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お嬢さま稼業も楽じゃない 作者:如月

お嬢、ニヤける。

毎度、お読みいただきありがとうございます_(._.)_
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
夏期講習通いの合間を縫って、浴衣作りも佳境に入ってきた。
浴衣を縫ったところで着ていく場があるわけじゃなし・・・・・。

そして母にも手伝ってもらってついに浴衣が完成した。

「真莉亜さん、頑張ったわね」
母はにっこりと微笑んで満足そうだ。

「そういえば、蛍狩りに招待していただいてるの、この浴衣を着て行きましょうね」
は?何それ、初耳なんだけど?
母の話によると、本城グループ傘下のホテルで蛍の夕べという催しがあるそうだ。要するに蛍鑑賞会というわけだな、そこに着て行けということらしい。

蛍か~・・・本当は夏祭りで好物のすもも飴なんぞを食べたいところなんだけどなと思うが、そんなことが叶うはずもない。祭りと言えば、子供の頃は金魚すくいに精を出し、従兄弟とその腕を競ったものだった。ポイは最中じゃダメだ、やっぱり紙で出来てるのがいい。

破れてもヘリのところですくうのだ、金魚は家で飼っても結局世話は母親に任せきりで、叱られるのですくうだけで満足していた。かっこよく言うとキャッチ&リリースである・・・バス釣りかよっ!

「真莉亜さん?」
まったく違うことを考えていて返事をしないわたしを、母がいぶかしそうな顔で見ていた。
「わかりましたわ、お母さま」
いかん、いかん、金魚すくいに思考が奪われていた。

「当日は学苑の方も何人かいらっしゃるんですって」
へぇ・・・じゃあ、貴彬のクラスの連中じゃないのか。わたしは佐緒里ちゃんと虎徹くんくらいしか知らないけど。
「夏休みだとお友達にもなかなか会えないでしょう?美紗子さまが苦心されたみたいでね」
「そうでしたか、では当日を楽しみにしておりますわ」

貴彬があまりに勉強漬けなのを可哀想に思ったということなんだろう、まぁわたしは関係なさそうだな。
わたしは母にそう言うと、塾の予習がありますのでと自室へ向かった。



友達といえば、車で送った一件以来、桜ちゃんとは親しくなった。
ある日、休み時間におしゃべりをしていると、ペットの話になった。前世では犬と猫がいたが、大道寺の家ではペットは飼っていない。
彼女の家にはスコティッシュが親子でいるらしい。見せてほしいとお願いしたら、喜んでスマホの写真をスクロールしながら何枚か見せてもらったのだが・・・・・。

猫はかわいかった、だがしかし、わたしは彼女のスマホの壁紙のほうに釘付けになっていた。しかもスクロールしている写真の中には、何枚かコスプレをしているような写真が混ざっていたような・・・・。
壁紙には二次元イケメンが颯爽と剣を構えているように見えるのだが、気のせいだろうか?

ちらっと目にした写真にも同じような格好の人物が・・・・・・。

その時は、あえて何も聞かなかったのだが、何日か経ったある日、どうしても我慢が出来ずにさりげなく聞いてみた。
とりあえずはもう一度、にゃんこの写真を見せて欲しいと頼んだが、もちろん本題はそちらではない。
先日よりも更に写真が増えていたので、そちらも堪能させてもらった後、今さっきちょっと気が付きましたよという顔をして聞いてみた。
「あの、宮園さま 少しお伺いしてもよろしいですか?」
「改まってどうされました?」
「猫ちゃんの写真、とてもかわいらしくて癒されましたわ ですが・・・・」
「?」
「その中に、見目麗しい方のお写真も入ってますわよね?」

そう尋ねた瞬間、桜ちゃんは見事に固まった後、急に慌て出した。
「あ、あの、そ、それは、そのっ・・・・見てしまわれたのですね・・・」
「ええ、この目でしっかりと」
はぁ~・・・・と長々とため息を吐いた後、わたしの顔をじっと見た。

