2008年06月05日

室外機の騒音クレームの対策はどうしていますか?

IMG_1961.JPG写真は石油温水暖房機とガス給湯機です。
築3年の新しい住宅です。
3年たってから後の家の人からやかましいとクレームがつきました。
なぜ3年もたってから?と思い騒音測定をしました。
国の環境基準は下記の通りです。

地域     昼間     夜間(午後10時〜翌日午前6時)

AA   50dB(A)以下     40dB(A)以下

A及びB 55dB(A)以下     45dB(A)以下
 
C    60dB(A)以下     50dB(A)以下

AA 療養施設、社会福祉施設等の特に静穏を要する地域
A  専ら住居の用に供される地域
B  主として住居の用に供される地域
C  相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域

ガス給湯器のカタログには48dB(A)
石油温水暖房機のカタログは40dB(A)です。
ガス給湯器の騒音は隣地境界線(0.6m)上で53dB(A)
石油温水暖房機は隣地境界線(0.45m)上で52.5dB(A)
AB地域の夜間の環境基準45dB(A)ですから、ガスが8dB、石油が7.5dBオーバーしていました。
まずメーカーの騒音値は無響室で音源から1m離れた測定数値が基準になっています。
現場の設置位置が1m以内のため当然境界線上では騒音値が大きくなります。
このことを住宅設計担当者知っていないといけませんね。

距離減衰(点音源)の方程式 L0音源 L減衰量 r距離(m)

L=L0−20logr       log2=0.3

音源から2m離れた場合の減衰は20×0.3=6dB(A)
となります。

3年経過したことで燃焼モーターの音が大きくなり近隣の住民がうるさく感じるようなった。
メーカーの騒音値は初期の数値であり、3年たつと約5〜6dB(A)音が大きくなっています。このことを考えると隣地境界より最低2m以上離した位置につけると安全ですね。
距離がとれない場合は防音壁や給湯機の噴出し口以外をサイディングなど遮音度の高いもので囲い内側に生の板状断熱材つけると
かなり遮音、吸音ができます。
エアコン、エコキュートの室外機も同じことが起こります。
古くなって音が大きくなる時のことも想定して設計しましょう。
この測定した家の人は室外機の配管位置をずらす事になりました。
大変なお金がかかります。
私はもともともと音が専門ですが防音コンサルタントの仕事が少なく、高気密高断熱関係の温熱環境の方の仕事をすることになりました。
気密については音も温熱も共通していますね。
どちらも環境がテーマで奥が深いです。
posted by 山男のつぶやき at 00:35| Comment(23) | TrackBack(0) | 騒音と防音
この記事へのコメント
拙宅では全館空調を使っている上に、室外機が隣家と近いので、ご近所に迷惑をかけているのではないかととても気になっています。吸音・防音板の設置を至急検討したいのですが、自宅施工時(6年前)の経験から、ハウスメーカーよりも専門家に依頼したほうがよい結果が得られる気がして、ウエブを探し、山男さんのサイトを見つけました。
こちら、横浜市なのですが、山男さんはどちらでお仕事をなさっていますか?もし遠方でしたら、お知り合いをご紹介いただくことは可能でしょうか?
Posted by 渡辺 at 2008年08月02日 16:16
渡辺様
コメントありがとうございます。私のホームページ(検索「福田温熱」)の問い合わせ先にメールしていただけると渡辺様のメールに返事ができるのですがわかりませんのでブログ上で返事を書かせていただきます。
私は北陸の石川県金沢市の隣の白山市が住んです。
主に金沢、白山、小松、加賀市、隣の県の福井市で仕事をしています。
遠く横浜まではいけませんので、渡辺様の室外機の音対策について提案させていただきます。
まず室外機の真後を見て下さい。
ゴミ、ホコリ、でつまっていませんか?
ゴミ、ホコリがあれば取ってください。音が少し和らぎます。
それでも音が喧しいときはモーターのファンや軸が錆びていると思われます。
これは長年の劣化で仕方がない面があります。
渡辺様の室外機の騒音値がどのぐらいかは横浜市役所の環境管理課、(または公害課)に相談してみてください。私のような騒音の資格者の人がきて測定してもらえると思います。
それと一番迷惑をかけていそうなお隣さんに音で迷惑をかけていないかお話してみてください。
全然気にしていないかもしれませんし、逆に日ごろから喧しいと不満を抱いているかも知れまん。
まずコムニュケーションをとることが音の問題を大きくしないのに一番大事なことです。
もし迷惑をかけていたら私のブログに書いたような対策をしてみてください。
またどうしても室外機の移動とか防音壁ができないときはお隣の家のサッシの室内側にインナーサッシをつけてあげる防音対策方法もあります。
ほんとは加害者側の音を止めるのが基本なのですが・・・。
近隣と仲良くするためにそのサッシの費用の半分を持たせてほしいとお隣にお話した例もあります。
7月28日の私のブログにもお隣との音の解決策を書いています。
ところで渡辺様にお聞きしたいのですがどうして私のブログを見つけたしょうか?
遠い横浜の方から問いおあわせがあったのにはびっくりしました。
できれば検索キーワードを教えてほしく思います。よろしくお願いします。
           福田温熱空調 福田重顕
Posted by 福田温熱空調 at 2008年08月04日 13:04
福田様
大変ご丁寧な回答をありがとうございました!
ただ今職場なものですから、改めて福田温熱空調さんあてにメールをお送りさせていただきます。
どうぞご確認ください。

