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【大相撲】

白鵬、初場所での記録更新に前向き V40の大台突破も視野?

2014年11月28日 紙面から

生徒を前にフリースローを披露した白鵬=鹿児島県霧島市の隼人工業高校で(永井響太撮影)

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 大相撲九州場所で大鵬に並ぶ史上最多となる32回目の優勝を成し遂げた横綱白鵬(29)=宮城野=が27日、観光大使を務める鹿児島県霧島市を訪れた。九州場所で通算最多優勝32回に並んだことについて「大記録を乗り越えることで恩返しができる」などと語り、初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)で優勝回数歴代単独トップとなる33回、さらには40回の大台到達に意欲を見せた。

 次は「昭和の大横綱」の記録更新−。白鵬は霧島市の市役所をはじめ、隼人工業高校、鹿児島市の吉野中学校を訪れ、市民や生徒と交流した。前田終止(しゅうじ)霧島市長から来場所V33への意気込みを問われると、「終わったばかりだし…」と困惑しつつも「大記録を乗り越えることであらためて恩返しができると思う。精いっぱい頑張ります」と集まった市民ら約1200人を前に力強く意気込んだ。

 九州場所千秋楽に北の湖理事長(元横綱)は、優勝40回に到達する可能性を指摘した。そのことを振られると「けががなければ、そういうのも目指していきたいと思う」。24日の番付発表会見では具体的な目標を明言しなかったが、少しずつ前人未到の地へ足を踏み入れる意識が芽生えつつあるようだ。

 霧島市といえば、再会を願う人もいる。「拘束型心筋症」という難病で7月に米国で心臓移植手術を受けて25日に帰国した水流添日向(つるぞえ・ひなた)君だ。

 昨年11月に後援会のある同市を訪れた際に出会ってから支援を続けてきた。「大きくなってたくさんのスポーツをやって、特に相撲をやってくれたらうれしい。体が完全によくなったら再び会ってお祝いしたいな」。白鵬が大鵬超えとなるV33を達成して最高の手土産にする。 (永井響太)

 

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