本日神楽坂にオープンした「かもめブックス」へ行ってきた。神楽坂駅矢来口から歩いてすぐ。今年の4月に惜しまれながら閉店となった「文鳥堂書店本店」の跡地で、神楽坂で約10年間校閲専門の校正会社として営業しているという「鴎来堂」が始める新しい本屋。
本屋が潰れていくと、見聞きする事が多くなりました。大きな原因のひとつとしてインターネットの存在が口の端に上りますが、便利さと張り合うことが本屋にとっての最大課題ではないと思うのです。タイトルや著者名、厚さ、手触り、装丁、纏う雰囲気、本棚の前に立つ自分の感情や状況……。本屋には、目の前に本が並んでいるからこそ生まれる、思いがけない「新しい本との出会い」があります。私たちはいつだって感覚を研ぎすまして、出会うべき本を1冊1冊、その手で選んできました。それが本屋へ行くことの面白さであり、本屋が大切にするべきことだと思うのです。かもめブックスはお客様と本との出会いのきっかけを様々なアプローチで提供し、またそれを継続的にお客様に楽しんで頂ける店作りを行っていきます。かもめブックスがお客様にとっての「新しい本との出会い」の場所となり、その出会いがお客様の生活に刺激をもたらし、さらに新しい思考や人との出会いへと繋がっていくことを願います。(ABOUT | かもめブックスより)
店内を見渡すと雑誌、本の他に紅茶やコーヒーを楽しめるカフェスペースもある。こじんまりとしていて、とても落ち着ける雰囲気。奥に進むとギャラリーもあった。どの本もとても面白そうでどれを買おうか迷ってしまう。個人的には美味しいものや料理に関する書籍のコーナーがあったのが嬉しかった。
「la kagu(ラカグ)」のオープンに続いて、また新しく神楽坂にできた本好きに堪らない場所。仕事帰りにぶらりと寄ったり、休日に好きな本を買ってのんびりお茶を飲みたい。おすすめという「カスカラティー」も酸味が爽やかで良かった。神楽坂プリントーストもすごく気になる。