なお検索キーワードは、はっきり記憶していないのですが、「室外機」プラス「防音」または「吸音」であったと思います。
インターネットのありがたみを、改めて実感しております。。。

横浜市 渡辺
Posted by 渡辺 at 2008年08月12日 13:52
石油給湯器  騒音
で、ググッたら
41〜50件目でヒットしました
Posted by ヨシカ at 2008年11月12日 02:03
>国の騒音規制法の環境基準

ちょっと違うのでは?
おっしゃる環境基準とは

環境基本法 第三節 環境基準
騒音
騒音に係る環境基準について
http://www.env.go.jp/kijun/index.html#kijunlist
環境基準について
 人の健康の保護及び生活環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準として、終局的に、大気、水、土壌、騒音をどの程度に保つことを目標に施策を実施していくのかという目標を定めたものが環境基準である。
環境基本法(平成5年法律第91号)第16条第1項の規定に基づく騒音に係る環境基準について
ですよね?

騒音規制法とは別の法律ですよね?
騒音規制法
この法律は、工場及び事業場における事業活動並びに建設工事に伴つて発生する相当範囲にわたる騒音について必要な規制を行なうとともに、自動車騒音に係る許容限度を定めること等により、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S43/S43HO098.html
規制の対象は
特定の工場・事業場
特定建設作業
自動車騒音
深夜騒音等(飲食店営業等に係る深夜における騒音、拡声機を使用する放送に係る騒音等)
です。

