2014.11.25
「G-レコ」9話は戦闘シーンこそ少なかったものの、リギルドセンチュリーという作品世界が掘り下げられる地味ながらも重要な回に思えました。
そんな9話をみて私が注目したポイントを6つピックアップいたします。

作品の舞台となっているリギルドセンチュリーでは、エネルギー源は宇宙からもたらされるフォトン・バッテリーに依存しています。
エネルギーを制するものが権力を制するのは現実の世界でも同じこと。
それゆえにフォトン・バッテリーをもたらすキャピタルタワーとスコード教を擁するキャピタル・テリトリーが覇権を握り、アメリアへのエネルギー制裁などを行なっているのでしょう。
そのフォトン・バッテリーは地球人には手出しのできないものであることがスルガン総監の口から語られます。
富野はこのフォトン・バッテリーについて原子力発電のメタファーとして描いているようです。
ニュータイプ9月号のインタビューでも「どういう理屈かわからないけれど便利に暮らせるエネルギーと感じて欲しい」「技術の裏にはりついた危険性を語る」と語っていました。
フォトン・バッテリーの危険性を警戒するスルガン、利便性を強調するウィルミット、そしてフォトン・バッテリーの危険性についてしれっと語るゲル法皇。
それぞれが腹に一物抱えていそうですが、中でもゲル法皇が一番何を考えているかわからない怖さを感じました。
もしかしたら法皇は東電などのメタファーで、スコード教の教え=安全神話なのかもしれません。
フォトン・バッテリーについてはその製造地点がスコード教の聖域らしき「ザンクトポルト」らしきこともアイーダの口から語られますが、これは前回名前だけ出てきた「カシーバミコシ」とはどう違うのでしょうか?
生産拠点が「カシーバミコシ」で地上への輸送拠点が「ザンクトポルト」でしょうか?
このあたりは今後の情報に期待したいところです。
そうそう、もう一人腹に一物抱えた人間がいました。
調査部のクンパ・ルシータ大佐です。
今回大佐はとても気になることを言っているのですよね。
「つくづく地球人は絶滅していい動物の中に入るな」
これはクンパ大佐が「宇宙の脅威」とつながっている、つまりトワサンガなどのスペースノイドということを示唆しているのでしょうか?
だとしたらキャピタル・アーミィの設立はとんだ自作自演ということになりますよ……。
なおこのセリフのあったシーンですが、つながりにちょっと不自然さを感じてしまいました。
このシーンの次が

このシーン

あれ?大佐はどこで電話を受けていたの?
コードが長いにしても一瞬で屋外から屋内になってて戸惑ってしまいました。
「映像の原則」でいう空間の同一性が損なわれているように感じます。
ここ最近出番のなかったケルベス・ヨー教官。
ついに、ついにこの9話で再登場です!

ウィルミット長官からは「スコード教信者の典型」のように言われてしまうケルベスですが、偽装のために輸送隊を用意したり、補給物資を運んできたりとかなり有能です。
またキャピタル・ガードとキャピタル・アーミィの確執のようなものもチラッと語られてましたが、ガードからアーミィに転身したデレンセンのことをどう思っているのかがちょっと気になってしまいました。
9話ラストではベルリとアイーダを連行していきますが、これはクンパ大佐の動きを警戒し、先回りしてガードが身柄を拘束する体で2人を守ったのかもしれませんね。
「G-レコ」のテーマの一つが姉弟による貴種流離譚だったはずでした。
もしスルガン総監とウィルミット長官に接点がないのなら、姉弟はどういう関係になるのか?
それを疑問に思っていたのですが、ノレドの口から新たなことがわかりました。
ベルリはウィルミットの実子ではなくて養子なのだとか。
そうなるとウィルミットがどういう意図でベルリを養子にしたのか、ベルリが天才なのは生まれに秘密があるのか(だとしたら姉のアイーダがポンコツである理由がわからなくなりますが)、いろいろと想像してしまいますね。
ノレドは「内緒なんだけど」と言っていましたが、これが「他の人には広言しないで」という意味なのか、「ベルリには内緒」という意味なのかで大きく変わってきますよね。
もし後者ならなぜノレドがそれを知っているのか?という新たな疑問が起こります。
またアイーダもベルリと同じくスルガン総監の実子ではない可能性が考えられますよね?
そうなると姉弟の真の出身がどこなのか気になってしまいます。
おそらく宇宙、トワサンガなどではないかと思うのですが。
EDのラインダンスで目を引くウサ耳ピンク髪のキャラクター、バララ。
ついに本編登場です。
こんな顔ですので、気の強いキャラなんだろうなと思っていたのですが、

