてのものに生命の息吹が感じられるようになった。
11. EMで建築した家に住むようになり、EM生活を実行したら病人がいなくなった。
12. 年々体の調子がよくなり、頭もよくなった。
13. EMの本や情報を繰り返しチェックし確認する。
14. いろいろな事が起こっても、最終的には望んだ方向や最善の結果となる。
その他なんでも、いいことはEMのおかげにし、悪いことが起こった場合は、EMの極め方が足りなかったという視点を持つようにして、各自のEM力を常に強化することです。
ああ、一応EM菌が交通事故などを防ぐ…と直接的に言っているんじゃないんですね。そのように考えてみると良いという話でした。ですので、Wikipediaの書き方は、正確性としては微妙なところです。
ただ、まあ、「各自のEM力を常に強化しましょう」といった呼びかけは、わざわざ指摘するのがバカバカしいほど隠す気のない超弩級のトンデモであることは間違いありません。
EM菌の水質浄化能力や放射能除去能力を信じている人たちも、これを見たらさすがに(一部の人を除いて)目が覚めるんじゃないですかね?
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