国が定める騒音規制法は生活騒音・給湯器の騒音は
含まれません。
地方で作る条例や協定でも明確な基準を作っている
自治体は少ないです。

だから給湯器がうるさくて良いと言っているわけでは
ありませんが
Posted by ヨシカ at 2008年11月12日 02:44
ヨシカ様
コメントありがとうございました。
騒音規正法を環境基準と混同していました。
ご指摘される前に、法律を見て環境基準とわかりましたがブログを面倒で直していませんでした。
さすがプロのヨシカさんのご指摘ありがとうございます。世の中に私のへたなプログを見ている人がいるんだなとびっくりしました。見る人なんかいないだろうと思っていましたので・・・・。
またブログの内容にも責任を持たないといけないと反省しております。
いずれにしましても騒音問題が多いのには私も驚いています。
私は石川県の田舎に住んでいますが、田舎でもやはりこの騒音の問題が起きています。
都会でしたらまだまだ多いのじゃないかなと思います。
私は温熱環境を主として仕事をしています。
騒音も温熱も目に見えないのでなかなかお客様に具体的に優しくわかりやすく説明するのに苦労しています。
これからもいろりろご指導願えればうれしく思います。よろしければ私のホームページ「福田温熱空調」を見ていただければ有難いです。
ありがとうございました。
Posted by 福田温熱空調 at 2008年11月12日 18:51
私は今、既存民家に向けて設置されている業務用ガス・ヒート・ポンプエアコン室外機(定格出力15kw、高さ2.1m、幅1.8m、重さ一トン、レシプロエンジンでコンプレッサーを駆動、車と同じく排気ガスを放出し、2200まで排気量?可能)の騒音について調べています。様々な業界の方のご意見を拝聴して、昼間65dB以上の騒音を出すこの機械は、夜間でも出力を下げられない機械であることを把握出来たのですが、この機械を製造したメーカーがそのデーターを出してくれない為に、この機械を設置した自動車関連のフランチャイズ店にその事実を突きつける事が出来ないのです。この機械はフランチャイズ店を水田跡地に建設する時、隣接する住宅の住民に、業務用エアコン室外機は民家に向けては設置しないと唯一約束しながら、その舌の根も乾かぬ内に民家の真横と民家の庭に向けて設置してしまったものなのです。私の住んでいる地域は昼間65dB,7:00−10:00pm、60dB,10:00pm-6:00am ,50dBですので、夜間の騒音値は十年間完全に条例違反を犯して来ているのです。この機械によって神経疾患を患った住民が二人いますし、何の防振、防音措置もしない置きベタで置いていますので、すぐ真横に置かれた家は、家の中まで振動し、一軒置いた家では微振動での健康被害が出てしまいました。車のエンジニアの方は私見と言う事で、2200の排気量の車でなくとも一日中エンジン音を聞かされたら人間は神経を病むとのご意見を聞かせてくれました。
冬場のこの機械はエンジンの廃熱を利用して熱効率を良くしているので、騒音値は比較的抑えられていますが、夏場はエンジンの回転数が3倍位になりますので、凄まじいばかりの音を立てていますし、2階部分の床がこの機械の上をふさぐように突き出ている為、反響音も加わっています。店舗側は抗議に対して、何百万もかけて防音壁など建てられるか、訴えるなら訴えろ、との姿勢でいます。このような企業倫理に欠けた会社に反省を促し、善処させることの出来る客観的資料ないしご意見をメールででも欲しいのですが、今現在、手に入れることが出来ない状況に歯痒い思いでいます。
私は東京都に隣接する県に住んでいますが、準工業地域の騒音dBが60の東京都ではこの様な設置はありえないとのご意見も聞き及んでいます。
このような業務用ガス・ヒート・ポンプエアコン室外機を既存民家に向けて設置した事の非常識さを立証して頂けたらと願っています。
長い文章で失礼しました。

Posted by 彩 at 2009年03月06日 23:21
私のサイトをご覧になりコメントいただきありがとうございます。
ガスヒートポンプのエンジン音の騒音ですが、国の環境基準を満たしていない、のみならず健康被害が出で入ること大変困ったことです。
たとえ国の環境基準をクリヤーしていても「低周波騒音」(100HZ)の問題が発生しているように思われます。
まず市や県の公害課、環境管理課へ相談されましたか?
低音域のモーターの騒音は質量測の法則により重たい遮音壁でないと止まりません。
新幹線や高速道路の少し上が曲った遮音壁がありますね。
あのような壁をつくれば20dBぐらいは遮音できますが完璧にとめることは不可能です。
それに音の回析があり、まわりこんで音が伝わる性質がありますので難しいです。
被害を受けている人達が団体で行政に相談されることをお勧めします。
またnetで「低周波騒音訴訟」で検索するといろいろな情報が得られ専門の会社が関東方面ではあります。
行政は個人には対応がいまいちですがですが団体で署名活動されるたものには動かざるをえないようですので皆さんで話し合いされて活動したほうが早いと思います。
町会があるなら町会役員など相談し積極的に会議に参加して町会として行政に訴える方法もあります。
また議員さんにお話するのも一つです。
裁判の訴訟は大変費用がかかり何年も時間がかかるので、やはりいろいろな関係機関に相談する方がといと思います。

