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震度6弱の地震 神城断層が10キロ余ずれ動き発生か
11月29日 4時17分

震度6弱の地震 神城断層が10キロ余ずれ動き発生か
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地震の専門家などで作る地震予知連絡会が開かれ、今月22日に長野県北部で起きた震度6弱の地震は、神城断層の一部が長さ10キロ余りにわたってずれ動いて起きたとみられることなどが報告されました。

今月22日に長野県北部で起きた震度6弱の地震のあと、初めてとなる地震予知連絡会が28日に開かれ、これまでの調査や研究の結果が報告されました。
この中で、名古屋大学大学院の山岡耕春教授は、大学内の研究チームによる地殻変動の分析の結果、今回の地震は、近くを通る長さが30キロ近くの神城断層のうち、北側の長さ11キロ余り、幅4キロほどがずれ動いて起きた可能性があり、断層の南側は動かなかった可能性が高いと報告しました。
また、産業技術総合研究所が地震前の先月から今月にかけて、神城断層とその南にある「松本盆地東縁断層」の間で掘削調査を行った結果も報告され、3300年から3400年ほど前の地層に、地震でできたとみられる2メートル近いずれが見つかり、過去には2つの断層が連動してずれ動き、マグニチュード7クラスの地震が起きていた可能性があることを報告しました。
地震予知連絡会の平原和朗会長は「はっきりしたことはまだ分からないが、今回の地震が神城断層の動いていない部分や松本盆地東縁断層などに影響を及ぼす可能性もあり、さらに詳しい調査が必要だ」と話しています。

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