予想外に素直でいい子でした。

あまりにいい子そうなので、今後マスクを挟んでマニィとの関係がどうなるのかが気になってしまいます。
それにしてもノレド、アイーダ、バララとピンク髪が多すぎませんかね?
綺麗な瞳の天才クリム・ニック中尉の専用機、モンテーロ。
9話冒頭でクリム中尉がミック・ジャックと一緒に本国に帰還したためにメガファウナに置いて行かれてしまったモンテーロでしたが、中尉のいぬ間に爆散という最期を遂げることになりました。

今後クリム中尉には新たなMS(宇宙用ジャハナムとか)が与えられるのか、それともモンテーロの2号機が登場するのかわかりませんが、まさか自分のいない間にこんなことになっていようとは中尉も思うまい……。
しかもジャハナムのほうが大事、もったいないと言われていたなんて知ったら……。
それにしてもリギルドセンチュリーにはモビルスーツを無人で動かせるシステムがあるんですね。
モビルドールシステムなのか、モビルウエポンシステムなのか……。
アイーダ姫様は今週もポンコツであらせられました。
揺れるメガファウナで取り乱したり、
G-アルケインで出撃するも加速に驚いてこんなお顔になってしまったり。

前回に引き続いての変顔要員になってしまっています。
さらに「役立たずの私」とご自分の置かれた立場を冷静に判断されたご様子。
そのおかげでしょうか?G-アルケインで初めてとなる戦果をあげられました!!!
なんとマスクのエルフ・ブルックを撃退しております!
これはめでたい!!
ここから姫様が変わっていけるのか、やっぱりポンコツに戻ってしまうのか。
今後に注目でございます。
次回10話は「進撃の巨人」の荒木哲郎監督が絵コンテ・演出を担当。ストーリー的にも転換点となりそうなだけに期待大ですね。
・「Gのレコンギスタ」8話で私が気になった3つのポイント
・「Gのレコンギスタ」7話で私が気になった7つのポイント
・「Gのレコンギスタ」6話で垣間見えたキャピタル・アーミィという組織
・「Gのレコンギスタ」5話で私が注目した7つのポイント
・「Gのレコンギスタ」4話で気になった7つのポイント
・クリム・ニックが天才である5つの証拠
・私が「Gのレコンギスタ」EDを見て気になった5つのポイント
・「Gのレコンギスタ」ポンコツアイーダ姫様の魅力を考えてみた
・自分用「Gのレコンギスタ」用語集をつくってみた
そんな9話をみて私が注目したポイントを6つピックアップいたします。
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フォトン・バッテリーと腹に一物抱えた人たち
作品の舞台となっているリギルドセンチュリーでは、エネルギー源は宇宙からもたらされるフォトン・バッテリーに依存しています。
エネルギーを制するものが権力を制するのは現実の世界でも同じこと。
それゆえにフォトン・バッテリーをもたらすキャピタルタワーとスコード教を擁するキャピタル・テリトリーが覇権を握り、アメリアへのエネルギー制裁などを行なっているのでしょう。
そのフォトン・バッテリーは地球人には手出しのできないものであることがスルガン総監の口から語られます。
富野はこのフォトン・バッテリーについて原子力発電のメタファーとして描いているようです。
ニュータイプ9月号のインタビューでも「どういう理屈かわからないけれど便利に暮らせるエネルギーと感じて欲しい」「技術の裏にはりついた危険性を語る」と語っていました。
フォトン・バッテリーの危険性を警戒するスルガン、利便性を強調するウィルミット、そしてフォトン・バッテリーの危険性についてしれっと語るゲル法皇。
それぞれが腹に一物抱えていそうですが、中でもゲル法皇が一番何を考えているかわからない怖さを感じました。
もしかしたら法皇は東電などのメタファーで、スコード教の教え=安全神話なのかもしれません。
フォトン・バッテリーについてはその製造地点がスコード教の聖域らしき「ザンクトポルト」らしきこともアイーダの口から語られますが、これは前回名前だけ出てきた「カシーバミコシ」とはどう違うのでしょうか?
生産拠点が「カシーバミコシ」で地上への輸送拠点が「ザンクトポルト」でしょうか?
このあたりは今後の情報に期待したいところです。
そうそう、もう一人腹に一物抱えた人間がいました。
調査部のクンパ・ルシータ大佐です。
今回大佐はとても気になることを言っているのですよね。
「つくづく地球人は絶滅していい動物の中に入るな」
これはクンパ大佐が「宇宙の脅威」とつながっている、つまりトワサンガなどのスペースノイドということを示唆しているのでしょうか?
