【晋を問う・各党各論】共産・志位委員長、「安倍首相の暴走をストップ」
日本共産党の志位和夫委員長(60)は「自民党を止めるのは共産党だけ」と述べ、対抗勢力としての存在感をアピールした。
―衆院選、公示が間近に迫ってきました。
「実は安倍政権の政策は、すべて途中なんですよ。アベノミクスも消費増税もそう。集団的自衛権の関連法案の作業もこれから。原発の再稼働も今からです。だからこそ、選挙は絶好のチャンス。安倍首相の暴走をストップする審判を下してほしい」
―アベノミクスの是非は?
「円安による物価上昇、消費増税強行による不況…。増税をもたらした責任は大きい。共産党は、キッパリ『10%引き上げ中止』。富裕層への課税強化や大企業の内部留保の活用などで税収増を実現したい。大企業をもうけさせればいい、というのはもはや通用しません」
―自民は、政治とカネの問題も浮上した。
「疑惑の渦中の議員を公認してます。カネに対する感覚も、おかしいですよね」
―みんなの党が解党するなど、第三極と呼ばれた政党も勢いがない。
「自民の補完勢力であることが明らかになって、立場をなくしている。特定秘密保護法案や集団的自衛権を推進していくなら、自民との違いがなくなってしまう。それじゃあ消滅も仕方ない」
―非自民の受け皿は共産だと?
「自民の暴走の対抗軸を示しているのは共産党。自共対決が鮮明になる選挙です」
―前回の参院選ではネット選挙解禁を受け、ネットメディアを積極的に活用した。
「特命PR部として『カクサン(拡散)部』を作り、ゆるキャラとかも作りました。報知さんにもゆるキャラ、あるの? 衆院選でも、前回をバージョンアップさせるようなことを考えていきます。私もツイッターをどんどん更新していきたい」
―選挙戦にあたり、縁起担ぎとかは?
「うーん、ジンクスとかないですね。あ、でも演説前にはよくiPodで音楽を聴いてますね。だいたいがクラシック」
―最近の音楽は聴かないんですか?
「聴きますよ~演歌。キライじゃないです。カラオケではよく八代亜紀さんを歌います。『雨の慕情』とか」
―AKBあたりは…。
「曲は知ってますが、歌ったことはさすがに…」