小渕氏事務所に「射殺する」脅迫文「閻魔大王」から
2014年11月29日6時0分 スポーツ報知
小渕優子前経済産業相(40)の群馬県高崎市の地元事務所に「閻魔(えんま)大王」を名乗る者から「立候補を取り消さなければ射殺する」との脅迫文が届いていたことが28日、分かった。
事務所によると、脅迫文は27日夕方に郵送された。あて名に「小淵優子行」、差出人に「地獄一丁目一番 閻魔大王」と記された茶封筒を女性職員が開けると、A4用紙1枚に「射殺予告」と題された脅迫文がびっしりと記されていた。
「15年も政治家をやりながら政治資金規正法および公職選挙法のなんたるかを知らないとは驚愕(きょうがく)の他ない。なぜ平然と選挙に立候補できるのか。頭を丸めて尼寺へ行き、一生償いをするのが普通である」と非難。さらに「スナイパーは韓国の退役軍人である。弾丸一発でお前を地獄に招待するから楽しみにしておれ。嫌なら即刻立候補を取り消すのだ」と脅している。
印字されたもので、ワインとカレンダーを写した写真も同封されていた。小渕氏は、関連政治団体をめぐる一連の政治資金規正法違反事件で、選挙区内の有権者に自身の写真入りワインやカレンダーを贈ったとする公選法違反の疑惑も浮上している。
事務所は群馬県警に脅迫容疑で被害届を提出した。小渕氏は自民党の公認を受け、群馬5区から立候補の意向。事務所関係者は「大変驚いています。選挙直前期だけに、支持者の皆さまにご心配をお掛けしたくないのですが…」と困惑した様子だった。選挙期間中の警備強化などは現時点では考えていないという。