「大道寺さまとは、ここ何日か色々お話させていただいて、わたくし、今後もお付き合いさせていただければと思っております」
「ありがとうございます わたくしもぜひ宮園さまとは末永くお付き合いしたいと思っていますわ」

天宮嬢と桜ちゃんは元々は直接のお友達というわけではなかったそうだ。桜ちゃんの従姉妹が天宮嬢と幼稚園から一緒で、その繋がりで親しくなって、貴彬のファン同士ということもあって仲良くなったらしい。
ぶっちゃけ、性格はそんなに合わないということを言っていたから、ただ親しく話してはいるが、友達というわけではなさそうだった。まぁ天宮嬢と仲良くしてようがいまいが、わたしと桜ちゃんの関係に何がしか言ってこなければ、別に問題があるわけじゃない。

だから、夏期講習が終わっても、仲良く出来たらいいなとは思っていた。

桜ちゃんはしばらく考えるように目を瞑っていたが、やがて決心がついたのか、切り出してきた。

「もしよろしければ、講習が終わった後、少しお話したいことがございますの」
「かまいませんわ 家には連絡しておきますので」
「本当ですか?でしたらぜひ我が家にいらしてくださいません?」
「よろしいのですか?」
「かまいませんわ 母もおりませんし、気兼ねなくお越しください」
わたしは二つ返事で伺うと告げた。

母に連絡を入れると、たまにはいいでしょうという返事が来て、帰りは吉田さんに直接連絡するように言われた。
そして宮園家の車で、桜ちゃんの家にお邪魔することになった。

桜ちゃんの家は、さすがに本城家や綾小路家ほど大きいわけではないが、立派な作りの邸宅だった。
明治頃に見られる洋館のような建物で、レトロな雰囲気がたまらない。

「素敵なお宅ですわね」
「ありがとうございます」
桜ちゃんは微笑んでいた。

家に入ると、居間に通されて桜ちゃんと向かい合う形で座った。
しばらくすると、メイドさんがお茶とお菓子を持ってきてくれ、セッティングすると下がっていった。

「あの、これからお話することは、大道寺さまとわたくしの間だけのお話にしてくださいませんか?」
「ええ、もちろんですとも わざわざご自宅にまでお招きくださるんですもの、あまり他人よそさまに聞かれたくないお話というのはわかっておりますから」
わたしがはっきりとそう言うと、やや重い口調ながらも話してくれた。

桜ちゃんには4歳上のお姉さまがいらっしゃる。お名前は楓さまとおっしゃるそうで、鳳仙に通っていたのだが、寮生活がどうしても嫌だとご両親に泣きついて、系列の通学出来る女子校の中等部を受験されたそうだ。見事、合格され、現在は高等部にいらっしゃるそうなのだが。

「私立と言えども、女子高ですわ 外部からも様々な方が受験されます」
「そうでしょうね」

鳳仙は同じ系列の中でも群を抜いてお金持ちが集う学校である・・・落ちるとは言わないが、他の姉妹校はそこまで家柄や資産にこだわって入学させているわけではなさそうだ。経営だってあるもんね、そりゃそうだと思う。

「それで・・・その・・・・」
言いにくそうだな、まぁ大体察しは付いている。恐らく楓さまは前世のわたしと同様、二次元をこよなく愛する、立派なご腐人なんだろう。愛するが故、そのキャラになりきりたいと、コスプレに走ったというので間違いないんじゃないだろうか。

「コスプレ、ですわよね?」
「・・・・ええ・・・・・」
わたしとしては楓さまとぜひお友達になりたいが、ここは冷静に話を聞く雰囲気を作っておかねばならない。桜ちゃんも同じように二次元を愛しているかがポイントなのだから。

桜ちゃんの話によると、ご両親がお仕事で忙しく、姉上がどっぷりと浸かるまで気付かなかったんだそうだ。気付いた時にはすでに姉上はすっかり二次元ヲタの住人になっていたそうだ。
最初はご両親も悲嘆し、コスプレを止めるように姉上を説得しようとしたらしいが、徒労に終わったそうだ。まぁ一度ハマったらなかなか抜け出せないのはわたしにもよくわかる。