Posted by 福田温熱空調 at 2009年03月07日 09:42
彩様
低周波騒音は100HZとつい書いてしまいましたが、正確には100HZ以下の騒音をいいます。
大体問題になっているには40HZ〜60HZの音域のようですね。
頭が痛い、眠れない、心臓がドキドキする、自立神経失調症になる、などいろいろな健康障害があります。
例えば缶コーヒーやジュースなどの自動販売機のモーター音で健康障害が出ています。
ひとによって出る人とでない人があります。
その音の基準は環境基準を満たしているので、行政は基準以下の音なので取り合ってくれないことが起きています。以前NHKでこれが社会問題として放送されました。
個人で訴えても力不足でやはり団体の力が必要に思います。
Posted by 福田温熱空調 at 2009年03月07日 10:45
福田様、
早速のアドバイスをありがとうございました。
私の家は裏の住宅の庭をふさぐように建っていますので、加害音の室外機とは向かい合う形になっています。昨年の6月に、私は突然、他の人間には聞こえないレベルの音が聞こえ始め、凄まじいばかりの苦しみを味わってしまったのです。私の音の苦しみは家人でさえ理解してくれなかったのですが、昨年の4月に奥様を亡くされた右裏手のご主人が、私の苦しみを知る事によって、店舗が出来てから十年間もの長きに渡って、奥様がご主人に聞こえない音で苦しみ続け、健康を害した挙句に、亡くなられたことを打ち明けてくださったのです。私達は低周波音による音アレルギーを発症してしまったことはその後の調べで分かったのですが、この事を自治会長に聞いて貰ってから、自分たちが精神的に病んでいるのに騒いでいると、周囲の人間からのバッシングを受けてしまったのです。このフランチャイズ店に土地を貸しているのが自治会長と竹馬の友である地主であった事が一因のようでした。亡くなられた奥様の苦しみや私の悩みを理解するよりは、地主との付き合いを重要視する人間達によって、苦しみが更に増した感がありました。その後、行政に相談しましたが、他の行政では置かせないと言っているこの低格出力15kwのGHP室外機がどのような代物か理解していないようでして、行政の対応はあくまでも騒音値云々でとのことでした。私の友人が私の事を心配してくれて、知り合いの市議の方に話してくれるまでは、何を言っても行政には伝わらないような気がしていました。昨年の秋にやっと、室外機を囲むように建っている家の住民達と市との話し合いの場を持つことが出来たのですが、行政の担当者は私が用意した書類に目を通すこともしてくれませんでした。
このフランチャイズ店が建つ時に、私の方の住宅の人間も店舗と裏の住宅の住民との話し合いに参加すると、当時の班長に提言したのですが、関係ない住民が何で口出しをするのか、こちらの住民は大人なので個々に交渉しますから、と拒否されてしまったのです。その後、店舗側が裏の住民に唯一口約束をした業務用室外機は民家の横には設置しないとの約束を破って、我が家の真向かいに設置した時に、よもやこのような被害を受ける事があるとは思いもしなかったのです。行政の人間の話では、店舗側は住民に口約束した事さえ認めていないと言う事でした。裏の住民たちが約束したのを聞いていると証言していることは一切無視です。昨年の6月に店舗側が室外機のメンテナンス会社に測定をさせ、測定者が2000で65dB、2200まで出るように設定されていると言っていましたので、夜間の時間制限は完全に条例違反を犯しているとの把握はしているのですが、店舗側は無視を決め込んでいます。
私は、裏の奥様の被害を知ってから、フランチャイズ店を統括している本部に何度か状況を話したのですが、そこは65dBまで良い筈と言い張っていたのです。今年になって様々な方に教えて頂いた知識を伝えました所、ポコッと置いているのですかの言葉を聞くことが出来ましたが、この室外機のメンテナンス会社の人間には、電話で聞いた知識なんかは参考にならないとの言葉を言われているのです。この室外機を製造したメーカーは製造を2000年で止めていますので、メンテナンス会社が何処よりもこの機械を既存民家に向けることの非常識さを分かっている筈ですのに、この会社の企業倫理は無きに等しいと言うのが実感です。統括本部の人間が、夏場のあのすさまじいばかりの騒音とうなり音を聞きに来ると言っていますので、その時にこの設置の非常識さを認識させる事の出来る客観が欲しいのですが、意見を聞かせてくれる企業や行政も、書類としては出してくれないのが現況です。
福田様の室外機の被害についてのご意見は大変分かりやすく、GHP室外機を理解しない(あるいは理解出来ない)人間にも理解させられる内容ですので、お差支えありませんでしたら、彼らに読ませるお許しを頂けませんでしょうか?
亡くなられた奥様の無念、次なる被害者を出さない為にも、自分自身が再び同じ苦しみを受けない為にも騒音、うなり音ともひどくなります夏までに、どうにかこの問題を解決出来ないものかと、悩みは尽きません。
長い文章になってしまい、申し訳ありませんでした。
いろいろと貴重なご意見を、本当にありがとうございました。
Posted by 彩 at 2009年03月08日 00:25
彩様
コメントありがとうございます。私のブログが参考になるのでしたらお使いください。
ただしコピーしてお渡ししないようにお願いします。
こんな話があるとだけでお願いしますね。
彩様というプログ上のニックネームの方とのお話であり私が当事者間に入って解決できる立場でありません。
彩様の本当のお名前も知りませんし、住所も知りませんのでブログ上のコメントで責任もたせれても困りますのでご了解くだい。
私のブログは防音の専門家として私の考え方をまじめに書いて音に困っている人に参考になればと思っています。
もしこれ以上のことで私にお話がございましたら
「福田温熱空調」で検索して私のホームページが開きます。その問い合わせ先に私のメールアドレスがありますのでご連絡されてもよいです。
その時はニックネームではなく、実名、住所をお書き下さい。
NET情報依存症という言葉をご存知ですか?
NETの情報が正しいと信じてしまう人、その知識を振りかざしてあたかも自分が考えたように話をする人のことをいいます。
そんな方に限ってNETを利用するだけ利用し、実名も住所も言わないのですね。
彩様は私のコメントにまたまじめに返事のコメントをいただきましたのでそのような方ではありませんが・・。
横浜の方でやはりコメントの後メールのやり取りで私から防音のアドバイスしまして、いい防音工事屋さんを現地で見つけ防音工事がうまく成功しましたと感謝の言葉をいただいたことがあります。
コミュニケーションが大切ですね、お互いに感情的になっては物事を解決はできません。
粘り強く交渉が大事だと思います。
Posted by 福田温熱空調 at 2009年03月08日 17:48
福田様
いろいろとありがとうございました。
今回の音の被害につきましては、様々な分野の方にお電話でお話を伺いまして、この機械が、既存民家の横にはまともな企業ならば設置しないということを早い段階で把握出来ていたのですが、前述のメンテナンス会社、製造会社とも何処よりも、誰よりもその設置の非常識さを認識していながら、無視を決め込んでいます。メンテナンス会社に至っては、書類を持っていないんでしょう?との逃げの姿勢でいます。
私は、今、4軒の家の問題として、これを住んでいる地の行政に訴えていますが、他の行政の方々のように、何故この機械というものの問題点を把握してくれないのかと歯がゆい思いをどうすることも出来ないのです。
情報を教えてくださった会社の、会社名を出しても良いですよとの了解のもとに、会社名を行政に伝えても、あくまでも騒音値云々との姿勢で私の話の確認さえしてくれないのが現況です。この機械が、メーカーでさえ認めている、昼間の騒音のdBが夏場においては夜間にも下げられないことを行政が把握してくれたならば、問題を解決出来ることが分かっているのですが・・・、亡くなられた奥様のご主人ともども悔しい思いでいます。
私が音アレルギーの苦しみから抜け出すことが出来ましたのは、自分の状態を把握する情報を様々な方から頂くことが出来たからと感謝いたしております。もしもあの苦しみの原因を掴むことが出来ませんでしたら、裏の家の奥様のように自分の状態を何も掴めぬままに、長い間苦しみ続けることになったことは想像に難くありません。
裏の奥様はご自分の苦しみを表ざたにすることによって、他人に奇異な感じに捉えられるのが嫌であったからと、私が発症した後でご主人が打ち明けてくれました。奥様の長い間の苦しみを考えると、設置しないとの約束を破った店舗側を許すことは出来ません。
私はこれまで情報を下さった方々にはとても感謝致しておりますので、その方々に迷惑をおかけすることはしないように気をつけてきましたし、ご了解頂けない限りはお名前を出すこともしてきませんでした(メーカー、メンテナンス会社に関しては別です)。
統括本部がそれなりに調べて善処してくれることを住民達は期待しているのですが、この機械を既存民家に向けて設置することの非常識さをどこまで認識してくれるか、疑問です。
私は、統括本部が住民を訪ねて来ました時に、こちらに載せて頂いた内容を私の考えとして伝えるつもりでおりますので、福田様に教えて頂きました情報を、お許し頂けましたら、その時に口頭で伝えるお許しを頂けたらと願っております。
統括本部に来て貰うのは、夏場の外気温の下がらない頃にと考えておりますので、その時にはどのような結果になろうとも、福田様のホームページに被害者、加害者とも実名でご報告させて頂くつもりでおります。
福田様に裏の奥様や私の被害を知って頂くことにより、他の被害者の方々の参考になればと思うからです。
程なく60歳を迎えます素人の私が、低周波音であれ、騒音dBであれ、ガス・ヒート・ポンプエアコン室外機であれ、何故これ程までに情報収集しなければ行政一つ動かすことが出来ないのかと考えますと、どれだけの人間が自分の被害の状況を理解出来ないままに苦しんでいるのだろうと・・・とそんな思いに行き着きます。
亡くなられた奥様のように十年間苦しみ続けることのない世の中であって欲しいと思っています。
いつも長い文章で本当に申し訳ありません。
良い結果をお伝えする事が出来ればと願っています。







