【楽天】来年40歳の稼頭央に複数年!来季は外野一本
2014年11月30日6時0分 スポーツ報知
楽天の松井稼頭央内野手(39)が29日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、新たに2年契約を結び現状維持プラス出来高の1億6000万円でサインした。来年40歳のベテランは「この年になっても複数年契約をしていただけた。感謝しています」と話した。
安部井チーム統括本部長は「チームのリーダーであり、長打を打てる貴重な日本人選手の一人。2年間は必ず必要になる」と説明。楽天は過去、2010年に42歳の山崎武司と2億5000万円で2年契約を結んだ実績もあり「年齢は支障にならない」とした。
松井稼はプロ入り21年目の今季、128試合で打率2割9分1厘。チーム2位で日本人トップの8本塁打を放った。盗塁もチーム最多の9個を記録。本職の遊撃から、三塁、左翼にも精力的に挑戦した。「自分から『(来季は)外野手登録で』とお話しさせてもらった」と、来季は登録を変更し、外野一本で勝負する。
オフには日本ハムの陽と自主トレを行う予定。「ほかのチームの選手にも、どんどん聞きたい。盗めることがあったら盗みたい」と、3年連続ゴールデン・グラブ賞の27歳から、貪欲に外野の“極意”を吸収するつもりだ。
8月には日米通算2500安打を達成したが、日本通算2000安打まで、あと80本。「もう一度優勝したい。ファンの皆さんと喜びを分かち合いたい」。チーム最年長野手が偉業を達成し、歓喜に導く。(竹内 竜也)