“韓流”ブームの火付け役となり、中高年に青春をよみがえらせた韓国ドラマ「冬のソナタ」(NHK、土曜午後11時10分)。放送は今週21日で最終回を迎えるが、今後も特番や、早くも『「紅白」の目玉に起用も!?』という声まで浮上。冬ソナブームは冬まで続く?
ラス前の先週、アテネ五輪のあおりで深夜2時からのオンエアながら、10.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と二ケタ視聴率を確保。これまで19回の平均視聴率も14.1%、最高17.6%と11時台のドラマ、それも再々放送では驚異的な数字となっている。
それもそのはず、4月の開始以来、ドラマに関する問い合わせは電話、ホームページ合わせて約2万8000件と異例の注目ぶり。同局でも本編以外に、主演俳優のペ・ヨンジュン(31)をクローズアップした「素顔のペ・ヨンジュン」など関連特番3本を放送。
来日フィーバーを巻き起こしたヨン様、主演女優のチェ・ジウ(29)には「日韓両国の相互理解に貢献した」として海老沢勝二会長が「感謝状」をわたすセレモニーまで行われた。
「これまで見続けてくださった方々に大変感謝いたします。最終話をごらんになり、皆様がさらなる深い感動を覚えられたら幸いです」と柴田亜樹プロデューサーは話すが、ブームはこれで終わりではない。
最終回翌週の28日にも「『冬のソナタ』グランドフィナーレ〜感動をありがとう・ソナチアンのつどい〜」なる最終回記念公開番組(9月11日放送予定)を収録。思い出のシーンや音楽、エピソードなどに浸る内容で、観覧希望には約8万通の応募があった。
さらに今年を象徴する現象だけに「紅白」の目玉企画として“冬ソナ”を推す声も。週刊誌でもヨン様に出演交渉? 恋敵役パク・ヨンハなら歌手としての出場も? などと早くもにぎやか。
NHKでは「一切そういう話はありません」というが、視聴率ゲットに強力な“コンテンツ”になりまっせ!
ZAKZAK 2004/08/18