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■海江田万里・民主党代表

 安倍首相は日本を「企業が(世界で)一番活躍しやすい国にする」と言う。まず大企業がもうけることから始まり、中小企業、小規模企業、大都市から地方にお金が回るという。上から水がしたたり落ちる「トリクルダウン」という考え方だが、本当はしたたり落ちない。

 そんなおこぼれの経済政策ではなく、最初から日本の国を真ん中で支えている人たちに手当てが行くようにしなければいけない。お金が上から下に落ちるような考え方なのか。本当に働く人たち、子育て中の人たちと同じ視線で経済を回復していくのか。これは考え方が全然違う。安倍さんの「この道しかない」という考え方ではなく、もうひとつの道がある。(JR川崎駅前で)