大統領府の内部文書、持ち出したのは派遣警察官

公職者の不正や動向に関する文書、段ボール2箱分が流出
派遣された警察官が持ち出し、同僚らがコピー
大統領府、管理も事後処理もできず

 朴槿恵(パク・クンヘ)政権発足後、今年2月までに大統領府の民生担当首席秘書官室の監察班が作成した、公職者の不正についての監察や動向報告に関する文書が丸ごと外部に流出していたことが、28日になって判明した。段ボール2箱分の文書は、大統領府民生担当首席秘書官室に2月まで勤務していた警正(日本の警視正に相当)が無断で外部に持ち出したもので、警察の一部の情報担当者らがコピーして横流しする過程で一部のメディアにも流出していたことが分かった。

 国家の最高機関による「対外秘」の文書が、公職者らによって無断で持ち出されたにもかかわらず、大統領府は流出に関与した者を突き止めたり、流出した文書を回収したりする措置を十分に講じていない。大統領府は、民生担当首席秘書官室の監察情報が流出しているとの疑惑が政界の一部で浮上したのを受け、同秘書官室に派遣された警察官らを今年6月に元の部署に復帰させる措置を講じただけだ。

 文書を流出させたとされる警正は、警察の元の部署への復帰を命じられる2週間ほど前、ソウル地方警察庁情報管理部所属の情報分室に、大統領府の文書や自らの私物を持ち込み、2週間後に警察署への異動が決まると、それを再び持ち出した。だが、この警正が問題の文書を情報分室に置いていた間に、同室に所属する警衛(警部に相当)ら2-3人がこの文書をコピーし、同室の職員らがこの文書を回し読みしていたことが分かった。

 警察の関係者は「情報分室所属の一部の警察官らがコピーした文書が一部のメディアに流出し、そのメディアが問題の文書を根拠に記事を掲載したと聞いている」と話した。

チェ・ジェフン記者
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