だとしたらキャピタル・アーミィの設立はとんだ自作自演ということになりますよ……。
なおこのセリフのあったシーンですが、つながりにちょっと不自然さを感じてしまいました。
このシーンの次が
このシーン
あれ?大佐はどこで電話を受けていたの?
コードが長いにしても一瞬で屋外から屋内になってて戸惑ってしまいました。
「映像の原則」でいう空間の同一性が損なわれているように感じます。
待望のケルベス再登場
ここ最近出番のなかったケルベス・ヨー教官。
ついに、ついにこの9話で再登場です!
ウィルミット長官からは「スコード教信者の典型」のように言われてしまうケルベスですが、偽装のために輸送隊を用意したり、補給物資を運んできたりとかなり有能です。
またキャピタル・ガードとキャピタル・アーミィの確執のようなものもチラッと語られてましたが、ガードからアーミィに転身したデレンセンのことをどう思っているのかがちょっと気になってしまいました。
9話ラストではベルリとアイーダを連行していきますが、これはクンパ大佐の動きを警戒し、先回りしてガードが身柄を拘束する体で2人を守ったのかもしれませんね。
貰いっ子のベルリ
「G-レコ」のテーマの一つが姉弟による貴種流離譚だったはずでした。
もしスルガン総監とウィルミット長官に接点がないのなら、姉弟はどういう関係になるのか?
それを疑問に思っていたのですが、ノレドの口から新たなことがわかりました。
ベルリはウィルミットの実子ではなくて養子なのだとか。
そうなるとウィルミットがどういう意図でベルリを養子にしたのか、ベルリが天才なのは生まれに秘密があるのか(だとしたら姉のアイーダがポンコツである理由がわからなくなりますが)、いろいろと想像してしまいますね。
ノレドは「内緒なんだけど」と言っていましたが、これが「他の人には広言しないで」という意味なのか、「ベルリには内緒」という意味なのかで大きく変わってきますよね。
もし後者ならなぜノレドがそれを知っているのか?という新たな疑問が起こります。
またアイーダもベルリと同じくスルガン総監の実子ではない可能性が考えられますよね?
そうなると姉弟の真の出身がどこなのか気になってしまいます。
おそらく宇宙、トワサンガなどではないかと思うのですが。
バララ初登場
EDのラインダンスで目を引くウサ耳ピンク髪のキャラクター、バララ。
ついに本編登場です。
こんな顔ですので、気の強いキャラなんだろうなと思っていたのですが、
予想外に素直でいい子でした。
あまりにいい子そうなので、今後マスクを挟んでマニィとの関係がどうなるのかが気になってしまいます。
それにしてもノレド、アイーダ、バララとピンク髪が多すぎませんかね?
モンテーロの最期
綺麗な瞳の天才クリム・ニック中尉の専用機、モンテーロ。
9話冒頭でクリム中尉がミック・ジャックと一緒に本国に帰還したためにメガファウナに置いて行かれてしまったモンテーロでしたが、中尉のいぬ間に爆散という最期を遂げることになりました。
今後クリム中尉には新たなMS(宇宙用ジャハナムとか)が与えられるのか、それともモンテーロの2号機が登場するのかわかりませんが、まさか自分のいない間にこんなことになっていようとは中尉も思うまい……。
しかもジャハナムのほうが大事、もったいないと言われていたなんて知ったら……。
それにしてもリギルドセンチュリーにはモビルスーツを無人で動かせるシステムがあるんですね。
モビルドールシステムなのか、モビルウエポンシステムなのか……。
今週のポンコツ姫様
アイーダ姫様は今週もポンコツであらせられました。
揺れるメガファウナで取り乱したり、
G-アルケインで出撃するも加速に驚いてこんなお顔になってしまったり。
前回に引き続いての変顔要員になってしまっています。
さらに「役立たずの私」とご自分の置かれた立場を冷静に判断されたご様子。
そのおかげでしょうか?G-アルケインで初めてとなる戦果をあげられました!!!
なんとマスクのエルフ・ブルックを撃退しております!
これはめでたい!!
ここから姫様が変わっていけるのか、やっぱりポンコツに戻ってしまうのか。
今後に注目でございます。
次回10話は「進撃の巨人」の荒木哲郎監督が絵コンテ・演出を担当。ストーリー的にも転換点となりそうなだけに期待大ですね。
・「Gのレコンギスタ」8話で私が気になった3つのポイント
・「Gのレコンギスタ」7話で私が気になった7つのポイント
・「Gのレコンギスタ」6話で垣間見えたキャピタル・アーミィという組織
