【西武】木村、一日警察署長 実家が振り込め詐欺未遂に遭っていた!
2014年11月30日6時0分 スポーツ報知
西武の木村文紀外野手(26)が29日、埼玉・東入間警察署で一日署長を務めた。年末年始特別警戒の出発式に出席した木村は、9月に実家が振り込め詐欺未遂に遭ったことを告白。野手転向3年目の飛躍へ「お金は振り込まず、バットを振り込む」と声を張り上げた。
寒空の下、“木村署長”は振り込め詐欺の防止を力強く訴えた。強い口調には、切実な理由があった。「実家に電話が来たんです。僕を名乗って『俺だよ。電車に財布を落としたから金がいる』って」
酷似した声色に加え、自身も実家への電話では「俺だよ」と切り出すため、危うく被害に遭うところだったという。「母が『電車に乗るなんて珍しい』って僕に確認してくれたので助かった」と当時の様子を振り返った。
振り込まずに済んだ冷や汗体験の2か月後、田辺監督から似た言葉を聞いた。「オフも振り込め!」。12年秋に野手転向し、今季は2ケタ10本塁打。来季、右翼のレギュラーを狙う木村は制服姿で誓った。「時間がある限り、振り込んでいきたい。もちろん、バットを、です」。警察官同様、年末年始も職務に専念する。(宮脇 央介)