Posted by 彩 at 2009年03月08日 21:49
失礼します。携帯からなので全部は読めていませんが
以前換気扇騒音について少額訴訟を起こした事のあるものですが
一つだけ申し上げておきたいのは、環境基準の数値は
たとえそれがその地域で工業用に設定されたものであっても
民対民のトラブルの際の参考になると役者の環境科の方がおっしゃっておられました。
2ちゃんねるという掲示板にもたくさん色々な情報があるようですので
ご参考までに
Posted by けん at 2009年04月30日 18:28
けん様
コメントありがとうございます。
そうですか環境基準は法的拘束力がそんなにないと思っていましたが力のなるのですね。
2チャンネルの掲示板を見てみますね。
ありがとうございました。
Posted by 山男のつぶやき(福田温熱空) at 2009年04月30日 19:38
福田様
過日は大変お世話様になりまして、ありがとうございました。お電話で直接アドバイス頂けました事、心より感謝致しております。
しばらくコンピューターと無縁の生活をしておりまして、久方ぶりにブログを拝見させて頂きました。音の悩みを抱えていた当時の自分を思い出しますと、あの当時の苦しみが甦って来てしまいます。私や裏の奥様のように、音で苦しんでいる人々の解決の参考になれば・・・と、福田様へのお礼状の抜粋を載せさせて頂きます。

