[PR]

 関連政治団体の資金処理問題で経済産業相を辞任した小渕優子前衆院議員(40)の群馬県高崎市の後援会事務所に、小渕氏の射殺を予告する脅迫状が郵送されていたことがわかった。事務所によると、小渕氏は28日、高崎署に脅迫と公選法違反(選挙の自由妨害)の容疑で被害届を出した。

 事務所によると、27日夕、事務所のポストで職員が見つけた。「小渕優子射殺予告」の表題で「立候補を取り消さなければ次の罪で射殺する」「政治資金規正法及び公職選挙法の何たるかを知らないとは驚愕(きょうがく)」などと書かれ、小渕氏の写真をラベルにしたワインやカレンダーの画像も同封していた。小渕氏宛てで、差出人に「地獄一丁目一番 閻魔(えんま)大王」と書いていた。

 後援会幹部は「卑劣な行為は民主主義社会で許されない」と話した。