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台湾が成長率・輸出予想引き下げ、中国・欧州経済厳しく

2014年 11月 29日 02:39 JST
 
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[台北 28日 ロイター] - 台湾は28日、2015年の輸出と成長率の予想を下方修正した。主計処は、主要貿易相手の中国と欧州の経済情勢が厳しいことが理由としている。

15年の輸出は4.09%増から3.56%増に、成長率は3.51%から3.50%に引き下げた。

今年の成長率予想は3.43%とし、従来の3.41%から若干上方修正した。第3・四半期の域内総生産(GDP)改定値は前年同期比3.63%増で、10月に発表した速報値の3.78%増から下方修正した。

輸出予想の引き下げは、主力輸出品目であるハイテク製品に対する需要が、アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の新型スマートフォンの販売が一段落するに伴い減退するとの懸念を台頭させる可能性がある。

経済部は前週、世界のハイテク製品需要の指標とされる輸出受注が今年過去最高になるとの見通しを示した。しかし、輸出受注統計は、台湾企業の海外での受注も含めている。

「(域内からの出荷を示す)輸出と輸出受注には大きなかい離がみられている。エレクトロニクス製品について言えば、約9割は海外生産」(KGI証券)という。

主計処は、2015年のインフレ率予想も1.46%から0.91%に引き下げた。

 
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