(今日は嬉しいご報告をさせて頂きます。この度、裏の亡くなられた奥様や私に音の被害をもたらしておりました定格出力15kw、レシプロエンジンでコンプッレサーを駆動するガス・ヒートポンプエアコン室外機がフランチャイズ店舗の統括本部の担当者の方の、「この室外機の設置は、法律的にはゆるされても、人道的にはゆるされない。」との有り難いご配慮のお陰で移設されました。
今年の6月(注・2009年)に、かねてよりGHPの機械について調べるようにお願いしておりました統括本部の方から、「機械については把握したので、フランチャイズ店舗の場所を知らせて欲しい。」との連絡を頂きましたので現地に来て頂きました。
ー中略ー
今、私は、何が嬉しいかと言いますと、昼間の騒音が聞こえなくなったのもさることながら、寝ながらに、あの低いうねり音(?)を聞かないで済むようになった事です。
このような結果を迎えられましたのは、福田様始め、識者の皆様のお陰と心から感謝致しております。
唯一の心残りは、裏の奥様の存命中に、この問題を分かって差し上げられなかったことです。
これからは同じような音の被害に遭われた方の助けになるように、私達の経験をしたことを伝えていこうと思っています。
それが、これまで助けてくださいました方々へのご恩返しに繋がるのでは・・・と。考えています。
色々とありがとうございました。)

この室外機(高さ2.1m,横幅1.8m,重さ1t)は、べた置きと云う、何の防振・防音の配慮もされてない設置であったのに、メーカーは問題解決に関しては、常に逃げの姿勢でした。問題解決後に、企業倫理について問い正した所、「あんな機械は、民家に向けて設置するものではない。」と、初めて、フランチャイズ側の非を認めていました。
企業が、企業倫理や企業責任を重要視していれば、このような被害を受けることはなかったのに・・・との思い、消え去りません。
福田様始め、私が住んでいる以外の行政、他メーカーの会社、等等のたくさんの方々のお陰で音の被害から逃れる事が出来ました。
ありがとうございました。
皆様に心から感謝致しております。

