「防衛省・自衛隊」と「人材派遣」と聞いて、真っ先に名前が挙がるのが「パソナ」だ。パソナの南部靖之代表は過去に国家公務員の再就職について、「人気があるのは防衛省。彼らは知的な戦略家」などと雑誌のインタビューに答えていたし、グループ会社の「パソナキャリア」はすでに防衛省から任期付き若手隊員の再就職支援業務を請け負っている。過去に自衛隊員26万人の福利厚生やカウンセリング業務を防衛省共済組合から受託していたのもグループ会社の「ベネフィット・ワン」や「セーフティネット」だった。
「『セーフティネット』は、ASKAと一緒に覚醒剤事件で逮捕され、現在公判中の栩内香澄美被告が勤務していた会社。社長は海自幹部OBです。栩内被告がASKAと知り合ったパソナの迎賓館『仁風林』には、小野寺防衛相も過去に出入りしていました」(司法記者)
次々と明るみになる防衛省とパソナのズブズブの関係。すでに予備自衛官の「囲い込み」営業も始まっているのではないか。