田中久稔
2014年11月29日07時22分
長崎県対馬市の寺院で仏像が盗まれる事件がまた起きた。窃盗などの疑いで逮捕されたのは韓国籍の男たち。朝鮮半島に近く、歴史的な交流も重ねてきた対馬には朝鮮半島由来の仏像も数多くある。韓国人観光客も多く訪れる「国境の島」は、文化財の管理に頭を悩ませている。
■破られた「厳重保管庫」
対馬空港から車で20分。リアス式の海岸線と自然林で縁取られた静かな集落に、仏像が盗まれた梅林寺はあった。
本堂に隣接して、仏像などを収蔵する鉄筋コンクリート造りの保管庫が立つ。窓には特殊加工を施した防弾ガラス。貴重な仏像を厳重に保管しつつ、観光客らの見学は受け入れたいとの思いからだった。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!