けん様、貴重な情報ありがとうございました。
                 彩
Posted by 彩 at 2010年09月21日 01:54
彩様

コメントありがとうございます。
エコキュートの騒音の問題のNHKニュースの反響は大きく、室外機の騒音に苦しんでいる人にやっと光が少し差してきた感じです。

特に低周波騒音の調査を環境省がはじめることになったのは画期的な前進です。

これで終わることなく騒音問題をまた私なりに訴え続けますね。
Posted by 山男のつぶやき at 2010年09月21日 06:45
灯油給湯器 騒音
のキーワードでこちらのHPにたどり着きました。
騒音問題は根が深いですね。建て替える時にはいろいろと参考にさせていただきます。
Posted by umezu at 2011年10月09日 15:25
umezuさん

コメントありがとうございます。

室外機の騒音問題、特にエコキュートの室外機の深夜の騒音問題がTVや新聞などでとりあげれ、群馬県高崎市では大手住宅会社と給湯メーカーを相手に弁護士が裁判をかけて訴訟が起きています。

私は口をすっぱくしてこうした騒音の専門家として問題提起をしてきましたが、ようやく社会問題としてマスコミなどが報道されるようになりました。

この低周波騒音で不眠、動悸、頭痛、血圧の上昇、めまいんや心的ストレスで悩んでいる人たちがたくさんいます。眠れない人には睡眠薬を飲んでいる人もいるのです。

これを住宅メーカーさん、工務店さん、住機メーカーさん、家を建てる人、リフォームする人にこの現状を知ってほしいのです。

微々たる私の力ですが、このような騒音に悩まれたときはまた相談してくだい。
何かの力になれると思います。
Posted by 山男のつぶやき(福田温熱空調) at 2011年10月09日 17:22
検索から失礼します。
うちも似たようなケースで少し困っています。
我が家が建ったあとにお隣さんが立ちました。
冬になり低い音が我が家で響くようになり、原因を調べてみるとお隣の床暖房(エアコン連動)の音でした。
しかもその設置した位置が我が家のリビングの窓の真正面という...。
お隣さんとは仲良くしてもらっているので、相談させてもらいました。すると早速建設会社に連絡をし、そちらの配慮が足りないからこういう事になっているのでは?とまで言ってくださいました。
が、一条工務店からの正式なコメントは「法律に則って建設している。騒音も規制値内。よって当社に責任はない。」要約していますがこう言われてしまいました。
法律に則っているのは当たり前のことですが、近隣への配慮が足りないというのはいかがなものかと。

今防音について調べているところでこちらを発見しました。大変参考になりました。
Posted by ボル at 2011年12月25日 13:59
ボル様

コメントいただきありがとうございます。
ボル様もやはりお隣の室外機の騒音でやっぱりお困りなのですね。

私は防音の専門家として、ほんとにエアコンやエコキュートの室外機の騒音問題でこれほどまでに多くの方が被害を受け社会問題になっているのに、もっとメーカーや業界団体、建築会社、環境を扱う行政がしっかり対策をとらないのに腹立ちさを感じています。

群馬県高崎市の弁護士さんがエコキュートの騒音訴訟をを起こし今、頑張っておられます。心強いです。

誰も御隣と音の問題でケンカなどしたくはありませんね。

しかし不眠や健康障害が起きれば静かにして欲しいと訴えるのは当然のことです。

これは隣人が悪いのではなくて、勧める建設会社、製造メーカーがしっかり防音対策の指導をすればほとんど解決することなのです。

エコキュートは国が補助金まで出しているほどすぐれた省エネ高効率機器です。

もう300万台も全国に販売され普及しています。

いまさら、これを製造禁止にすることは無理なことです。

これを造るメーカー、使用する建築、建設会社が騒音に配慮して室外機の設置位置、近隣のお家の状況を把握し設計施工すればほとんど問題は起きないのです。

どうしても御隣と近い場所に設置しなければならないときは電気温水器を使うようメーカーや業界団体の建築会社や家を建てるお施主様に啓蒙稼動をしなければなりません。

エコキュートのメーカーのカタログを見るとほとんど38dBです。これは環境基準をクリヤーしている騒音値なのですが、公的試験期間の無響室のデーターです。

建築の住宅現場はブロックや土間コンクリート、外壁などあり反射音、拡散音などがあり音圧があがり約6dB〜8dBの高くなることをメーカーや建設会社がほとんど知らないのです。

