菊池８５００万円　２年連続で倍増以上

　広島の菊池涼介内野手（２４）が２７日、広島市内の球団事務所で契約交渉を行い、４６００万増の年俸８５００万円で更改した。チームトップ級の評価を受け、年俸は２年連続で倍増を超えた。

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　笑顔で会見場に現れた。チームの軸に成長した菊池は「すごい評価をいただきました」と喜んだ。年俸は昨年に続き倍増以上。高い評価に声がはずんだ。

　今季は初の全試合出場を果たし、打率はリーグ２位の３割２分５厘、１１本塁打、５８打点に２３盗塁。文句なしの成績で年俸１億円突破も期待されたが「金額にこだわりはなかった。１軍で（定着して）まだ２年。来年も結果を残して評価されたい」と、来オフの大台突破を誓った。

　持ち味の守備では昨季樹立した二塁手シーズン最多５２８補殺を、５３５補殺に更新。２年連続でゴールデングラブ賞に輝き「守備の貢献を一番に評価してもらえた。昨年で相手の癖や傾向が分かったのがプラスアルファ」と胸を張った。

　鈴木球団本部長は「評価はチームで一番を争う。何も言うことはない」と称賛。「まだ伸びしろはある。来年が勝負」と期待を寄せた。

　菊池も自覚十分だ。守備では「補殺は５２８は超えたい。そうすれば（記録の）１、２、３位が僕になる」。打撃では三振数を減らすことを課題に挙げ「今年の数字に負けないように、目標を高く持ってやる」とさらなる成長を約束。オフは今年に続いて、久本らと静岡県内で自主トレを行う予定だ。　（山本鋼平）

（金額は推定）