韓国の格安航空 エンジン出火などのトラブル相次ぐ 「安全性に猜疑の目」=韓国華字メディア
サーチナ 11月28日(金)6時5分配信
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は24日、ジンエアーやエアプサン、イースター航空といった韓国の格安航空会社でエンジンから出火するなどの事故が相次いでいると紹介、多くの利用者が格安航空会社の安全性に対して猜疑の目を向けていると伝えた。
記事は航空業界の関係者の発言として、「イースター航空が11月3日にエンジンから出火するトラブルを起こし、エンジンの部品を交換したうえで離陸した」と紹介。約140名の乗客は機内で1時間以上も待機させられたと伝えた。
さらにイースター航空は7月にもエンジンから出火する事故を起こしていたと紹介、「機長が機体全体の検査を要求したものの、わずか2時間の検査の後にフライトを強行した」と紹介した。
また記事は、ジンエアーもこのほどフライト直前にエンジントラブルが発生し、フライトを延期するトラブルを起こしたと紹介したほか、エアプサンも7月に離陸からわずか20分後に機体に故障が発生し、近くの空港に緊急着陸したと報じた。
さらに、韓国国土交通部によるデータとして、2006年から13年にかけて、格安航空会社のフライト1万回あたりの事故発生率は0.63に達し、0.17にとどまった大手航空会社の3.7倍に達したと紹介。続けて、韓国国内には格安航空会社を対象としたメンテナンス施設が存在せず、海外で検査・メンテナンスを実施していると指摘し、「仁川国際空港では現在、格安航空会社向けの格納庫などを建設中」と紹介した。
続けて、多くの専門家の見方として、「韓国政府は安全基準に達していない格安航空会社に対して罰金やフライト停止などの処置を取るべき」と伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は亜洲経済の中国語版の24日付報道の画面キャプチャ)
最終更新:11月28日(金)12時29分
Yahoo!ニュース関連記事
アクセスランキング(経済)
あわせて読みたい
-
韓国が“潜れない潜水艦”の性能検証で“世界最高の作戦能力”を立証・・韓国ネット「故障率が世界最高だろ」「潜ったら最後かも…」XINHUA.JP11月28日(金)1時20分
-
中国もジェット旅客機ARJ製造、韓国は…中央日報日本語版11月26日(水)11時51分
- 日銀に出口も追加緩和もなし、対応能力喪失−早川元理事Bloomberg11月28日(金)0時1分
-
ステルス戦闘機にも使われる炭素繊維、日本の生産能力が世界の4分の3を占める―中国メディアXINHUA.JP11月27日(木)22時47分
-
韓国で人気集める日本の珍しい商品、日本製品は高品質なだけじゃない!―中国メディアRecord China11月28日(金)5時40分
読み込み中…