トップページ国際ニュース一覧英首相 移民規制強化でEUに対応迫る
ニュース詳細

英首相 移民規制強化でEUに対応迫る
11月29日 8時23分

英首相 移民規制強化でEUに対応迫る
K10035840511_1411291012_1411291017.mp4

イギリスのキャメロン首相は28日、EU=ヨーロッパ連合の国々からの移民を規制するための新たな方針を表明し、この問題でEUとの交渉が不調に終わればイギリスのEU離脱にもつながりかねないとしてEUに対応を迫りました。

イギリスのキャメロン首相は28日、来年5月の議会選挙の争点になっている移民政策について演説し、近年、景気低迷が続くEU域内の国々から経済が好調なイギリスへの移民が急増し、学校や病院などで問題が生じていると指摘しました。
そのうえで、移民の規制強化に向けて6か月間就職できない人は出国することや、当初の4年間は税の控除や子どもへの手当などの支援を受けられないようにする方針を明らかにしました。
ただ、これには「人の移動の自由」を掲げるEU条約の見直しを含めEUとの交渉が必要で、キャメロン首相はEUの改革やイギリスとの関係の見直しに向けて交渉に臨むとしています。
イギリスではEUに懐疑的な勢力が勢いを増すなか、キャメロン首相は来年5月の議会選挙で勝利すれば2017年にEU離脱の賛否を問う国民投票を行う考えを表明しており、その前にEUとの交渉に道筋をつけたうえで国民に信を問いたい考えです。
ただ、交渉が不調に終われば「あらゆる可能性を排除しない」と述べてEU離脱の可能性にも触れており、EUに対応を迫りました。

関連ニュース

k10013584051000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