ただ、勉強はしっかりやるという約束は守っているらしく、ご両親もすっかり諦めムードで黙認されているらしい。

姉上ほどではなくとも、同じ血が流れる姉妹である。
多少は感化されたのだろう、恐らく桜ちゃんも二次元が好きになりつつあるんじゃないか。
わたしの予想はそう告げているし、わたしとしてはぜひ同じ趣味を持つ者として友情を深めたいと切望するが、どうなんだろうか。

「もし、間違っていたらごめんなさい、宮園さまも、お好きなんですの?」
「姉ほどではありませんが・・・わたくしも・・・好きなんです・・・・」

「そうでしたか・・・・わたくしも少し、興味がありますのよ」
「えっ!大道寺さまが?」

「ええ、わたくしはコスプレは自分がしたいわけではございませんが、その、イラストとか・・・」
「イラストですか?えっと・・・スチルコレクションとか、わかります?」
うお~っ!わかる、わかるよ、めっちゃわかるっ!でも言えないこの辛さ・・・・。

「スチルって何ですの?」
「あの・・・説明するより、見ていただいたほうが早いですわ 少しお待ちになって」

そう言ってすくっと立ち上がると桜ちゃんは居間を出て行った。しばらくすると桜ちゃんはスチルが描かれているだろう、画集を持って現れた。

「これがスチルですわ・・・それを集めた画集ですの」
「見てもよろしいのですか?」

「ええ、どうぞ わたくしも姉から譲ってもらったものですし」
どれどれ、ねーさんの趣味はどんな感じ・・・ああ、わたし好みの絵師さんだ、この画集いいなぁ。

「きれいですね、彩色の仕方が綺麗で好きですわ」
「大道寺さまもイラストがお好きなんですものね!」

彩色も美しいが描かれているイケメンたちがめっちゃ美麗ではぁはぁしそうになる。

あーーーっゲームやりてぇっっ!!

「わたくしはイラストよりも、その・・・・ゲームの中の人、と言いますか、声が好きなんです」
おおっと、イケボに弱いんですねっ!わかるっわかるよっ!

二次元イケメンにイケボ、サイコーーーーッ!!

「そうですか、別にかまわないと思いますわ、趣味は人それぞれですもの 誰かに迷惑がかかるものでなければ、楽しまれればいいではありませんか」

「そう、思われますか?」

「ええ、わたくしもこういう綺麗なイラストが好きですし、お姉さまは衣装が、宮園さまは声がお好きなだけではありませんか?」
というか、この件に関して、ひと様にとやかく言えるわけないだろ、このわたしが。
基本NLだけど、絵が好みで贔屓のイケボならBLだって美味しくいただけますわよ、わたし。

「大道寺さま・・・こんなわたくしでも仲良くしてくださいます?」
「もちろんですわ 宮園さま、今後もよろしくお願いいたします」

ていうか、桜ちゃん、あなたのような人に会いたかったの、わたしはっ!
この世界でも、語れる友人が出来るとは夢のようだ・・・・・・いつかきっと一緒にイベント行こうねっっ!!

こうして、わたしは思いがけず趣味も合う友達を持てることになった。

わたし、イケボも好きだったのよね~
好みの声は低めでやや掠れ気味で甘い声か、同じく低めで硬質な声が好きだった。
あ、でも少し高めでも息多めの色っぺ~声ならおっけーだったな。

いつか、ゲームも貸してもらえるといいなと思いつつ、綺麗な画集を見せてもらって眼福で有意義なお宅訪問だった。

車に乗ってる間もニヤけていたら、随分楽しそうでいらっしゃいますねと吉田さんに言われた。

萌えを分かち合える友を見つけた喜びに浸ってるんですよと言う代わりに、満面の笑みを浮かべて「ええ」と答えておいた。





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