・「Gのレコンギスタ」5話で私が注目した7つのポイント
・「Gのレコンギスタ」4話で気になった7つのポイント
・クリム・ニックが天才である5つの証拠
・私が「Gのレコンギスタ」EDを見て気になった5つのポイント
・「Gのレコンギスタ」ポンコツアイーダ姫様の魅力を考えてみた
・自分用「Gのレコンギスタ」用語集をつくってみた
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Comment
2872
もらいっこ??
はじめまして。
いつも楽しく記事読ませていただいております。
ぜひご意見を伺いたいのですが、自分は本編を視聴したときに「もらいっこ」という表現(日本語?造語?方言?無教養で、一瞬わかりませんでした)にとても違和感を感じました。
あえて差別用語のような聞こえがする表現を使っているのか、それとも子供にわかりやすくという意味なのか、と考えてしまったのですが、今の小さい子供にはどう聞こえるのでしょうか?
「おとーさん、モライッコウって何?村IKKO?」
「貰いっ子だよ。養子のことだね。」
「ようし?」
「まあ、本当の子供じゃないってことだよ。」
「ウソの子供なの?」
「うーん、ウソではないかなあ。」
「どういうこと?」
「二人のこどもじゃないってことだね。二人が作った子供じゃない。。。」
「つくる???」
という感じで、生物の授業の導入みたいになるんじゃないかと、そういうの狙ってるんじゃないかと邪推していしまいました笑。
自分も、妹がまだ小学生くらいのときに、食事中にドラマか何かの会話を聞いて「シックスって何?」とか間違って聞き取ったまま、真顔で質問してきて気まずくなっていたのを思い出すのですが、この台詞まわしはどう思われますか?
いつも楽しく記事読ませていただいております。
ぜひご意見を伺いたいのですが、自分は本編を視聴したときに「もらいっこ」という表現(日本語?造語?方言?無教養で、一瞬わかりませんでした)にとても違和感を感じました。
あえて差別用語のような聞こえがする表現を使っているのか、それとも子供にわかりやすくという意味なのか、と考えてしまったのですが、今の小さい子供にはどう聞こえるのでしょうか?
「おとーさん、モライッコウって何?村IKKO?」
「貰いっ子だよ。養子のことだね。」
「ようし?」
「まあ、本当の子供じゃないってことだよ。」
「ウソの子供なの?」
「うーん、ウソではないかなあ。」
「どういうこと?」
「二人のこどもじゃないってことだね。二人が作った子供じゃない。。。」
「つくる???」
という感じで、生物の授業の導入みたいになるんじゃないかと、そういうの狙ってるんじゃないかと邪推していしまいました笑。
自分も、妹がまだ小学生くらいのときに、食事中にドラマか何かの会話を聞いて「シックスって何?」とか間違って聞き取ったまま、真顔で質問してきて気まずくなっていたのを思い出すのですが、この台詞まわしはどう思われますか?
2873
貰いっ子程度の日本語を知らない人まで想定してお話なんか作れませんよ。
自分が極端に無知である可能性は考慮できないものでしょうか
自分が極端に無知である可能性は考慮できないものでしょうか
2874
悪意はないのです
何も悪意はなく、もちろん自分の無教養だとは思ったのですが、そんなに一般的な言葉とは知りませんでした。
気分を害されたのでしたら、そういうつもりでコメントしたのではないので、申し訳ありません。ご返信ありがとうございました。
気分を害されたのでしたら、そういうつもりでコメントしたのではないので、申し訳ありません。ご返信ありがとうございました。
2875
Re: もらいっこ??
コメントありがとうございます。
「もらいっこ」という言葉ですが、私個人の感覚からは特に違和感のある表現ではありませんでした。
確かに少々時代がかっている言葉かもしれませんが、ノレドが言うと不思議と「らしく」聞こえてしまうのですよね。
「養子」「実の子どもではない」よりも「もらいっこ」という言葉のほうが引っ掛かりとなると考えていれられたのかもしれません。
「もらいっこ」という言葉ですが、私個人の感覚からは特に違和感のある表現ではありませんでした。
確かに少々時代がかっている言葉かもしれませんが、ノレドが言うと不思議と「らしく」聞こえてしまうのですよね。
「養子」「実の子どもではない」よりも「もらいっこ」という言葉のほうが引っ掛かりとなると考えていれられたのかもしれません。
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