メーカーの38dBから法律的に問題もんだいないんだといっているのですね。

建築屋はこの機器を使うことで音源が増幅され深夜の住宅地の隣地境界線上で45dBを越えないように環境を守る施工責任があるのです。
実際、個人差はありますが、45dBでも低周波騒音障害者になる人が多く私は少なくともAA地域(病院、図書館など)の40dB以下にするべきだと思っています。

これを怠っているからこんな問題が起きてくるのですね。

よろしければ私の「山男のつぶやき」のブログ記事2011年4月17〜19日、2011年、6月1日の記事を見ていただければ少し参考になるかもしれません。

エコキュートの問題発生から、対策、解決策、技術的自己防衛など、実際に起きた問題点を書きました。


Posted by 山男のつぶやき at 2011年12月25日 17:52
アパートの上階に住む方のエアコン室外機の音がうるさく、検索してこちらのブログにきました。
日中はほとんど気にならないのですが、深夜もずっとつけっぱなしのようで、
定期的に大きな音と振動があります。ずっと低音がするのですが、強くなるときと、強いのが収まるときがすごいです。
ベランダの無いアパートなので、1階の私たちの寝室の雨戸の、戸袋の前に室外機があります。
設置時、いいですかぁ?と聞かれ、考えず、良いですよと返事をしてしまったため、いまとなっては、リビングの前にしてもらえばよかったと後悔してます。
自分の生活の中でエアコンをつけっぱなしで寝るという感覚がなく、迂闊でした。
わたしたちは、日中は仕事や学校で留守ですが、朝と夕方は、こちらも騒がしくしていると思うので、たかだかエアコン室外機の騒音で、苦情も言えません(T_T)
良い方ですし…。
でも、冬の間、これがずっと続くと思うと、、、
こどもたちはスヤスヤと寝てますが、この重低音を耳と体で無意識の内に感じながら寝てるのって体に悪くないんでしょうか?
頭を向ける方向を変えたりはしてますが…。
故障…でしょうか。
確かめる術もなく、ただただ後悔と苦痛の日々。
ほんとに、リビングの前にしてもらえばよかった(T_T)(T_T)(T_T)
誰も言う人が居ず、こちらに愚痴をこぼさせていただきましたm(__)m
Posted by みかん。 at 2011年12月26日 02:48
みかん様

コメントいただきありがとうございます。

私は防音と温熱環境の仕事が主なのですが、エアコン工事もしております。

室外機が工事業者にお話すれば少しお金がかかりますが、移動してくれますよ。

それより上階の人の室外機とご自分の寝室の雨戸の戸袋の室外機のダブルの騒音でお困りですね。

まず窓が一番弱いので今あるサッシのガラスの内側にインナーサッシをつけてみてください。

内枠を取り付け、できればペアガラスサッシに・・。
今あるサッシのガラスの厚みと違う厚みにすることが大事です。

これでかなり防音になります。

国のエコリフォームの住宅コポイント制度も来年1月25日から復活が決定しました。

窓の大きさによりますがポイントがもらえます。
このポイントを商品にかえたり、また業者へ即時交換制度で申請すれば補助金を工事費の一部として国から業者に振り込まれるシステムです。

ホームセンターでも最近このサッシのリフォーム工事をしているところがありますので相談して見られたらどうでしょうか。

まず行動を起こしてみてください。きっといい方向にいくと思います。
Posted by 山男のつぶやき at 2011年12月26日 19:53
さっそくのお返事ありがとうございますm(__)m
移設代金として、包んで、2階の方にお願いして見ようと思います。。。
築年数がかなりの、両親所有の木造アパートなので、防音はもちろん、断熱効果もありそうですし、サッシの件も相談してみます!

外は今日も、定期的に、サイレンのような音が響いておりますが、コメントのおかげで、だいぶ、明るい気持ちになりました。
ほんとうにありがとうございました。
Posted by みかん at 2011年12月28日 00:48
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