山田孝之が赤羽に行くきっかけとなった漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」(C)「山田孝之の東京都北区赤羽」製作委員会【拡大】
超低予算のテレ東系主演ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ(2011~12年)で話題を呼んだ山田が、再び同局深夜枠で新たな試みに挑む。
きっかけは、赤羽の珍名所や実在する住民の姿を描き、地元・赤羽では「ONE PIECE」以上の大ヒットとなっているという実録エッセー漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」。今年夏、演じた役と自分が切り離せずに悩んでいた山田は、同作を読み「赤羽に住めば本来の自分を取り戻せる」と直感、JR赤羽駅から徒歩10分ほどのアパートに7月から1人で移り住み始めた。
かつて東京の“北の玄関口”と呼ばれた赤羽は京浜東北線、埼京線など多くの路線が止まり、大規模なショッピング施設や小規模な飲食店、古くからの街並みや豊かな緑、川もある多彩な街。そこでの1カ月間の生活を追ったのが今作で、ある程度の設定はあるものの台本はなく、ほぼドキュメンタリーといえる。
出演するのは、謎のメニューばかりの居酒屋「ちから」(08年閉店)の元店主ら、漫画にも登場する実在の住民たち。山田は「-北区赤羽」の漫画家、清野とおる氏(34)からモデルになった人々を紹介され、交流するようになった。