はやぶさ2:折り鶴1万5454羽の画像アートで成功祈願

毎日新聞 2014年11月27日 19時39分(最終更新 11月27日 22時51分)

全国から集まった折り鶴の画像で作った小惑星探査機「はやぶさ2」のアート作品をプロジェクトチームに贈った「会津そらの会」の知元陽子会長(左)。右は吉川真・JAXA准教授=知元さん提供
全国から集まった折り鶴の画像で作った小惑星探査機「はやぶさ2」のアート作品をプロジェクトチームに贈った「会津そらの会」の知元陽子会長(左)。右は吉川真・JAXA准教授=知元さん提供

 30日に打ち上げられる小惑星探査機「はやぶさ2」のミッションの成功を願い、福島県会津若松市を中心に活動する天文愛好家たちが27日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプロジェクトチームに全国から集まった折り鶴の画像で作ったアート作品を贈った。「新しい挑戦を応援したい」との願いが込められている。

 贈呈したのは「会津そらの会」(知元陽子会長)。相模原市のJAXA宇宙科学研究所で吉川真・JAXA准教授に渡した。作品はこれまでに集まった計1万5454羽分の画像を組み合わせてはやぶさ2の機体を描写。「いってらっしゃい」「共に進む 共に還る」などのメッセージを添えた。吉川准教授は「たくさんの画像に驚いた。これからも応援よろしくお願いします」と話したという。

 同会は、全国のファンに折り鶴を作ってもらい、その画像を探査機の名前にちなんで8万8232(は やぶさ2)羽分集めるプロジェクトを進めている。知元さんは「はやぶさ2帰還までやり続けたい」と話した。【永山悦子】

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