慎太郎氏は比例下位「これが最後のご奉公」
2014年11月30日6時0分 スポーツ報知
次世代の党が、衆院選の比例東京で出馬する石原慎太郎最高顧問(82)を、名簿順位の下位で登録する方針だと29日、分かった。小選挙区との重複立候補者よりも低い順位になるとみられる。
下位の場合、石原氏の当選は厳しくなる可能性がある。党関係者によると、相談の上、決断した。石原氏は「これが最後のご奉公だ」と語ったという。石原氏は選挙前、政界引退とも取り沙汰されたが、平沼赳夫党首らの説得を受け、出馬。党への票の上積みを目指し、今回を最後の選挙戦とする考えがあるようだ。
党では石原氏の知名度を生かし、全国遊説を計画している。東京12区から出馬する元航空幕僚長の田母神俊雄氏ら同党候補者の支援に意欲を見せる一方、自身の当落には関心がないという。
石原氏は衆院議員から東京都知事を経て、12年の前回衆院選では旧日本維新の会から比例東京の名簿順位1位で出馬し、当選した。